【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫

2chの佐々木スレに投稿されたssの保管庫です

佐々木スレ5-247 電車睡眠

2007-05-01 | その他佐々木×キョン

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 12:44:30 ID:rNInMA/y
「キョン、人は車や電車の中でよく寝るだろう?
あれはだね、車や電車が動く時の揺れのリズムが人の睡眠に適したリズムだからだそうだ。
また、人間にとって仮眠は大切なものだ。たかが5分、10分・・・と思うかもしれない。だがその睡眠がそれまでの睡魔や疲労感を解消してくれるらしい。
ところでキョン、まさかキミは授業中に寝ていないだろうね?仮眠は休み時間や昼休みにでもするべきだ。まぁ、それは今はいいだろう。 それ故に車や電車・・・今は電車だが、ここでの仮眠は多忙な生活の中で重要な要素であってだね、僕もいま少々睡魔が・・・」









佐々木よ。何が言いたい?
「き、キミの肩で寝てもいいだろうか?」


248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 13:05:48 ID:kEtABFhv
>>247
なんという萌え・・・

佐々木スレ5-244 アニマル症候群

2007-05-01 | その他

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 12:14:36 ID:m5Uu31zi
ペットショップ行ったら動物大好きだから興奮しそうだなササッキー


245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 12:36:35 ID:czVvewM4
僕としたことがね、アニマル症候群に陥ってしまったのさ


246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 12:42:15 ID:MjX5e93K
>>244阪中さんをつれていくことで効果倍増


249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 13:09:32 ID:CmXmCvSc
                      o   o         O 。
     ○ o           。   o          o。
      o 。            。  。゜         o
      ゜。 __________________________
       || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ||.‐‐v‐-_.        オツレサン デスカ? ,. ‐-ー- 、
       ||‐<介>‐!ヽ クラゲ…            ノ /    ヽ
       ||NVハVN! i        ∧_∧     ノハハハハハ !
  <コ:彡  || ┃ ┃ |i〈      ( ´ー`).  Σ !| │ │;iリ)! エート トモダチ
       || ''' - ''ノハヽ、    (    ).     ’ 、Д ,ノル´  …ノ シリアイ デス
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     . /⌒ヽ、   /⌒ヽ、   /⌒ヽ、   /⌒ヽ、
     (  ・ー・)ノ (  ・ー・)ノ (  ・ー・)ノ (  ・ー・)ノ
     ノリリ从ルヽ ノリリ从ルヽノリリ从ルヽ ノリリ从ルヽ
      ./⌒ヽ、.       ., -‐- 、   o    /⌒ヽ、
    ヽ(・ー・  )     ,'. /  ト、 ヽ 。 .   (  ・ー・)ノ
     ノリリ从ル  .  i. ((从ソ 从〉゜    ノリリ从ルヽ
               l. (|┳ ┳i!l
     . /⌒ヽ、    ハNiヘ''' .ヮ∩ハ!      /⌒ヽ、      、、、
     (  ・ー・)ノ      (づ ´)ソ     ヽ(・ー・  )    ><巛゜<
     ノリリ从ルヽ.     (゛ヽ/i       ノリリ从ル   、、、 '' ''
  .               (_,/ノ               ><巛゜<
      ./⌒ヽ、 .  /⌒ヽ、   /⌒ヽ、  /⌒ヽ、    '' ''
    ヽ(・ー・  ) ヽ(・ー・  ) ヽ(・ー・  ) ヽ(・ー・  )
     ノリリ从ル  ノリリ从ル  ノリリ从ル ノリリ从ル


250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 13:52:36 ID:rR+Oo+KS
佐々木さん何やってるんですか佐々木さんwww

佐々木スレ5-231 佐々木vsハルヒ

2007-05-01 | 佐々木 vs ハルヒ

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 09:14:01 ID:bOrMjJmX
ゴゴゴゴゴゴゴ…
「涼宮ハルヒ!!あなたにキョンは渡さない!!」
「何よ!だしぬけに!勝負だったら受けて立つわ!」
「くっくっ、こうなれば身体で決着をつけるしかない!卑怯は承知だが、そのバニーには細工をさせていただきました」
「はっ!あたしいつの間にバニーに!そしてこの異物感は一体!?」
「このスイッチを入れると」
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…
「!?」
「スイッチを切ると」
シーン
「入れると」
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…
「んっっっっっ!!」
「ターボとか」
ヴヴヴヴヴヴヴヴ!
「あああ!あ!あ!」
「切ったり入れたり入れたり切ったり☆」
「ひゃめー!」
「切。」
シーン
「止めないでー!!」
「思い知ったか!あなたはもはや私なしでは生きられない身体!キョンの事は忘れるんだ!」
「うううう…」
「次は商店街だ!」

……

「という夢を見たんだがー、これってどういう意味だろうね?」
「し、知るか!僕に訊くなよ!」


いや、もう吊ってくる。

佐々木スレ5-222 「僕のおっぱい:後日談」

2007-05-01 | 胸関連

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 08:55:43 ID:pnMlpvvx
『僕のおっぱい:後日談』
僕のおっぱいはえーカップ。発展途上国のように夢と希望がたくさん詰まっている、そんなおっぱい。
僕の理想はでぃーカップ。先進国のように周りから羨望の眼差しで見られる、そんなおっぱい。
…そんな話も過去の事で、今は理想のおっぱいを手に入れる事に成功した。無論、愛しのキョンのお陰だ。
夏、暑い部屋でキョンと2人きり。キョンのフェロモンが良い感じに漂ってきて正直困る。
持て余した体を発散するべく、とりあえずキョンにダイブした。
キョンの胸板に顔を沈める……そして思い切り深呼吸をした……肺にキョンの香りが充満する…
「あぁぁ…」
手がウズウズする…
足がウズウズする…
僕はキョンを求めている…だから、もう一度深呼吸をする……脳内がキョンで埋め尽くされる…
「あぁぁぁぁ…」
胸がウズウズする…
股間がウズウズする…
僕はキョンだけを求めている…だから、彼の視線も気にしない…
「キョン…『フュージョン』しないか?」
「…『フュージョン』だと持続時間が数分だ。さすがの俺もそこまで短くないことは知っているだろ?例えるなら『ポタラ』だ」
「『ポタラ』は合体が解けない…つまりはキミのが抜けなくなる…それでもいいのかい?」
「さすがにそれは困るぞ。繋がれたまま救急車で運ばれたくないからな」
「ならばキミが『スーパーサイヤ人3』で僕を即座に落とす事だね」
「そうだな、そうさせてもらうよ」
あはは…
おほほ…

そんな夏の昼下がり…

佐々木スレ5-216 あったらイヤなメールのやりとり

2007-05-01 | その他佐々木×キョン

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 08:04:35 ID:w/zM132z
甜菜

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 00:48:48 ID:xkmwshom
あったらイヤなメールのやりとり
---------------------
To:佐々木
From:キョン

