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札幌発自転車人

老人は、退職を前にして藻岩山登山と自転車遊びをはじめだした。いつまで続くやら。

(31)2010.06.30 舞鶴市から小樽市へ

2011-02-14 17:21:19 | 2010四国・中国の旅
昨日は、遅くまで祝杯をしていたので、8時まで熟睡。
周りが賑やかだ。
若い自衛官がたくさん乗っている。
昨日、北海道に演習に行く自衛隊の車両がフェリーに乗り込んでいたのを思い出す。
自衛官と一緒に、洗面し、風呂に入る。本当に賑やかだ。

船首にあるフォワードサロンとスモーキングルーム。
サイドにあるプロムナードやカフェで時間をつぶす。
パソコンでゆっくりと音楽を聴く。
広々と広がる海を、飽きることもなく見続ける。
オープンデッキに出て、海の風にあたり、日光浴をする。

鏡に、自分の手足、顔を映して、真っ黒になっているのを知る。
一か月の旅をゆっくりと思い出してみる。
充実感が広がっていく。
楽しかった旅。

小樽に到着。
一般車両が下船して、自衛隊の車両が下船して、
オートバイが下船して、一番最後に私が自転車を押して下りていく。

暗い中を、ターミナルに向かって行く。向こうから近づいてくる人がいる。
息子の笑顔が見えた。私も自然に笑い返す。
31日目の再会であった。
私の旅が終わった。

(30)2010.06.29 豊岡市から舞鶴市へ

2011-02-14 17:12:27 | 2010四国・中国の旅
7時、出発。
朝から雨が降ってい。完全武装だ。
豊岡を出て178号線。すぐに河梨峠だ。
峠道が好きになっている自分を大発見。



久美浜から、久美浜湾沿いに178号線を走る。
久美浜湾の景色は、穏やかで素晴らしかった。
網野までが長かったが、夕日が見える温泉郷、木津温泉郷など素晴らしい温泉がある。
こんな僻地に?と思うほどの大きなホテルが並んでいる。
網野から17号線に入り、峰山までいく。
田舎の中に、急に大きな町が現れた。
そして、天橋立へ。サイクリングロードがずっと続いていた。

知恩院のそばの食堂でざるそばを食べる。
ご主人が私のフロントバッグに気づいて、「自転車ですか」と尋ねてきた。
札幌からと話すと、大げさに驚いていた。私の白髪頭に驚いたのかな。
ここまで来ると、フェリー乗り場まで40kmほどだ。
知恩院、観光船乗り場、散歩道を見て歩く。



東舞鶴までは、車の量が一気に増えてきた。
東舞鶴駅そばに定食屋を見つける。
焼肉定食だ。味噌汁、漬物、野菜サラダ、焼肉・・お腹一杯に食べる。
コンビニで、日本酒、おやつ、つまみを買って、フェリー乗り場へ。

「乗船の予定は何時ですか」「わかりません」
「およその時間でいいのですが」「わかりません」
受付女性の意外な返事に戸惑う。両隣りの女性社員は知らない振りをしている。
この人、何かあったのかな。本当に怒っているのである。



出港までの間に、息子にメールを送り、小樽まで迎えに来てもらうことになった。
10時過ぎに乗船。
二等客室の隅に寝場所を確保する。
一月間の旅行の無事を祝って、一人でささやかに祝杯する。


(29)2010.06.28 鳥取市から豊岡市へ

2011-02-14 17:02:19 | 2010四国・中国の旅
今日も峠の連続だ。
峠のことばかり書いてしまう。
自転車旅行とは、峠を押して歩くことである。

鳥取を出てすぐに9号線を外れ、鳥取砂丘に向かう。峠の上から、砂丘を見る。
そこから砂丘海岸沿いに静かな道を走る。



178号線に入って、浜坂までは、町から離れると必ず峠を越えなければならない。
東浜では、急に自動車専用道路が現れた。
ガードマンが自転車は旧道を通れと言う。峠道に連れて行かれた。
自動車が走りづらいという道を、自転車や人間が通る。
暑い中を登り続ける。
勿論、車は一台も通らない。
急で、曲がりくねっていて、車には危険な道だ。
誰も利用しない道を、私ひとりが占領したかのように、上る。





浜坂から178号線に入り、餘部に出る。この峠も辛かった。
しかしもっと辛いことが待っていた。
178号線は、香住から自動車専用道路になっている。
「自転車や人、小型自動二輪は11号線に迂回しなさい」
表示板の前で呆然とする。
どうしてなの?
ここからが、今日の悲惨なツーリングの始まりだ。
11号線を走る。竹野から、9号線に抜けて城之崎温泉に出る。
車はほとんど走っていない。大型車は通行禁止にされているのだ。
古くて曲がりくねった狭い道。
自転車を押して、押して、なお、押して上っていく。

