goo blog サービス終了のお知らせ 

サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・三分間経営講座

2018-08-07 07:47:15 | 日記

(3). 花は野にあるように。

ここで言うところの「あるように」とは、「あるがままに」ではありません。
これは例えば、「写実」と「写真」の違に似ています。写実的絵画は一見、写真のように見えますが、写実は、ある瞬間の本質的な姿を切り取って描いたものです。

一方、写真は「ありのままの姿」を撮ったに過ぎません。ここが全く違います。例えば、「生け花」は魅力的な状態に見えるよう活けることであって、単に咲いていた状態を再現することではありません。

仮に、それを一輪で表現出来れば、「あるように」表現することになります。ここに「生け花」の秀でた魅力が生まれるわけです。

つまり、余計なものを省く程、それを見る人の想像に膨らみが生まれます。即ち、「あるように」という教えの本意は、「本質を知り、より簡潔に」を意味します。

これは、「コトの本質の印象強化」にとって、極めて重要な役割を果たします。  
これを理美容業に置き換えて解釈すれば、以下のようになります。
高い売上を達成し、高い報酬を得ている理美容師に共通しているコスチュームがあります。それは以下の通りです。
●「清潔・清楚・質素」の三条件を厳守したコスチューム。
●女性スタッフは、髪は乱れないように「ぼんぼん結い」。
●装飾品は一切身に付けない。
このような質素で清楚な姿が、まさしく「仕事の本質を知り、より簡潔に」を意味します。つまり「職分の追及」に徹しているということになります。
このような理容師・美容師は「多くの贔屓客」を獲得しています。 
 つづく