メールでこんなこと言うのも変かも知れないが
好きだ!付き合ってくれ!!
---------------------
---------------------
To:キョン
From:佐々木

いいよ
---------------------
---------------------
To:佐々木
From:キョン

スマン!
さっきのメールはハルヒに送ろうとしたんだ
本当にすまない、忘れてくれ
---------------------
---------------------
To:キョン
From:佐々木

わかった
がんばれ
---------------------

10分後

---------------------
To:佐々木
From:キョン

ダメだった!!
あいつ、真面目にとりあってくれない!
どうすれば良いんだ?
---------------------
---------------------
To:キョン
From:佐々木

知らないよ!!もうバカ!!
---------------------
---------------------
To:佐々木
From:キョン

スマン!俺何かマズいこと言ったか?
---------------------

555 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 00:57:04 ID:dzr7mAMy
嫌すぎるwwwwww

佐々木スレ5-212 小ネタ

2007-05-01 | その他

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 07:49:55 ID:uatkku6g
放っておくといい。ただの荒らしだろうからね。
さてキョン、朝食にしようか?
僕が作るよ。・・・なんだい可笑しな顔して


214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 07:55:16 ID:QV6Us5mc
>>212
そしてキョンの部屋のタンスの中から佐々木のお茶碗とお箸が出てきます。
「こういうのははじめから置いておかないとね」


215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 07:58:20 ID:RRQUdpPv
>>214
そしてキョンの部屋のタンスの中から潜り込んでいた長門が出てきます。
「……このどろぼうねこ」

佐々木スレ5-210 小ネタ

2007-05-01 | その他

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 05:15:51 ID:EBflT/Ho
>>180
キョンがヘタレ過ぎてまるでキョンらしくない。
佐々木も佐々木で強引すぎて、これはこれで佐々木らしくない。
全然別の作品のSSを読んでいるような気分になった。


234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 09:26:26 ID:w52WnB6w
>>226

 平日の朝っぱらから何を言っているのかw
 それはともかくとして、感想ありがとさん。GJくれたみんなもありがとう、励みになるよ。
 次の作品に活かすとしよう。
 何か、いいネタ、妄想があったら投下してくれ、行けそうなのがあったら、勝手に使う。

「架空で不確かなの存在である僕について、“らしさ”を語ることができるというのは人類の
想像力、認識力についてさまざまなものを想起させるね。僕はキャラクター類型でいえば
いわゆる”僕っ娘“の亜種であると認識されていると思うのだが、“ボーイッシュ”との類型
からも微妙に外れている、つまり、体育会系ではなく文化系のキャラとして置くことで
オリジナリティが生まれていると思われる。もちろん、この僕の同型に当たるキャラクター
はすでにあって、ジャンル的に近い所で言えば、西尾維新の『君と僕の壊れた世界』の
ヒロインにして探偵役である病院坂黒猫や上遠野浩平の『ブギーポップ』シリーズの
タイトルロールにしてデウス・エクス・マキナであるブギーポップなどが上げられるわけだ。
そう言う意味では、僕は別に元祖でもなければこれが最終というわけでもない。僕で
三人目だから、これはもうひとつのジャンルとして成立するということじゃないかな」
 そう言って、佐々木は口元を押さえて、名状しがたい笑い声を低く上げた。


236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 09:37:40 ID:Lil0qsQU
確かに、別の作品と言ってしまうのは言いすぎかな、とも思うね。
何故なら、僕はまだ本編に於いて明確にキャラクターを表されていないからさ。
SS作者に其の性質を委ねざるを得ないし、仮にどの様な性格の持ち主で、
どういった思考形態の人物なのかが定まったとしても、谷川流氏が書き表わしてくれない限り、
それは本物足り得ないだろう?
故に、ルールを守った上で投下された作品に関しては暖かい目で見る(読む)のがいいだろうね。
その上で君が批判的な感想を持ったのなら柔らかく且つ具体的に注進するか、
何も述べないでいることが、スレの雰囲気を壊さない様にする為の
最も簡易且つ対費用効果に優れた術であると個人的には考えているよ。
何がこのスレの在り方なのかは僕が決めることではないし、“自治厨”などと
罵られるのは承知の上だが、不特定多数の人々が集う場所においては、
混沌を回避し、規律・秩序を築こうとすることが、共存するために
求められるベクトルであるということは、こと人類に於いては「真実」と
言っててしまっても過言ではないと思わないかい?
この様な乱文を読み、理解してくれた賢明な君なら分かってくれたと思うが、
そう、僕が語り掛けているのは君一人じゃない。

『涼宮ハルヒの驚愕』が発売されることで僕という人間が何を考え、
どういった思惑を持っている(作り出された)のかは、現状より明瞭になってくるはずだから、
それまでは各々方が思い描く僕を思い、描き、書き記してくれたまえ。
例えば、仮に、酔っ払いながら携帯で駄文を打ち込んでいる今の僕が“真実”となってしまったとしても、
君なら嫌わないでいてくれることを期待しているよ、くっくっ。

佐々木スレ5-202 「グッドメディスン」

2007-05-01 | その他佐々木×キョン

202 :グッドメディスン1:2007/05/01(火) 02:33:47 ID:34Rkp21X
ヤンデレササッキー処方編


あれやこれやといった変態的非日常的超常的出来事が過ぎ去って
ようやくひと段落着いた夏も近いある日、今となってはメモリの
男女構成比で男女差別が撤廃された上にアマゾネスの如く女性優
位化した我が携帯が振動した。
くそ、一体誰だ。こちとら期末試験も近いとあって少ない集中力
を捻り出して珍しく勉強に勤しんでいたというのに。
「やあ、キョン。いきなりで申し訳ないね。」
どう聞いても佐々木です。本当に(ry
「よう、久しぶり…というほどでもないか。どうした、佐々木よ。」
電話越しでもわかる、喉の奥に留めた笑いが俺の耳に届く。
進学校に通っているこいつは今の時期相当忙しいと思うのだが、
それでも電話をかけてくるとはよほど大切な用事でもあるのだろうか。
「うん、そうだね。あまり長電話をするのも効率的ではないし、
性にも合わない。手短に済ませよう。」
そうかい、それはありがたいぜ。で、何だろうね。お前の頼みと
あらば大抵のことには応じてやれるぐらいの心の広さを俺は持ち合わ
せてるんでね。
「そう言ってくれると嬉しいね。さて、用事だが、これは君にとって
も有意義であると確信している。かつ現実的だ。
今回は宇宙人も未来人も超能力者も、ついでに言うと異世界人も関係
ない。僕個人の意見としてはパラレルワールドの存在に対しては懐疑
的であるがね。」
「話の腰を折るようで悪いが佐々木よ、長電話はしないんじゃなかっ
たのか?」
まぁ、俺としても佐々木と同意見ではあるが。異世界人になど登場さ
れて現在以上に事態を引っ掻き回されても困るので、平行世界なんぞ
存在してくれなくて結構だ。
「ああ、すまない。君と話しているとどうしても話が脱線してしまっ
てね。
それで用件だが、簡単だ。キョン、久しぶりに僕と一緒に勉強でもし
ないか?」

