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札幌発自転車人

老人は、退職を前にして藻岩山登山と自転車遊びをはじめだした。いつまで続くやら。

(21)2010.06.20 山陽小野田市から大河内温泉へ

2011-02-14 11:42:32 | 2010四国・中国の旅
7時、朝食。卵ご飯がおいしかった。
食後のコーヒーを飲むのは、今回の旅行で初めてであった。美味しい。
190号線から2号線に入る。
小月バイパスは自転車禁止。人も禁止だ。
迂回路は、バイパスよりも一段下に降りたり、上ったり、曲がりくねったりするのです。
自動車がうらやましいなあ。
車は、取得税に重量税に自動車税にガソリン税・・・・・。
たくさんの税金を払っているのです。
自転車の私は、何の税金も払っていません。
暗くて狭くて自転車で走ることのできないトンネル。
念仏を唱えながら、大型車と一緒に走る狭い国道。
私は喜んで、文句を言わずに自転車で走ります・・・・。これは文句かな。

2号線と分かれて、9号線にはいる。すぐ目の前に九州がある。
こんなにも下関と門司は近かったのか。私でも泳いで渡れそうだ。
関門橋が遠くに見え出した。
人道トンネルに出た。





公園に、イギリスと戦争したとき使用した大砲が並んでいる。
ここは壇ノ浦で、八そう飛びをした源義経の像がある。
人道トンネル通行料20円を入れて、エレベーターに乗る。
地下道を、自転車を押して歩く。途中に、山口県と福岡県の県境が表示されている。
観光で通っている人、用事で通っている人、ジョギングをしている人・・・。
人は無料だ。門司側に出て休憩し、また下関に戻ってくる。

下関駅で宿泊先を探す。
できるだけ萩に近い方がいい。
観光案内の人の教えてくれた、大河内温泉の旅館を予約。
後は気が楽だ。

昼食後、下関駅を出発する。
191号線。この道は、100%路側帯がない。田舎の道だ。
運転手がやさしく、自転車をよけて走る。大型車がほとんどいない。
追い風を受けて、50mほどの峠を、上ったり降りたりしながら、気持ちよく走る。



宇賀本郷から右折して、260号線へ。
すぐに急な坂道になり、自転車で押して上がる。
蛇が道路で寝ていた。
「危ないよ」と声をかける。あわてて逃げていった。
しばらく押したり、乗ったりしながら進んでいくと、旅館の案内が見えてきた。
山の中だ。

風呂は、旅館の外に独立していて立派である。
宿泊客以外の利用客が多くて、混んでいた。 



(20)2010.06.19 周南市(徳山)から山陽小野田市へ

2011-02-14 11:27:53 | 2010四国・中国の旅
今日はささやかな楽しみがある。
できるだけ「地獄の酷道2号線」を走らないですむようにコースを考えた。
徳山駅前から、国道172号線を走る。
2号線を少し走って、189号線。防府市街を出ると、左折して190号線。
右折して50号線、25号線、338号線、そして、周防大橋を通って190号線。





田園風景だ。田植えの作業の様子を見ながら走るのは最高だ。
時々川の中を覗き込む。鯉のような結構大きな魚が、群れを成して泳いでいる。
秋刀魚のような細身の体の魚が、飛び跳ねている。何という魚かな?
周防大橋を抜けて190号線に入ると、大きなスーパーがあった。
そこで昼食。

小野田駅は、売店と蕎麦屋があるだけの有人駅である。
駅員さんから宿泊情報を貰って、宿泊先を決める。
今日こそ贅沢をしようと思って、ホテルを出る。
小さな焼鳥屋があった。焼き肉屋もある。入るのをためらう。優柔不断な私。
結局、コンビニで、弁当、スナック、アルコール。


