埼玉県ふじみ野市の住宅で銃を持った男が立てこもり、人質の医師を撃ち殺害した事件。
男が医師に死亡した母親を蘇生するよう求め、断られると犯行に及んだ。
容疑者は死亡確認からおよそ30時間が経過した母親に蘇生措置を行うよう求めたという。
容疑者の年齢は66歳、母の年齢も90歳は超えていよう。死亡確認から30時間が経過しているのに医師に蘇生措置を要求、断られると発砲。とても常人の思考回路とも思われない。
関係者などによると、容疑者は数年前、母親の診察で埼玉県内の病院に通い、院内で「(母親の)内視鏡検査の順番を1番にしてほしい」「院長でないとダメだ」などと怒鳴り散らしたり、暴れたりしたことがあったという。こういう人物に銃の所持許可を与えることが普通なのか甚だ疑問だ。一旦、所持許可してしまえば、その後のことは不問なものなのか。
銃の所持継続を認めるうえで欠格事由とはならないものなのか。公安委員会は説明の義務ありと思うのだが。
容疑者も「母の看病」というと世間的に聞こえはいいが、母の年金のために起こした事件のようにも見える。「引きこもって現在に至る」ように思えてならない。
日本の警察は「立てこもり」事件が発生すると、必ず犯人の「説得」を試みる。状況の分析から「臨機応変に対処」すべきだ。マニュアルがそうなっているからと常に「説得優先」ではプロとは言えない。
人質となった被害者の家族の心情を思うと、発砲があったのに「説得」を続ける警察の態度に疑問を持たざるを得ない。
また、この親子は二人とも生活保護を受けていたという。猟銃二丁も所持していながら生活保護。いろいろな問題がを提起してくれる事案だ。
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