言うまでも無いことだが言っておこう。しばらくの後、俺の部屋には
佐々木がいた。


204 :グッドメディスン2:2007/05/01(火) 02:36:13 ID:34Rkp21X
「いや、全くもってすまないね、キョン。用件を言ったのは僕なのだ
から本来なら僕の部屋にでも招待するのが筋なのだろうけれど。」
安心しろ、別に困ってなどいない。それに、正直言うとお前の部屋に
行くほどの度胸は俺には、無い。
………諸君、女の、しかも美人の部屋を一介の男が訪れるというのは
ガンジー並の勇敢さと精神力を必要とすることなのだよ。
「そうかい?しかしガンジーが勇敢であるかどうかについては議論の
余地があると思うけれどね。確かに非暴力不服従は達成困難であるが、
それの遂行者が必ずしも勇敢であるとは限らないだろう?」
性善説の信者である俺からすれば人を傷つけることができる、という
ことが勇気であるとは信じたくないがな。
「無論、ことが運ぶならそれは出来る限り平穏であることが望ましい。
とはいえ現実では理想はあまりに非力でもある。君はそれを理解した上
でその価値観を有しているのだから大したものだよ。」
まぁ、それについては深く言及するまい。議論になったら俺が佐々木に
勝つ確立なぞクマムシが全滅する可能性より低く、そして俺は勝てない
勝負をするほど無謀でもないのだ。
「クマムシかい?君も随分古いことを覚えているね。嬉しいけれど。」
そりゃあな。俺はそんな超生命体が地球上に存在することに愕然としたし。
「確かに、極低温下でも生存するという彼らの生命力には驚きだ。
…ああ、キョン。そういえば飲み物を持ってきたんだ。勉強中の糖分補給
も兼ねて飲もうじゃないか。」
「お、すまんな。そんなに気を使わないでくれてよかったんだが。」
無駄話が長引きそうになったが、佐々木も俺の部屋に来た目的は忘れてい
なかったらしい。500mlペットボトルを二本、それから勉強道具を
バックから出し始めた。
「じゃあ、俺はちょっとグラスを持ってくるぞ。」
「ありがとう、キョン。できれば氷も入れてきてくれるとありがたい。」
そんな訳で途中妹による妨害があった(誰が来たのだのジュース分けて
だのごねるので子供らしくミヨキチとでも遊んで来いというと大人しく
出かけていった)が、さて、これでは今この家にいるのは俺と佐々木だけだ。
いや、だからどうしたって話ではあるが。
部屋に戻ると、佐々木はばっちりスタンバイして待っていた。
テーブルの上には数字が書き記されているテキスト。うーん、見たくない。
「ん、佐々木よ、それもう開けちまったのか?」
それ、とは言うまでもなくペットボトルのことである。
どういう訳か一瞬佐々木はひるんだような表情になったが、すぐいつもの微笑
へと戻った。
「何、ちょっと喉が渇いたものでね。君が来る気配がしたから開けて準備して
おいたということさ。」
確かに、もう夏も近いので喉が渇くだろう。じゃ、早速飲むか。
「そうだね、勉強前に喉を湿らせておくのも集中力を上げるためにいいと思わ
ないか?」
お前がそう言うんならそうなんだろうさ。
「ところで、先ほど玄関のドアが閉まる音がしたけど、誰か来たのかい?」
逆だ。我が妹がおでかけになられたのさ。
「そうか…では、喉を潤して勉学に励もうじゃないか」
無論だとも。お前が協力してくれるのであれば期末試験もお茶の子の如く
さいさいとこなせるだろう。
言い回しが変なのはわざとってことを付け加えておく。それほど佐々木は
教え上手なのさ。

で、勉強開始の十分後、俺は今だかつて無いピンチと言って差し支えなさ
過ぎる状況にあった。頼む、誰か助け…いや、邪魔しないでくれ。頼む。


206 :グッドメディスン3:2007/05/01(火) 02:39:22 ID:34Rkp21X
「あ………あれ?」
おかしい。何がおかしいか判別できないほどおかしい。
体に力が入らない。意識が朦朧とする。
それでも血流が促進されている。
何だこれは。
「ふふ、やっと効いてきたようだね、キョン」
機能半減状態の脳に佐々木の声が響く。
やけに音源が近い。
というか、耳に佐々木の息がかかっている。
何をしてるんだ、佐々木?
「申し訳ないが、一服盛らせて頂いたよ。
何、これも僕と君の幸せを考慮に入れればさしたることではないさ。」
ああ、それにしてもなんて綺麗な声なんだろうか。
鈴を転がしたような、という形容詞がぴったりだ。
佐々木よ、お前の声が福音のごとしだぜ。
「くっくっ、罪悪感が無いかといえば嘘になるが、ここはお互い様と
言えるからね。さて、キョン、少し歩いてくれないか。
ああ、僕が肩を貸すよ。」
お前の頼みを否定する理由なんて一片もないからな。
で、どこまで歩けばいいんだ?
今の俺なら海の上だって歩ける。
体がやけに軽いんでな。
背中に白い羽でも生えたんじゃないかね、俺は。
「いや、さしたる距離は歩かないさ。ちょっと外までね。」

続編?あるともさ。希望あらば約一日後以降に投下する。


515 :続グッドメディスン1/2:2007/05/02(水) 19:11:12 ID:KdY/ZSSr
喉痛い。投下終了次第寝込みます

さて、突然だが俺は過去において「眼が覚めたら忌まわしい灰色空間に
いました」などという笑えないことも経験したことがある。
その時はその時で驚いた訳だが、それでもスマイル0円超能力者と
執事運転による黒タクシーを思えば二度目のことであり、ハルヒだって
いた。
異常事態といえど俺は理性を保っていたのさ。
ああ、つまり何が言いたいかというとだな、これは便利なことにワンセンテンツ
で済みそうだ。
では言おう。