(19)2010.06.18 岩国市から周南市(徳山)へ

2011-02-14 11:21:07 | 2010四国・中国の旅
昨日の自転車屋さんに、
「国道2号線より、188号線を走るほうがいいよ」
「景色もいいし、呑気に走ることができるよ」と言われていたので、
188号線を走ることにする。

朝から雨が降っている。
すぐに海岸線に出る。
瀬戸内海は凪いでいる。水は澄んでいて透明で、海の底まで見ることができる。
海水浴場がたくさんある。その砂浜はゴミ一つなく美しい。
そして、休憩所、売店、トイレといった施設が、充分に整っている。



光市で昼食。レストランのジョイフル。
店に入るために、濡れた雨具を脱いで自転車にかける。
ハンバーグが399円。ご飯が付いている。
ゆっくりと食事をして、水分を充分に補給して、休憩。

時々空が明るくなるが、雨は止むことなく降り続ける。
トイレに行きたくなって、コンビニで自転車を止める。
店に入るためには、雨具を脱いで、服装を整えて、気を使う。

すごい雨だ。徳山駅に到着。
駅に逃げ込む。観光案内所で宿泊場所を探す。

ホテル横のガレージに自転車を置いてもらう。
濡れたものをビニール袋にまとめる。自転車を拭き、注油する。
キャリアや、その他のネジを増し締めする。
部屋に入ると、直ぐに雨具を干し、
バッグも濡れているので、中の物を全部出して広げる。
洗濯。乾燥。入浴。

7時頃にようやく落ち着いたので、食事に出かける。
今日は贅沢をと思ったが、駅横のアーケード街はシャッター街なのである。
もう一つアーケード街を見つけて歩いたが、これもシャッター通りだ。
結局、駅まで戻って、駅前の吉野家。


(18)2010.06.17 広島市から岩国市へ

2011-02-14 11:13:14 | 2010四国・中国の旅
街から少し出ると、「自転車・原付専用道路」が半車線分続いている。
広島は自転車族が多い。みんな猛スピードで走っていく。
ところがその道は、急に消えてしまったり、急に現われたり、忙しい。





宮島口に就く。フェリーに乗って宮島に渡る。
桟橋から、海岸沿いの道を走り、厳島神社に出る。
満潮になって来ているのか、海水が押し寄せてきている。
青い空、青い海、朱色の鳥居。暫く、大鳥居と神社を見ていた。
その後、厳島神社の裏側を回って、突き当たりまで自転車で回ってみる。

今日の宿泊は岩国だ。
岩国駅前の木陰で、自転車を点検。ブレーキパッドが減っているのに気付く。
私は、峠の下りでは必死になってブレーキを使った。それが何回あったことだろう。
こんなにブレーキパッドが減るものとは知らなかった。
自転車屋を探して、ブレーキパッドを購入し、交換する。

その自転車屋さんに「錦帯橋」を教えてもらう。
「見てきた方がいいよ」の一言で出かける。
錦川(川幅200m)に架かっている5連の木造橋だ。
その向こうに岩国城がそびえたつ。
時間があればじっくりと見たかった。



(17)2010.06.16 松山市から広島市へ

2011-02-14 11:01:56 | 2010四国・中国の旅
靴が湿っている。
ヘアードライヤーを使って温風を当ててみる。
私の足のにおいであろうか、臭い。でも乾いた。
雨が上がっている。晴天だ。

松山観光港に着くと、船が到着していた。
急いで切符を買って乗船する。
四国を離れるのだが、まだそのことが実感できない。
船は、呉で5人程の客を下ろし、江田島を左に見て、広島に着く。



フェリーターミナルのそばに電車の駅がある。
線路に沿って走ると、広島駅だ。昼食。

食後、原爆ドームを見て、原爆資料館に行く。
たくさんの外国人に交じって、原爆の恐ろしさを実感する。
小学生、中学生、高校生も、グループで見学していた。
平和祈念公園では、高校生の一団が献花をしていた。
自転車を木陰において、あらためて原爆について考えた。