今日は、ドリンクをどれだけ買ったであろうか。それも自販機で。
今日のコースにはコンビニが一軒もなかった。
スペアのお茶を用意しておいて、
自販機を見つけるたびに、冷たいドリンクを一気に飲んでいく。
飲んでも飲んでも、水分は汗となって私の体から噴き出してくる。


でも、誰にも秘密な私だけの充実感はあった。
私ひとりの峠。私だけの時間、私だけの空間が、そこに確かに存在した。
私はそれを、これから何度も確信して思い出すことだろう。

疲れているので、城之崎温泉に泊まろうと思った。
思いのほか大きな温泉街で、観光客がたくさんいた。
観光客のお洒落な様子を見ているうちに、私のいるところではないと思い直す。
豊岡まで走る。

(28)2010.06.27 米子市から鳥取市へ

2011-02-14 16:45:10 | 2010四国・中国の旅
パンを2個食べて、7時にスタート。
今日は、今回の旅行で一番長距離になる予定だ。
少し気合が入っている。とにかく真面目に走るぞ。
今日はラッキーが二つあった。
一つは、追い風。もう一つは、雨の予報がはずれたこと。
20km以上のスピードに乗る。こんなことは初めてだ。
とにかく風向きが変わらないうちに、9号線を走り続ける。
雨が降らないうちに、走り続ける。
何も考えない。何も見ない。

午後から雨になり、風も変わり、休憩も多くなって、速度も落ちる。
鳥取市が射程に入って来たので、昼食とする。







白兎海岸からは、なかなか先に進まない。
しかし、ここまでくればOKとしよう。
時間をかけて鳥取駅に行く。駅に行けば、近くに宿泊する所を見つけることができる。

実をいうと、お金が少なくなってきた。
フェリー代を考えると、それほど余裕はない。
29日の舞鶴発のフェリーに乗りたいのである。
今日も100km。あすも100kmを走るのである。
私のような根性無し、体力無しの老人にはつらい距離である。
ぐっすりと寝よう。


(27)2010.06.26 出雲市から米子市へ

2011-02-14 16:36:46 | 2010四国・中国の旅
今日は、昨日買った菓子パンを朝食にし、6時30分に出発。
走るとすぐに雨が降り出す。
すぐに雨具の準備。暫らくすると雨がやむ。そして、また雨が降る。
今日は最後まで、そんな天気であった。

今日の楽しみは、宍道湖と、その北側を走る一畑電鉄だ。
431号線を走り続ける。
十数年前に、松江から出雲大社までこの電車に乗った。
ずっと宍道湖が見えた。
時々止まる駅の周りには、人家もそんなにない。
ドアが開いても、乗る人はなく、
カエルやバッタが乗っても不思議ではないと思った。
その時のことを思い出しながら、
今度は自転車から、宍道湖と一畑電鉄を見てみたい。



宍道湖は、波もなく穏やかな風景だ。
一畑電鉄の興味深い駅、電車を見ながら、松江までやってくる。





松江から431号線を走り続ける。
遠くに、とんでもないほど急なアーチ型の橋が見えてくる。
エッ、あんなすごい橋を渡るの。
その道は、一回左折して、山を登りだし、
大分登ったところで、橋に出て、
その橋は、ますます高くなっていく。
60センチ程の狭い歩道を自転車を押して上る。
ものすごく高い。恐怖だ。
天辺まで来て、自転車に乗って走り出す。
ワアッー。ものすごく急な下りだ。ブレーキを思い切り効かす。
でも、なかなか効かない。臆病者の私だ。

境港に入る。
水木しげるロードの案内が出ている。そのまま走っていくと、境港駅に出た。
たくさんの観光客だ。今日は土曜日なのを思い出す。
待合室は、JR客と、フェリー客で一杯だ。
雨の中、みんな濡れて歩いている。
NHKの「ゲゲゲの女房」は見ていたが、
こんなに人気が沸騰していたとは・・・・。
139の妖怪がこの道に並んでいる。
私の知っているのは、ねずみ男、こなき爺、目玉おやじ・・・・。そんなもの。





境港からは、285号線、47号線を走ると、米子駅に出た。
駅前のビジネスホテルに宿泊。
ホテルで洗剤を借りて、近くのコインランドリーで洗濯。
デパ地下で、夕食の準備。