体が、動かん。

どれくらい動かないかというと、そりゃあもうドラム缶にコンクリで詰め詰めされた
ぐらい動かない。
いや、そんな体験はないが、とにかく動かない。
そりゃそうか。
頑丈な縄らしきものでダブルベッドに縛り付けられてるんだもんな。
えーと、で、俺は何でこんな拉致監禁状態なんだろうか。
「おや、起きたかい、キョン」
「……………佐々木サン?一体ナニヲシテイラッシャルノデショウカ」
いや、消し飛んだね。
何がって脳内にあった疑問が、さ。んでもってようやく過去を思い出してくれた脳よ、
ありがとう。俺が五体満足で帰れたら糖分を補給してやろう。
…という現実逃避も、まぁ、ここまでにして、だ。
嫌なことだが現実を直視しようじゃないか。
「何って、明白なことじゃないかキョン。ああ、それとも女性にマウントポジション
をとられるのは精神的苦痛かな?」
OK、状況がよく解る一言ありがとう。これでもう俺が解説することは無くなった。
「とりあえずこの縄をほどいてくれ、佐々木。動けん。」
「それは無理というものだよ。もう薬は切れてしまっただろうからね、解いたら君に
逃げられてしまうだろう?」
「何が逃げるだ…っていうか、何の真似だ。
そしてここはどこだ。
拉致監禁が犯罪であることをお前が知らない訳ないだろうに。」
「先ずは納得してもらう必要有り、か。
しかし、キョンも大したものだね。
この状況では僕が絶対的に有利なのにいつもと変わらないのだから。
くっくっ、やはり君はすばらしいな。色々と持て余してしまうよ。」
いいから説明しろ。内容いかんによっては俺でも怒るぞ。
「それは困るな、君に怒られては今すぐ心中するしかない。
さて、ではどこから説明しようか。」
理由からだ。一応意識を失うまでのことは記憶にあるんでな、何で薬を
盛って俺をこんな風にしているのか、その理由だ。
ちなみに、心中は止めてくれよ。頼むから。
「いきなり核心を言うのは不粋というものだよ、キョン。
そうだね、まず言うなら君に飲んでもらった薬のことだろう。
あれは九曜さんに作ってもらったものでね、効果は微弱な筋弛緩と精神
の高揚らしい。筋弛緩作用が内臓系に及ぶことはないから安心してくれ。」
そうかい。確かに、情報なんたら思念体と対抗するぐらいの連中だから
そのぐらいなんてことはないだろう。
「そして君をここまで搬送した手段だが、橘さんの仲間に協力していただいたよ。
ちなみに、君の体に変なことをしてないのは僕が保障するからまた安心し
てくれ。
まぁ、場所がわかると厄介だったからクロロホルムも使ったのだけれどね。」
完全に誘拐だな。


516 :続グッドメディスン2/2:2007/05/02(水) 19:12:54 ID:KdY/ZSSr
「愛の逃避行と言ってくれたまえ。誘拐などという犯罪的行為ではないよ。
君の同意も得ていた訳だからね。」
ハイで朦朧としていた状態での返事が有効なのか、俺は知りたい。
「後は言うまでも無いが一応言っておくと、これまた橘さんの仲間に協力
してもらって君を運び込んだ。ああ、その縄は僕が一人でやった。
中々どうして、うまくできたものだろう?」
今日ほどお前が器用なことを怨んだ日はないぜ。
「くっくっくっ、それでは説明も終わったことだし、ご馳走を頂くことにしよう」
佐々木の端正な顔が近づいてくる。
ちょっと待て、ご馳走って何をするつもりなんだこ
「てか理由言ってな………っっっ!!!!!」
唇と唇がもう少しで触れそうになったところでどうにか顔をそらし、
逸らしたはいいが、耳を啄ばまれた。
暖かく、湿った感触が神経を鋭敏にしていく。
「ぅおい、何すんだよっ」
「くっくっ、痛かったりしたら遠慮なく言ってくれたまえ。
なにぶん経験がないのでどうにも力加減がわからないんだ。」
そういう問題ではない。決して。
そして今すぐ耳元でささやくのを止めてくれってかその言葉は
女性が言うものではありませ
「うっわっ」
舌が、今度は首筋で暴れる。
動脈をなぞるような動きに背筋を何かが走り抜けていく。
これは、ヤバイ。
何がって色々と理性とか自制とか我が息子がヤバイ。
「くっくっ、では、頂きます。」

その後何があったかは言うまでもあるまい。
というか言いたくない。言えません。ごめんなさい。
強いて言うなら、そうだな。
「くっくっくっ……キョン、愛してるよ」
こいつが今俺の隣にいるってことだけだ。

佐々木スレ5-200 死亡フラグ

2007-05-01 | その他佐々木×キョン

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 02:31:21 ID:d4J6FC1w
>>187
GJ!!

>>157
キョン「俺、ハルヒのことが全部決着ついたら、あいつに告白しようと思うんだ」
橘(キョンさんそれ死亡フラグです……)

~最終巻にて~

キョン「佐々木、好きだ。付き合ってくれ」
佐々木「やぁキョン。その言葉を待ってたよ」


これぞ真のフラグクラッシャー

佐々木スレ5-180 「ダブルブッキング」

2007-05-01 | その他佐々木×キョン

180 :ダブルブッキング 1/6:2007/05/01(火) 01:44:21 ID:w52WnB6w
「ダブルブッキング」

 さて、明日は祝日だ。休みってのはいいねぇ。ゴールデンウィークさまさまってヤツだ。
適当にテレビなんぞ見て、さてそろそろ寝るか、そんな頃合いだ。俺の携帯がリングオン。
ディスプレイされるは我らがSOS団、団長サマのお名前。
 これで、イヤな予感がしないほど俺の学習能力は低くない。かといって、これを無視な
んかできるわけもない。そんなことをしたら……ううっ、心に残った傷を抉ってしまった。
 それでも結局、逡巡することツーコール、スリーコール目の途中で、通話ボタンを押す
俺なのだった。
「何してんのよ、電話にはすぐ出なさい。バカキョン」
 まぁこれあるを見越して、電話を耳に押しつけたりしない俺なのさ。20cm離しても明快に
聞こえてくる団長殿の声に不機嫌そうに返事を返すのも忘れない。
 なんだ? 一体全体、どんな用件で、お前は俺のリラクゼーションタイムを邪魔しようと
いうのだ。
「くだらないTVを見て、ごろごろするのをリラクゼーションタイムなんて言わないわよ!」
 いつの間に、俺の携帯はTV電話になったのだ。どっかにカメラでも仕掛けられてないだ
ろうな。
「あんたがこの時間にやってそうなことなんか、三通りもないんだから当てずっぽうに
言ったって、三回に一回は当たるわよ。あー、電話代がもったいないから、用件言うわよ。
明日、9時、いつもの所、以上!!」
 まさにあっという間もなく切れた。いつもながらに、ハルヒのこういう所は何とかなら
んもんかね。そう言いつつも、俺は集合時間用のタイマーをセットし、さっさと寝ること
にした。まったく、俺が何か別の用件が入ってるってことを想像したことすらないんだ
ろうなぁ。




「そうだよ、用件あるじゃねぇか!!」
 飛び起きた。そうだ、明日は佐々木に誘われて映画を見に行く約束をしている。
ハリウッド産の大作アクション映画だ。日米同時上映だとか。なんだとか聞いた
覚えがある。待ち合わせ時間は何時で、どこだ? 半月以上前の約束だった
から……やばいうろ覚えだ。
 現在時刻を確認。もう深夜といわれる時間だが、携帯なら許されるだろう。
携帯のメモリーから佐々木の番号をサーチ&コールする俺だった。
「どうしたんだい、キョン。こんな遅くに、何かあったのかな」
 佐々木はツーコール目の終わりに電話を取った。
 いや、そういうわけじゃないんだ。
「ククッ、察するに、キミは僕との待ち合わせ時間や場所を失念したね。半月も前の約束
だからね、そういうこともあるのだろう。だけど、僕は少し傷ついているぞ。キミは僕が
明日をどんな思いで待ちわびているか、想像もしていないに違いない。言うなれば、
大晦日の小学生くらいにはこの胸は高鳴っているのさ」
 お前がそんなに、ビルの谷間の暗がりにいる蜘蛛男が好きだとは思わなかったよ。
「……ふぅ、まぁたしかに親愛なる僕らの隣人であるピーター・パーカー氏を嫌いな映画
ファンはそう多くないと思うがね。それで、一体どういう用件かな」
 いや、これが申し訳ない気持ちで一杯なのだが、さっきお前がいったとおりなんだ、
これが。ついさっきハル……涼宮から電話があっ……


