
今日も朝から晴天。30度の予定。
一緒に泊まった宮崎の人が、私に名刺をくれた。
私には名刺がない。

奈半利から鉄道が走っている。それも高架。それがずっと続いている。
津波があった場合には、逃げ込むことができそうだ。
お遍路さんの休憩所を借りて、何度か休みながら、一気に安芸に行く。
岩崎弥太郎の生家を訪れた。街から遠く離れて、田園の中にある。
テレビ「竜馬伝」の影響で、見学者が多いのだろうか、広い駐車場がある。
生家の前には、売店・トイレがあり、弘田竜太郎の音楽碑もある。
弥太郎が13歳のときに庭に日本地図を石で作ったという、その石もそのまま残っている。
テレビでは、生家は今にも倒れそうなバラックだが、目の前の建物は立派なものだ。


その後、「野良時計」、「安芸城跡」「歴史民族資料館」「武家屋敷」「音楽碑」を見て回る。
私が一番感動したのは、小川のめだか達だ。
道路わきの小川。柱のボタンを押したら、「めだかの学校」のメロディーが鳴り出す。
その小川を覗いていたら、数え切れないほどのめだかが泳いでいた。
サンショウウオもあちこちで泳いでいる。巻貝も数え切れないほどいる。
もしかしたら、夏には、蛍もたくさん姿を現すのではないだろうか。
とにかく、あちこちに流れている小川の水がきれいなのだ。
昔ながらの自然を大切にしている安芸。
弘田竜太郎の素朴な童謡。
日本人の故郷を、安芸に見つけた。