Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

Easy Rider (#2 怒涛の静岡入り)

2011-03-22 23:24:51 | trip, event
3月4日(金)

早朝の箱根山。



僕たちは昨日の疲れが取れないまま、雪が積もっているため自転車を押しながら山を下り始める。しばらくすると気温が上がり、次第に雪が融けていく。

ここは絶好の下り坂、そして視界も良好!もう乗るしかないっ!!(ヒャッホー)
僕(たち)はそんな感じのノリだった。

徐々にスピードに身体を慣らせて、次第にスピードを上げていく。
下に広がるのはきれいな静岡県の町並み!



そして富士山!!




だんだん速度と妄想が加速していった時、何と勢いあまって道路の溝にタイヤを取られた?!車体がぐらぐらと揺れるのを、お構いなしに大型トラックは速度を落とさずに通り過ぎていく。どうにか自転車のバランスを取って間一髪でトラックをかわす。本日1回目の死を覚悟した瞬間・・・


その後、静岡の町を国道1号線に沿って沼津市、富士市と順にひたすら走っていく。途中で堤防を上って小休憩。



この後も国道1号線に沿いながら、そして時には見失いながら静岡県の中心部静岡市へと向かっていく。

途中の由比港からの道路が自転車の通行禁止地帯だと気づかずに、2人とも迷いもなく突っ込んでしまった。ほとんど走るスペースがない横を大型トラックが時速70、80キロでお構いなしで通り過ぎていく。しかも不幸なことに逃げ場がない。引かれたら最後、生きて帰れないと覚悟しながら走った。しかし、その道路をおっちゃんが颯爽と自転車で走っていくではないか?!って、すぐ隣にサイクリングロードがあった。どうにか横に避難して生き延びれた。これが本日2度目の死にそうになった瞬間(5分ぐらい続いたけど)。

この後、日の入り直前に静岡市入りを果たす。



その日も僕は野宿、目を覚ましたら夜空には星が輝いている。
そんな当たり前のことだけど、いつも部屋で寝てる僕にはすごく新鮮に感じる。


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Easy Rider (#1 荒れ狂う箱根の峠)

2011-03-19 02:13:11 | trip, event
3月3日(木)
この日に僕たちは故郷を後にした。

6時にY駅前に集合となった。街はまだ眠っていた。
愛車「White Pigion」で走っていると、街がだんだん起き始めるのに気づく。職場に向かうお父さんたち、学校に向かう中高生たち、家事をし始めるお母さんたち。僕たちはみんなの生活のリズムを感じながら走った。

いつの間にか朝からずっと曇っていた天気は晴れ渡った、本当に気持ちよかった。偶然見つけたサイクリングロードを走って僕たちは海に出た。



また偶然見つけた素敵なところでの一枚。

僕たちは順調に箱根の峠にさしかかった。それと同時に雨が降り始め、やがて大雨となり、最後には雪にまで変わっていった。さらに僕たちを待ち受けていたのは箱根峠の心臓破りの坂道。どこまで上っても上っても頂上にたどり着くことが出来ないというプレッシャー、そして久しぶりの運動による疲労、すべてが予想以上だった。



その時、絶好のタイミングで休憩所をみつけた。そこに入っるなりおばあちゃんが僕たちを気遣ってくれて、お茶までいただいた。またそこで出会った旅人の兄さんからは貴重な体験を聞かせてもらった。疲れもある程度取れたところで、再びチャレンジし、箱根山の頂上までたどり着いた。

しかし、辺りは日が暮れるのに宿がどこにも見当たらない。そこで僕たちは-7度のなか、道の駅で野宿することを決心した。



後で聞いたのだが、その夜ほど冷え切った日はあまりないという。本当に貴重な体験をした、もう二度と体験したいとは思わないけど。


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Easy Rider (#0)

2011-03-19 01:04:28 | trip, event
これは中学からの友達と自転車で走り続けた10日間のお話。

ことの詳しい経緯は忘れたけど、新年の節目を迎えたときにその友達に春休みの予定を聞いてみたことだったと思う。

そしたら「自転車で日本を旅行するよ。」とのこと、
「すげー、面白そうじゃん!俺も一緒に行っていい?」
「うん、いいよ。」
そんな感じの軽い会話だった。

しかし僕は卒業を間近に控えて、最後の課題を取り組んでいたので、お金が貯まるはずもなく、旅行3日前までずるずる何もせずに過ぎてしまった。

今回の旅に遣えるお金はクレジットカードの5万円のみ。しかも自転車もまだ買っていない状態。その友達と話してたらもし安いロードレーサーがあったら、それで行こうとのこと。

そして近くのイオンに行ったら、そこにはあった。19800円のロードレーサーのような白いかっこいいバイクが。その出会いがこの旅を実現させてくれたといっても過言ではない。

そして僕と友達と愛車「White Pigion」の旅が始まった。


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世界各地からのエール

2011-03-16 22:22:35 | daily life
 今日、ブログを始めたきっかけは東北関東大震災のニュースを見て、胸が熱くなった。ただそれだけの単純な理由だ。
 
 ぺ・ヨンジュンやチェ・ジウからはそれぞれ7,200万円と1,500万円の巨額の寄付金があった。またインテルの長友選手などが属しているセリエAのメンバーは喪章をつけて試合に挑んだ。またKARAやBackStreetBoysからは励ましのメッセージが届いた。一番印象に残ったのは日給が2ドルしかもらえない中東の国が5万ドルも寄付してくれたのだ。

 こんなにも世界中からエールをもらっている。日本に住んでいる今の僕にはただ祈るだけしか出来ないけど。「がんばれ、日本。頑張れ、東北。」


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