182 :ダブルブッキング 2/6:2007/05/01(火) 01:47:37 ID:w52WnB6w
「涼宮さんからの電話を受けて、僕との約束を連鎖で思い出したのか。……さすがに、
呆れたなキョン、キミは僕との約束をなんだと思っているんだ。それから、もちろん,
涼宮さんと約束はしていないだろうね。僕が先約のはずだ」
 も、もちろんだ。ハルヒにはこれから断わりの連絡を入れるさ。さすがに、さっきの
ハルヒからの約束ともいえない連絡で、半月前からの約束を反故にするわけには
いかない。それは親愛なる友人に対して、あまりに不義理というものである。
さすがの俺にもその程度の仁義はあるさ。
「そうだな、それを聞いて多少は安心したよ。それから約束の時間と場所だが、変更する
ことにした。8時半にキミの自宅まで迎えに行くから、ちゃんと支度をすませて待っていた
まえ。きっと忘れているだろうから、最初から教えるが、明日の映画に使用するチケットは
上映回まで指定されている指定席券だ。入場を並んで待つ必要はないが、指定された
上映回を逃せばただの紙くずだ。時間厳守なのだよ、僕の父のコネで入手したものだから、
きっと感想も聞かれるだろう。一緒に見に行く予定だった男の子に約束をすっぽかされて、
鑑賞できませんでしたなんて僕に言わせないでくれたまえ」
 マシンガンのように飛び出る言葉の嵐になすすべもなく立ちつくす俺なのさ。もちろん、
これは俺が全面的に悪いのだから、きちんと拝聴するしかない。
「中学校時代から思っていたのだが、どうやらキミは変わっていないようだから、
この機会に言わせてもらおう……」
 はい、申し訳ありません。
「……あの時だって……」
 はい、申し訳ありません。
「……そういえば、あの時も……」
 はい、申し訳ありません。
「キョン、聞いているのかい」
 はい、申し訳ありません。
「……キミね」
 はい、申し訳ありません。
「ョンーーーー、もういい!! とにかく、明日、八時半、自宅、以上だ!!」
 唐突に通話は切れた。まったく、どうしてこう、俺の知っている神様たちは、こう俺の
返答を聞かないのかね、どの神様なら教えてくれるんだろうか?
 切れた電話を見つめながら、信仰と神について考える俺だった。さて、と、次の神様に
電話しないとな。
「なに、用件をさっさと言いなさい。どうせ、くだらないことだろうけど、聞くだけなら、
聞いてあげるわ」
 こっちの神様は人をむかつかせる天才か、まぁ、いい。
 さっきは返事をする前に切られたから、言いそびれたが、明日は行けない。外せない
用事があるんだ。誤解の余地がないように告げておかないとな。
「何よ、そんならそうとはっきり言いなさいよ」
 こっちが答える前に切ったのはそっちじゃないか。
「あんたが暇じゃないことなんてなかったじゃない。大体さ、あたしが電話してから
一時間近くも立ってるのよ、遅すぎるわよ」
 俺なりにスケジュールを調整しようとした結果だ。さすがに、明日の約束の相手に
説教されていた、何て言えるわけもない。
「まぁ、別件があるんじゃ仕方ないわね。言っとくけど、このあたし、SOS団団長を
ないがしろにするんだからね。手土産のひとつも持ってきなさいよ。それから、谷口や
国木田とナンパに行くとかの下らない用事だったら、後でひどいわよ」
 なんで、お前に俺の休日の過ごし方をケチ付けられなければならんのか。
「あったり前じゃない。あたしがSOS団団長で、あんたが平団員だからよ。あんたが
下らない人間にならないように監督する義務があるってもんだわ」
 さすがにむかついたので、切るぞと告げて通話を切った。


183 :ダブルブッキング 3/6:2007/05/01(火) 01:50:52 ID:w52WnB6w
 開けて、翌朝だ。
 天気は快晴、絶好のお出かけ日和というものだ。折からの行楽シーズン、観光地はどこ
も混んでいることだろう。
 俺は平日張りの時間に起床し、すっきりと準備し、佐々木の来訪を待った、というわけ
には行かないんだな、これが。
「あれほど言っておいたのに、まったく……キミってヤツは……まったく」
 朝食も抜きに、佐々木を荷台に載せ、駅への道をチャリンコふたり乗りって状態である。
まぁ、朝飯は食べられなかったが、佐々木をコーヒー一杯分くらいの時間待たせるだけ
で済んだのは僥倖と言えよう。
「移動時間には30分のマージンを組んでいる。だから、焦る必要はない。ないが、スケ
ジュールの最初からこれではね。予測はしていたつもりだったが、まったく、先が思い
やられるというものだ」
 そんな今日の佐々木は、白のキャミソールにグリーンのカーディガンを合わせて、ピンク
のミニスカートにオーバーニーソックス、足元はちょっとワイルドなアンクルブーツという
春らしい格好であった。太ももの絶対領域がまぶしいぜ。胸に抱え込んでいる籐のバス
ケットにはお弁当でも入っているのだろうか? ちょっと期待するな。これは。
 そんな、浮かれた気分は、駐輪場から駅に向かう途中で吹き飛んだ。なんで、俺は出
かける前に、この可能性に思い至らなかったんだろうな。
 SOS団は九時に北口前の公園で待ち合わせである。当然のことながら、待ち合わせ
場所から北口への見通しはよい。そして、ハルヒは四六時中面白いモノが見られない
かと、辺りを見回している。そう、そのホークアイに俺たちは、ばっちり、補足されたのである。
 ハルヒのオーラはオリンピックの聖火のように轟々と燃えさかっていた。100m先から
だって気がつきそうだ。ハルヒのアヒル口と、逆三角形に燃える瞳に気がつかない振り
をして、何でもないかのように軽く右手を挙げて、挨拶をする。
 佐々木は優雅に会釈した。完璧な愛想笑いを浮かべて。その笑みを崩さないまま俺に
ささやいた。
「これは、キミの無計画性が招いた罪だ。明日以降、キチンと罰を受けて、罪を精算して
おきたまえ」
 朝比奈さんは、可愛い悪戯をした近所のガキを見るような慈愛に満ちた視線で、
俺たちを見て、にこやかに笑っていらした。ああ、今日も、あなたは春の妖精のように
可憐でいらっしゃる。
 長門は季節外れの氷の彫像のようにそこに立っていた。おそらく俺たちに気がついて
いるだろうに、外見からはそれはまったく分からなかった。だが、なぜだろう。俺は季節
外れの北風が吹いたかのように、肩をすくませた。
 ちなみに、古泉は掛かってきた電話に応対していた。きっと、急なバイトが入ったのだ
ろう。明日にでも、コーヒーくらいは奢ってやるとしよう。
 さすがに笑顔も引きつるってもんだ。佐々木はそんな俺の手を取ると、
「さ、急ごうキョン。もう、大分マージンを消費してしまった。次の急行を逃すと、
上映開始まで20分を切ってしまう。そうしたら、劇場に掛かっているCMや次の映画の
予告編を見逃してしまうじゃないか。僕はあの映画が始まるまでの時間を劇場のシート
に座って待つのが結構好きなのだ」
 そう言って、改札口へと急ぎ足で向かっていった。
 おいおい、引っ張るなよ。


