光画繚乱

映画と写真、どちらも「光」が関わるので、そしてそれが「錯綜し合う」ということから、ブログタイトルを光画繚乱としました。

岸田総理が核軍縮に30億円の拠出を表明

2023-09-27 20:17:54 | 私見偏在

 
        TBS NEWS DIGより
 アメリカ・ニューヨークを訪問していた岸田総理は、国連総会の一般討論演説で、「被爆者の方々とともに希求してきた『核兵器のない世界』という理想に向けて、先人の努力により『主流化』した核軍縮の流れを確実に進めていくことが必要」と述べた。
 その上で、「核兵器のない世界」の実現に向け、日本が新たに30億円を拠出し、海外の研究機関・シンクタンクに核軍縮に関する議論の場、「核兵器のない世界に向けたジャパン・チェア」を新たに設置すると表明した。
また、演説に先立って高濃縮ウランやプルトニウムなどの生産を禁止する条約の交渉入りを促す行事を主催するなど、核軍縮に向けたメッセージを 前面に打ち出した、とある。
いつも「崇高な精神」には感服するが、核を持っていない国が核兵器所有国に、核放棄を促すことなど現実的と考えているのだろうか。
現在の核保有国が、かなりの時間と莫大な経費をかけて開発した核爆弾を、手放すなどと考えることはまさしく「荒唐無稽」と言わざるを得ない。核被害を受けた日本。「核がないから核攻撃を受けた」と考える北朝鮮のほうが、大人に見えてくるから不思議だ。
 唯一の核被害を受けた日本だから、世界で一番「核を持つ権利がある」と考えることは悪いことなのだろうか。現にアメリカの核の傘の保護を受けながら、核廃絶を謳う矛盾はどう説明するのだろう。またぞろ「非武装中立」論・憲法九条が日本を守る、などとまだ考えているのか。現政権は核廃絶を謳いながら、敵基地攻撃能力は持とうとする。核を抜き通常兵器でなら攻撃もあり、だとまるでスポーツの世界。審判もいる・世界も見ている・一ラウンド〇分・ルールもある・指導もある……。
 「核兵器のない世界」の実現に向け、日本が新たに30億円を拠出、なのに会場はガラガラ。意味のないことに必死になっているようで白けた。

 

 

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バスで障害者手帳出したら舌打ちされた

2023-09-20 19:56:31 | 私見偏在

 
     Jcastニュースより
 俳優の間瀬翔太さんが2023年9月14日、バスで障害者手帳を運転手に提示したところ、後ろの乗客から舌打ちされ、「早くしろよ」などの言葉をかけられたとブログで明かした。
間瀬さんは10万人に1人という難病「脳動静脈奇形」を患っていることを公表している。過去には、病気の後遺症で脳出血を起こし、てんかんを発症したため、障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)を交付されたことを明かしている。手帳を提示し、運賃を支払うまでに要した時間は約10秒だった。その乗客は何度も暴言を吐いたとしている。間瀬さんは22年のブログで、タクシーの運転手に手帳を持っていると伝えたところ、「思いっきり舌打ち」されたことも明かしていた。
 世の中には「弱者」と思われる者を攻撃してくる輩はどこにでもいる。前回の私のブログ「敵基地攻撃能力持たなければ、中国は日本を攻撃しない」にも載せているが、「見た目」で弱いと思うと攻撃してくる輩は個人でも国家レベルでも存在する。こういう時はそばにいる人が、大きな声で「そんなことを言うな」と一喝してやることだ。とてつもなく大きな声で言うと、ほとんどがうまくいく。そのほかの人も「そうだ、そうだ」ぐらい言って加勢してほしい。多勢に無勢、輩は立場を失うことになる。ほんの少しの勇気で世の中は変わる。知らないふりや見ないふりは生涯悔いを残す。
 障害者は外へ出ると、圧倒的傍観者の中で、毎日このような経験をしている。なのに障害者の自殺率は健常者に比べて非常に低い。ということは、「理不尽な日常」の繰り返しが「死なない力・生きる力」を強力に裏打ちしているからだ。体は虚弱でも精神は強い。健常者も彼らを見習い「心の筋トレ」をしたほうがいい。「理不尽な日常」から眼を背けずに。

