七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

1年前の今日

2012-03-11 11:41:05 | 日記
あの大災害から1年経ちました。
久しぶりに当時のブログを見たりして、いろいろ思い出したりしました。
ブログをやっていて良かった。
いろんなこと、やはり1年経つと忘れていると思う。

文面から、あの時の寒さとか、電気のない暗い夜とか、水だけの生活とか
いろんなことリアルタイムに感じたりしました。
灯りがない生活は本当に寂しかった。
夕方になってどんどん暗くなってくるのが何とも心細くて。
このままだと、食べるものがなくなるよ、どうしよう、とか。

もう忘れかけている。
電気があって、買物も出来て、お湯も使えて・・・また当たり前になっているし。
いつもの日常に戻れてありがたいなぁ、という気持ちは絶対忘れないようにしよう。
今朝、「去年の今頃は、普通に幸せに過ごしていたなぁ」と母が呟いていた。
そう、午前中は何事もなく、この日常が当たり前に続くと信じて疑わなかったもの。

一日を無事に平穏に過ごせるのは、もう奇跡の連続みたいなもの。
また心に深く刻みました。

先日の「てらさわ」ランチ会の時にも震災の時どうしてた?という話が出て。
お仲間の一人は、娘さんも家庭を持って独立しているので、
今は一人で暮らしているのですが。
震災の時はその娘さんから「何か役に立つものを持って我が家に集合!」
という声がかかり、ちょうど車も満タンにしていた時なので、
一台だけあった反射式の石油ストーブを持って行って、しばらく娘さん家族と
過ごしていたとか。

他の親族にも声がけをして、それぞれが何がしかを持ち込んで集団で過ごして
いたそうです。
中には発電機を持ってきた方もいて、灯りもあったしテレビも観ることが
出来てなかなか便利だった、とおっしゃっていました。

あ、これいい方法ね。
何か災害がおきて、一人では大変という時には、こんな風に集まって持ち寄って
助け合って過ごす、というのも手なのでは?
お友達同士でもいいし、何かの仲間でもいいし、もちろん身内でもいいから。
事前に話し合って段取りを作っておけばいいのでは?

一人暮らしをしていて不安だな、と感じている人はぜひ検討してみてください。
何かが起こってから、ではなく何かが起こる前に行動することがとても
大切です。
経験者は語る、なのです。


   

んん?
ニモがモゾモゾと左手で何かを払うようなしぐさを始めました。


   

モゾモゾモゾモゾ


   

「もうやめてってば!」
だんだんニモが必死になってきました。
え?何?と近づいてよく見ると。




あ・・・!


   

ああああ!!
タビがニモに激しく噛み付いています。
これは痛いだろう。

こんな時はタビの口にがっと指を突っ込んで開かせます。


   


「もう、痛かったんだから」byニモ
「ごめ~ん」byタビ


   

結局また仲良く寝るんだけどね。

ちなみに、大震災の時は、このヒト達も大変でした。
あんな大きい地震は初めてなんだもんね。

タビはすっかり怯えて、人が近づくとジリジリと逃げるし。
ニモは3日間プチ家出をして、ケコっと痩せて帰ってきたし。
ミィスケは、やたらと怒りっぽくなって、人に攻撃的になるし。

こんな風にのんびり寝ている猫を見られる幸せ。
大切にしないとね