184 :ダブルブッキング 4/6:2007/05/01(火) 01:53:33 ID:w52WnB6w
「悪いが、ここで涼宮さんに対して、言い訳や弁解をする時間をキミに与えるわけには
いかないのだよ」
 なんで、俺がハルヒに言い訳やら弁解をしなければならんのか。
「キョン、キミは何を言っているんだ。キミは今、そうしたくて堪らない、そんな顔を
しているのだぜ。そんな風景を見せられる僕の身にもなってくれたまえよ」
 俺がハルヒの機嫌取りをしていたら、誘った自分が悪いような気分になるだろう。
佐々木にはまったく非がないからなぁ。それは確かにイヤだな。
 電車の中では、適当な四方山話をしていた。佐々木が通学に使用する時間帯の混み具合
とか、俺の平日強制ハイキングとか、どこにでもいるような高校生がするのに相応しい、そん
なような世間話だ。

 劇場に入ると、佐々木は慣れた調子で、パンフレットを購入した。映画館で映画を見る
のは久方ぶりだが、パンフレットって年々高くなってないか?
「まぁ、これも劇場側にとっては貴重な収入源なのだろう。内容も印刷もなかなか凝って
いるしね。僕は劇場で見る場合は必ずパンフレットを購入することにしているのだよ」
 なるほど、そんな収集癖があるとは知らなかったぜ。
「さすがに、受験生の時はそうそう見に行けなかったからね。あの当時の僕的話題作を
何本か見逃しているのが今でも悔やまれるよ。DVD化される作品が多いといっても、
自宅で鑑賞するのと、映画館で見るのではやはり印象が異なるからね」
 そういうもんかね、劇場まで足を運ぶのがどうにも億劫でな。
「まぁそういうものさ。飲み物を買ってくるが、キョン、キミは何にするね」
 ああ、俺が買ってくるよ。映画を奢ってもらっているからな、これくらいは払わせてくれ。
「そうかい、ククッ、父のコネだからね、僕が金銭を出しているわけではないのだから、気に
する必要なぞないのだよ。でも、キミが珍しくも奢ってくれようというのだ。お言葉に甘えさ
せてもらおう。僕は、オレンジジュースかな、100%果汁のモノがあれば、それがよい」
 あいよ、軽く答えて、売店に向かう。俺はコーラのLサイズ、佐々木に100%オレンジ
ジュースのパックを購入する。まったく、これも劇場で映画を見る風情とはいえ、高い
んだよ。佐々木と合流した所で、結構腹が減っていることに気がつく。朝飯抜いたから
なぁ。ポップコーンも買ってくるべきだったか、そんな独り言を漏らすと、佐々木は微笑
んで持参したバスケットを軽く持ち上げた。
「本当は映画を鑑賞した後の昼食用にと思っていたのだがね。キミが朝食を食べ損ねる
というトラブルが発生したからね、プラン変更もやむなしだ」
 おお、やはりその中身は、弁当であったか、ありがたく食べさせてもらおう。
「せっかく腕によりを掛けた弁当も、劇場が暗くなってしまっては風情も何もないからね。
だから、急いでいたのだよ」
 なるほどな、俺と違ってどこまでも計画的なヤツだ。
「ふん、そんな僕のプランを軽々と越えて次々にトラブルを呼び込んでくれるのはどなた
かな? 頼むからせっかくの上映が中断するようなトラブルは起こしてくれるなよ」


185 :ダブルブッキング 5/6:2007/05/01(火) 01:55:50 ID:w52WnB6w
 佐々木の用意した卵とハムとキュウリを中心としたサンドイッチはなかなか美味だった。
ハルヒほどじゃないが、なかなか大したものだ。1.5人前と思しき量はどうやら、俺と佐々木
の二人前であったようで、粗方食い散らかした辺りでようやっと俺はそのことに気がついた
のだった。
 腹減ってたし、その旨かったしで、そのスマン。
「いや、いいのだ。キミのために作ったのだから、キミが美味しく食べてくれるのなら、
それで僕は本望だよ。まぁそれでも、これで僕の昼食はなくなってしまったわけだし、
その分の埋め合わせはキミがしてくれるのだろう、キョン」
 もちろん、昼飯は俺が持つさ。その程度の持ち合わせはある。
「それでは、お言葉に甘えさせてもらう。おや、上映には間に合ったね、始まるようだ」
 劇場はゆっくりと明かりを落とした。お、携帯の電源を切っておかないとな。なにやら、
留守録メッセージがあることを知らせるアイコンがあったが、もう遅い。

 さて、映画は十分に面白かった。三億ドルという天文学的な製作費用を掛けた映画だ。
面白くないわけはないだろう。

 劇場を出て、春の陽気の中、俺は大きく背伸びをした。やっぱり二時間近く
座っていると、身体が縮こまる。
 さってと、これからどうしようかね。丁度昼時だが、二時間前に腹にモノを入れて
しまったので、飯を食いに行くという気分ではない。もちろん、入らないこともないが。
佐々木、お前のプランはどうなっているんだ。
「ああ、近くにね、昼食を食べるのに丁度いいくらいの場所があるのだが、昼食は食べて
しまったからな。どこかでお茶でもどうかな。そこで軽く何か摘ませてもらうとしよう」
 了承し、適当な喫茶店でも探すべく、街を歩き始めた俺たちだった。
 もっともあてなどなかったので、佐々木が決めたこ洒落た喫茶店に入ることにした。
そこは女性客ばかりで、どうやら何かのタウン誌にでも掲載されたらしく、そこそこに
混んでいた。慣れた調子で、注文する佐々木を見るに、コイツはどうやら来慣れてい
るらしい。
「この店は、あの劇場で映画を見た後に必ず寄ることにしているのだよ。なんというか、
癖のようなモノだね。ちなみに、お薦めはケーキセットだ。この店のモンブランは一度
味わっておくことをお薦めするよ」
 お薦めを進められるままに注文する。む、確かに、このモンブランは大したものだ。
栗の甘さが自然に口の中で解ける。それをコーヒーで胃に流し込む。口中に残る
コーヒーの香気が堪らんな。
 ちなみに、佐々木はアフタヌーンティーセットを頼んでいた。何が来るのかと思った
ら、スコーンと、サンドイッチと、クリーム、ジャムが満載された塔のようなモノとポット
で紅茶がやって来た。
「ゆったりと、時間を過ごすにはよいモノだぜ、昼食としても十分なボリュームがある
しね。ああ、サンドイッチやスコーンは適当に摘んでくれて構わないよ。紅茶でよけ
ればコーヒーの後に注ぐといい。お湯のお代わりも頼めるのだ、二煎目までは普通
に飲める。三煎目は紅茶葉も開ききっているからね。お薦めしない。ただ、以前に
ポットに直接ミルクを入れて、煮出すようなミルクティーにしてみたら存外いけること
が分かった。あれはなかなかに発見だったね、貧乏くさいが」
 そういって、佐々木は口元を押さえつつ、くつくつと咽を鳴らして笑った。


