急坂にかかる。
固い雪にストックを押し回すと音が聞こえる。
人間の話声のような・・・・
犬の鳴き声のような・・・・・・・・。
脳裏に、
子犬が草原を元気に弾むように走っている姿が見えた。
小学生の私が、毎日が楽しくて仕方がないという笑顔を見せて、
子犬の後を追いかけていく。
どこまで行くのだろう。
私はずっと小学生と犬の姿を見つめている。
山頂の空は青空が広がっていたのだが、
札幌の街を見ると、
黒い雪雲が一面を覆っていた。
登山客も少なく静かな藻岩山だ。


固い雪にストックを押し回すと音が聞こえる。
人間の話声のような・・・・
犬の鳴き声のような・・・・・・・・。
脳裏に、
子犬が草原を元気に弾むように走っている姿が見えた。
小学生の私が、毎日が楽しくて仕方がないという笑顔を見せて、
子犬の後を追いかけていく。
どこまで行くのだろう。
私はずっと小学生と犬の姿を見つめている。
山頂の空は青空が広がっていたのだが、
札幌の街を見ると、
黒い雪雲が一面を覆っていた。
登山客も少なく静かな藻岩山だ。