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敵基地攻撃能力持たなければ、中国は日本を攻撃しない

2023-09-13 20:08:49 | 私見偏在

 
 元テレ朝の玉川氏は、憲法9条について「日本国憲法があることによって、日本は世界の戦争に巻き込まれないですんだっていう部分もある」と分析した。敵基地攻撃能力を持ってしまったら、(日本が中国を)攻撃できる。持ってたら、アメリカに言われたら中国を攻撃をするかもしれない。そうなった場合は日本は完全に中国にとっての戦争相手国になる」と持論を展開した。日本が中国を直接攻撃する能力がなければ(日本は中国を)攻撃できない。攻撃ができないってことは、中国にとって日本を攻撃する理由もない」と説明した。
 なぜ「左派」の人間はこうも幼稚なんだろう。とうに廃れた「非武装中立」をまだ言っている。
 日本はなぜ歴史的に植民地にならなかったのか。彼は考えてみたことがあるのだろうか。
日本は軍事国家だったからである。統率のとれた軍隊を動かすことができたからである。
玉川氏は「日本が攻撃ができないってことは、中国にとって日本を攻撃する理由もないわけです」と述べている。彼はウクライナ情勢に疎いのだろうか。自分にとって都合のいい「いいとこどり」するジャーナリストでは、世間の信頼は受けられないだろう。敵基地攻撃能力などと論議する前に、まずはこの動画を見ることをお勧めする。個人レベルでも国家レベルでも基本は同じ。「遺憾の意」だけでは危険なことがわかるはずだ。
https://www.youtube.com/watch?v=Iw56-mOwlCM&t=529s
https://www.youtube.com/watch?v=PLwWkgfWkuM

 

 

 

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「私は時々口が滑ってしまう」

2023-09-06 19:54:12 | 私見偏在

 
         FNNプライムオンラインから
 野村農林水産大臣は1日の会見で、前日に福島第一原発の処理水をめぐり「汚染水」と発言したことについて、「福島の皆様を始め関係者に申し訳なかった気持ちでいっぱいだ。あらためて緊張感をもって万全を尽くしたい」と謝罪した。その上で自身の進退については「今回の反省をふまえ、改めて水産事業者に寄り添って職務にあたりたい」と続投する方針を明言した。
 また、記者から、昨日の反省のコメントについて紙を読んでいるように見えると指摘されると、改めて顔を上げて謝罪の言葉を述べるとともに、「私は時々やっぱり口が滑ってしまう恐れがあるので、こうして間違わないように昨日は(紙を)読ましていただいたが、気持ちはもう大変反省をしている」と説明した。
 この会見をテレビで見た。「この人」は80歳を前にして、何をやってきたのだろうとネットで調べたら、2004年の参院選にて当時60歳で初当選。農林水産政務官や自民党農林部会長など農林水産系の要職を歴任してきた、とある。国民は「それにしても」感は拭えない。いつもの総理の「適材適所」人選。「残り物には福がある」と言うが……。
 就任後の昨年8月のインタビューで、産経新聞は「野村氏は長年、農政に携わってきているが、この間、農業人口は激減し耕作放棄地が増加するなど日本農業の生産基盤は弱体化している。課題はどんなところにあり、どう改革していくべきか」と質問した。これに対し、野村氏は「ひとくくりで弱体化というのはいかがのものか。将来的にはそうなっていくと思うが、現時点で(日本)農業が弱体化したのではない」と明言。どこか楽観的な発言は就任直後から垣間見られていた、らしい。楽観的とはいい表現で、本当は意味不明の「禅問答」に聞こえる。
 「泣いて馬謖を斬る」ということわざがあるが、こういう人には、強いて「泣かずに馬謖を斬る」ことも必要だ。こういうタイプの「適材適所」は、先々またやってくれる。現在の総理は決断力が欠如しているので、こういう人を温存しているうちに支持率が下がっていく。「優柔不断」病のつけは思いのほか大きいかもしれない。

 

 

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