186 :ダブルブッキング 6/6:2007/05/01(火) 01:58:05 ID:w52WnB6w
 鑑賞した映画のことを中心にしばらく雑談を続け、1時間半ほど時間をつぶした俺たち
は、再び街へと繰り出した。さて、何をしようかね、プランはあるのか、佐々木。
「うむ、ちょっと覗きたい店が近くにあるんだ。キョン、よければ付き合って貰えるだろうか」
 もちろん、否やはない。喜んでお供しますともMJ。ありがとう、ピーターと返す笑顔
も華やかに。俺たちはウィンドウショッピングへと出かけた。
 バスケットから出した何かの雑誌を確かめながら、佐々木は街を行く。
 一体何を見ているんだ。
「あ、ああこれかい。この辺りのタウン誌だ。といっても半年以上も前の号だがね」
 何か、お目当ての情報でも載っているのか? 半年前の情報誌が何の役に立つのか
さっぱりだが。
「ああ、撮影スポットをね、探している。うん、この辺りだ。キョンちょっと右にずれて
くれたまえ、ああ、そこでいい。うん、このアングルで間違いないな」
 ん、何か、記憶に引っかかるな。こんなことがあったような、なかったような。
 佐々木は通りがかったカップルを呼び止めて、何か話している。大学生くらいだろうか。
カップルは何か幸せなモノでも見つけたかのようにこっちを見て笑う。
 なんだよ、他人様に笑われるような格好はしていないと思うんだがな。
 佐々木は、カップルの男の方に、なんだデジカメかを渡している。そして、小走りに
戻ってきた。
「さて、メインディッシュだよ、キョン。今日のプランはこの瞬間のためだけにあったのだ」
 ん? なんで、お前はそんな悪戯な笑顔を浮かべているのだ。イヤな予感がする。
そして、それは即座に現実化することになる。カメラを構えた先ほどの男が、にやけた
笑顔で言った。
「ほら、彼氏。笑って笑って」
 佐々木は俺の隣にぴったりと寄り添う。
「さて、キョン。困ってもらうよ」
 そう言って、佐々木は俺の左腕にぶら下がるように抱きついた。
 ちょと、ちょっと、あんたぁぁぁ。なにしてんのぉおぉ。
 あ、当たってます、当たってるよ佐々木さん。
「当たり前だよ、キョン。当てているのさ、その困ったようなにやけた笑顔が必要なのだ」
 機械的なシャッター音が連続的に響く。
そう、俺はこんな風景を見たことがある。忘れもしない。去年の今頃、コンピ研は
こうして、涼宮ハルヒの軍門に下る最初の敗北を喫したのだ。
 うお、佐々木ーーー。お前は俺をどうしようというのだ。俺の必死の抗議の間も断続的
にシャッター音は響き、インスタントカメラマンはもうノリノリ。そのパートナーである女性
の方はまさに腹を抱えて笑っていた。


「それで、どうなったのですか?」
 俺は、ロダンの考える人のように拳を額に当てて、黙考するナチュラル系クール顔に、
言った。どうにも、ならなかった。佐々木はデジカメを煙のように隠してしまった。
 女性服の構造を知らない俺には発見できなかった。それで、頼んでいたことは?
「ああ、簡単に入手できましたよ。理由も即座に分かりましたとも。あなたは、覚えてい
ませんか? 去年の夏、僕らも、あの街でウィンドウショッピングに繰り出していたのです」
 すまないが、去年の夏の記憶は俺の中でも、もっとも不確かな一週間のひとつなのだ。
「このページです、どうぞ」
 開いたそこには、俺の腕にぶら下がるようにして、真夏の太陽のような笑顔を浮かべた
ハルヒと、困ったようににやけた笑顔の俺が映った写真がでかでかと掲載されていた。


388 :前スレの841:2007/05/01(火) 22:38:07 ID:PGkrB1N/
>>187
遅ればせながらGJ!猛烈に感動した!
漏れの妄想をここまでSS化してくれてありがとう!

で、後日キョンとのツーショデジカメ画像をプリントアウトし、それを人を通じて
北高のハルヒの下駄箱に入れる黒い佐々木さんを妄想した。そこには以下の
書き込みもあった。
「涼宮さん、あなたとキョンのツーショット写真が写ってるタウン誌見ましたよ。
私も真似しちゃった。」

佐々木スレ5-162 フラグメーカーk

2007-05-01 | フラグクラッシャーk

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 01:06:23 ID:8DeuVf3F
キョンは無自覚的もしくは受動的なフラグ立ての名手でもあるなw


164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 01:08:57 ID:pnMlpvvx
>>162
キョンとすれ違った人間は男女問わずにフラグ立つらしいぜ!


193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 02:17:50 ID:h04mBbtm
>>164
こんな感じ?


とある日
ある人は前を行く男性の後ろ姿が初恋の人に似ていたがために、違うとわかっていてもつい追いかけてしまった。
ある人は落して(気付かなかったんだろうが)割られたコンタクトレンズの賠償金を払わせるためにある男性の後をつけていた。
ある人は彼女に「まだ話せてもいないんだけどね、他に好きな人ができたの」と振られたので、その男を毎日追っかけていたら目が離せなくなっていた。
ある人は曲がり角でぶつかってしまった人が、携帯を落としていったことに気づき、その男性を追いかけていた。
ある人は自分が話しかけても返事すらしなかったクラスメイトと普通に会話していたある男性に興味を持ち、通学路で待ち伏せていた。
ある人は尊敬する先輩が「頼りになる人っさ」と評していた人物が気になって、たまたま見つけたとき思わず追ってしまっていた。
ある人は一目見た瞬間から恋をしてしまい、気づいたらその男性を追っていた。
etc...etc...etc...

