光画繚乱

映画と写真、どちらも「光」が関わるので、そしてそれが「錯綜し合う」ということから、ブログタイトルを光画繚乱としました。

久々に悔しい気持ちになった

2024-03-20 20:11:27 | 私見偏在

 
 今日は映画「#52ヘルツのクジラたち」を見てきたんだけど、トランスジェンダーの人が生きづらさを抱え差別を受ける話で辛すぎて発作起きるくらい泣ける映画だったんだけど、その後更に泣ける事があった。
 ちょうどいい時間の映画がイオンシネマのグランシアターっていうちょっとお値段張るけどリクライニングできて足があげられるプレミアムシートがある豪華な劇場で4段の段差がある席しかないところで見たんだけど、今まで何度もその劇場に一人で見に行って映画館の人が手伝ってくれてたのに、今日は見終わった後急に支配人みたいな人が来て急に「この劇場はご覧の通り段差があって危なくて、お手伝いできるスタッフもそこまで時間があるわけではないので、今後はこの劇場以外で見てもらえるとお互いいい気分でいられると思うのですがいいでしょうか。」って言われてすごい悲しかった。。
「え、でも今まで手伝って頂いて3回以上ここで見てるんですが?」って言ったら、他の係員に聞いたところそう言った経験はないとおっしゃっていまして、ごめんなさいって謝られて、なんかすごく悔しくて悲しくてトイレで泣いた。
 「52ヘルツのクジラたち」のトランスジェンダーでやり場のない悲しさを抱える主人公と重ね合わせて余計泣いたw
 なんでいきなりダメになるんだろう!悲しさを通り越して今は行き場のない怒りに変わってきた。
 その時に言い返せなかった自分にも腹が立つ。イオンシネマの社長と話し合いたい、という文章がネットに載っていた。
 これに対してイオンシネマ側では【弊社従業員による不適切な対応に関するお詫び】と題する文書を発表した。お詫びは「イオンシネマシアタス調布のグランシアターで、来館客の映画鑑賞後、従業員が移動の手伝いをする際に不適切な発言をしたことが判明したと報告。楽しみに当劇場にお越しいただいたにも関わらず、不適切な対応により大変不快なお思いをさせてしまいましたと述べ、謝罪した。
 今回の件を重く受け止め、「従業員へのお客様対応の教育再徹底と再発防止策を講じると共に、設備の改善を進め、お客さまの信頼回復に努めて参ります」という一文。
 さらに、事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が法で義務化されるらしい。これらの報道を読んで、素直な気持ちで「同調できかねる」と思った。
 障害者であれば、なんでも聞き入れてくれると思っていると「悔しい気持ちになる」のは当たり前。さらに親衛隊というか神輿を担ぐ取り巻きが多いと問題になる。こういう取り巻きは「熊がかわいそう、殺さないで」という動物愛護を唱える人々にも似ている。カルトがかっている」というか、「うさん臭さ」が漂う。中でも特定の政治団体がこれ見よがしに取り上げ始めると「うさん臭さ」が悪臭と化す。
 私は「身の程をわきまえる」とか「身分相応」と言う言葉が「侮蔑」に当たるとは思っていない。この言葉が障害者に向けられると一斉に叩く風潮はおかしい。障害者が人にやってもらって、感謝の念があるのかどうかにかかっているからだ。「やってもらって当たり前」なのではない。障害者が障害を売り物にしてはならない。甘えずに強く生きてほしい。かけられた親切が親切の度を超えかけたなら、断る勇気も持ち合わせてほしいものだ。以前使ったことがある「障害者暴走族」という言葉を思い出した。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国会議員って、暇すぎる! | トップ | 「大谷問題」を考える »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

私見偏在」カテゴリの最新記事