佐々木「なぁキョン、君が入ってきた途端に店内の人口密度が高くなったような気がするんだが気のせいかな?」
キョン「あぁ、なぜだか俺が入った途端に込むことが多くてな。また厄介事に巻き込まれたかと悩んでたところだ」

佐々木スレ5-150 佐々木×キョン(キョンの部屋にて)

2007-05-01 | その他佐々木×キョン

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 00:18:43 ID:dzr7mAMy
妹「キョン君遊んで~!」
キョン「今は勉強中だ。それとノックしなさい」
佐々木「くっくっ、いいじゃないかキョン。少し休憩しよう」
キョン「佐々木がいいなら、そうするか」
妹「やった~!」バフッ
キョン「コラ、ベッドで跳ねちゃいけません。佐々木、飲み物持って来るよ」


妹「キョン君のベッドはキョン君の匂いがするんだよ~」
佐々木「なっ…キョンの」
妹「だから、こうやってるとキョン君に抱っこされてるみたいだよ」
佐々木「抱っこ…」ドキドキ
妹「やってみる~?」
佐々木「いいいいの?」
妹「いいよ~」
佐々木「じじじゃあ…」ドキドキドキドキ

ボフッ

佐々木「……(あぁキョンの匂いが…)」スンスン
佐々木「……(キョンに抱きしめられたらこんな感じに…)」ムフー
佐々木「……(いいなぁ、妹ちゃんいいなぁ)」クンクン
キョン「あれ?どうしたんだ佐々木。気分悪いのか?
佐々木「いいいいいいつから、そこに!」ガバッ


155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 00:54:13 ID:4KN9Rltv
興奮してるところをキョンに見られて慌てるササッキーってのは萌えw


156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 00:54:46 ID:Bo2v5IdH
>>150
「ああ、どうやら体調を崩してしまったようだ
ベッドを借りてもいいかな?」
「分かった。いいぜ。佐々木にはいつも世話になってるからな」
(よっしゃぁぁぁ!)
「ところでさっそくになって心苦しいのだが
実は今日親が家にいなくてね
この状態では自力で帰れそうにない上に迎えのあてもない
なに一晩たてば回復するだろうから……」
「なるほど。そういうことなら送ってくよ
親父に頼んで車だしてもらう」
(orz…お泊まりイベントが)


157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 01:00:47 ID:pnMlpvvx
>>156
フラグクラッシャーの異名は伊達じゃないな。さすが俺たちのキョンだ!そこに痺れるぅあ(ry


165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 01:09:46 ID:OyJ0tnSN
初めはシャーペンから 置いてきてしまったようだと言い
次は塾のテキスト どうせキミの家で勉強するんだからいいさと言い
お箸 マグカップ 歯ブラシ シャンプー まくら
気がつくとキョンの家に
佐々木の私物が増えている

そんな知将ササッキー


166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 01:14:31 ID:/ISJ6JVk
>>165
ちょw すごいなそのササッキーw


168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 01:19:33 ID:pnMlpvvx
>>165
キョン、キミの母が余っている部屋を僕にくれるそうだ。しかもちょうどキョンの部屋の隣だ。これには陰謀めいた何かがあるとしか思えないが…良い機会だ。この際、是非とも入籍といこうじゃないか。

みたいな?勝手にすまんかった。


179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 01:42:59 ID:Bo2v5IdH
>>156
「送ってもらってすまない、キョン。」
「なに気にするな。困った時はお互いさまだ」
「キョン……お願いがあるんだ
さっき今日は家族がいないと言っただろう
だから今日は一人なんだ。その…情けない話、今の状態で
一人は心細いんだ。出来れば一瞬に居て欲しいんだが」
「佐々木…」
「じゃあ、わたしがとまるー」
「…そうだな。男の俺よりこいつの方がいいだろう
失礼のないようにしろよ」
「うん、わかったー」
(ちょ……妹ちゃ~ん……ガクリ)



もともとは他の人が始めたネタ拾って即興でやったから
さすがにこれ以上は無理
つーわけで佐々木の挑戦はこれで終わりです

佐々木スレ5-130 キョンとのmemory☆VOL16裸体編

2007-05-01 | その他

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/30(月) 23:43:00 ID:1jzIXaWW
佐々木のアルバムの一つに『キョンとのmemory☆VOL16裸体編』というものがあってだな…


133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/30(月) 23:48:27 ID:CcTZm9yb
>>130
橘が佐々木さんを懐柔するために
組織の力を使って盗撮したキョンの
あれやあれやらの写真ですね

「佐々木さん、協力してくれるならこのような物を差し上げますが」
「……ごくり」


137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/30(月) 23:57:18 ID:1jzIXaWW
>>133
橘「今ならなんと!鎖骨編!胸板編!腹筋編!水着編!」
佐々木「おぉ!」
橘「秘蔵の寝顔編までついてきますよ!」
佐々木「おぉぉぉぉ!」
橘「欲しいですか?」
佐々木「………」ノシ
九曜「―――」ノシ
藤原「…ふん」ノシ
喜緑「それでは私も…」ノシ
長門「…抜け駆けはダメ」ノシ
朝倉「刺す練習にするわ☆」ノシ


144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 00:05:05 ID:gJiaboL1
>>137
しかし実は新川さんにいつの間にか古泉写真集にすり替えられていて皆に吊し上げられる橘を想像した


146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 00:10:12 ID:pnMlpvvx
>>144
佐々木「乙女の気持ちを!」
橘「ひ、ひぃい!」
九曜「―気持ちを――」ユラリ
橘「ひ、ひぃぃぁぁあ!」
喜緑「ホモは求めていませんので…」
朝倉「あなたを刺すわ☆」
長門「情報連結解除解除解除解除…」
橘「ひぃぃぁぁぁ!」

藤原「…こいつは古泉というのか…なかなか良い体してるじゃないか」

佐々木スレ5-114 鎖骨好き

2007-05-01 | その他佐々木×キョン

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/30(月) 23:01:40 ID:eeAjKXEV
「キョン、僕はキョンの鎖骨が好きだ、愛してる」
「俺もだ、最初に会った時からおまえの鎖骨がずっと気になってたんだ」
「キョン、僕嬉しいよ……」
「佐々木……二人で鎖骨にお湯を溜めて遊ばないか。できれば、その、なんだ、一生」
「……うん、いいよ……」

佐々木スレ5-103 佐々木vsハルヒ

2007-05-01 | 佐々木 vs ハルヒ

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/30(月) 22:40:53 ID:rNPBkexH
「小耳に挟んだんだけど涼宮さん、キョンが書いた恋愛小説のヲチを知りたくて、
キョンの上に馬乗りしたらしいわね。」
「佐々木さん、アンタなんでそんなこと知ってるの?」
「くっくっ、私は北高に色々と情報源を持ってるのよ。」
「まぁ、確かにキョンにそんなことしたわよ。でも何でアタシにそんな話するの?」
「私もキョンに馬乗りしたことが何回もあるからよ。あの時、私の体がスパーク
したのを今でも思い出すわ。」
「なっ!」
「くっくっくっ」

イカン、オチが続かん。orz