光画繚乱

映画と写真、どちらも「光」が関わるので、そしてそれが「錯綜し合う」ということから、ブログタイトルを光画繚乱としました。

スパイ気球で言い合い

2023-02-22 20:18:58 | 私見偏在

 
 前大阪市長の橋下徹氏とジャーナリストの櫻井よしこ氏が19日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演。中国によるスパイ気球が日本に飛来してきた場合に、撃墜可能かの議論で、言い合いになった。気球撃墜に対して、武器使用が可能かということについて櫻井氏は「本来は法改正してからやるべきだが、間に合わないからこのような解釈の変更をしたと思う」と主張。それに対して、橋下氏は「ちょっと待て!今は有事か」と応戦。「必要であれば撃墜すべきだが、法解釈でやるのは違う。日本はアメリカとは違う。平時においてはルール化するというのが日本の法体系。警察でも自衛隊でもそう。ただ有事のときにまで細かいルールに従わなければいけないというのはおかしい。でも今の平時のときには法改正ですべき」と話した。
櫻井氏は、「(現在は)有事という体制で政策をやらなきゃいけない」「間に合うかどうかの瀬戸際。国民の生命を守るために、国土を守るためにどういうメッセージを中国に送るかが大事。絶対に日本に手を出してはいけませんよ」と現在が有事という立場から法解釈で撃墜可能という立場を取った。
 対して橋下氏は「時間をかけてでもルール化するのが法治国家なんですよ。運用でやってしまうことを認めたら、そのほかのことも全部運用でやれてしまうことになる」とあくまでも法改正後の武器使用という持論を展開した。
 この番組を視聴したが、両者の意見はかみ合わないまま終了。現下の情勢を見ると櫻井氏の意見がまともなのだと思う。熟慮に熟慮を重ねている時間はない。
 「人命は地球より重い」――1977年秋。ダッカの日航機ハイジャックの際、犯人側が身代金と逮捕されていた仲間の釈放を求めたさい、時の総理大臣だった福田赳夫氏が、犯人側の要求を飲み、人質を解放したさい「超法規的措置」として実行した例がある。「国民の生命と財産」を守る、という国是があり、法の成立に時間を要するなら「超法規的措置」もやむを得ないはず。
 国会で「卒業式のマスクはどうする」などと、中学校の生徒会の真似をするよりは「国民の生命と財産」を優先させてほしいものだ。

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 NHKの「電波押し売り」

2023-02-15 19:50:34 | 私見偏在


 国際投資アナリスト 大原 浩氏の記事
 日本初のテレビ本放送は、1953(昭和28)年2月1日、東京・内幸町にあったNHK放送会館で始まった。70年前のことである。このような時代、国民にとって「テレビ」がとても重要な存在であったことは疑いが無い。
 しかし現在は、情報を得る手段が、新聞・ラジオ・(地上波)テレビなどのオールドメディアしか無かった当時と比べて、ケーブルテレビ、Netflixやユーチューブ等の動画配信、さらには「ネットメディア」などが乱立し情報過多といえよう。「強制徴収する受信料制度」に基づく「公共テレビ」など今や「過去の遺物」だと言ってよい。「電波を押し売りする組織」を維持する必要が一体どこにあるというのだろうか。
 「十から二十代の約半分はテレビを見ない」
という調査がある。国民には「押し売り」を拒否することができる「基本的人権」があるのは明らかだ。日本では、「契約自由の原則」は、憲法第13条(個人の尊厳および幸福追求権)、憲法29条(財産権)に由来するとされる。法務省の「契約自由の原則」資料も漫画でわかりやすくその内容を説明している。
 そして、前述のようにNHKが「オワコン」になっているにも関わらず、AV Watch 1月19日「NHKの“2倍割増金制度”が4月から運用決定。総務省が規約変更認可」と報道された。
まったく、言語道断である、と結んでいる。
 ここまでのNHKの「暴走」を許している「国の立場」はどうなっているのだろう。
 また不思議なのは民放テレビの反応である。NHKのためにテレビを見ない国民が増え続ければ、民放自体の存在も危ぶまれることになる。現に民放の「番宣」が増えてきたように思える。このままでは「じり貧」。「座して死を待つ」つもりでもあるまいが……。

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ゲンコツ3発と皿磨き

2023-02-08 20:11:27 | 私見偏在

 
 元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が、スシローで客の男性が店内で指に唾をつけ、回転している寿司のネタに塗り付けたり、置いてある湯飲みや醤油ボトルの口をなめて戻したりする迷惑行為がSNSで拡散され、社会問題になっていることに言及した。
 「もー ゲンコツ3発と皿磨き1週間くらいで許してあげなよー めんどくさい世の中だなー 相手、子供だろ」と投稿。
 フォロワーの声に対し、長谷川氏は「被害なんて一つも受けていない匿名の変な人たちがピーピー言ってますけど、こんなもんは悪ふざけのガキがいたずらしただけの話 第3者はほっとけばいい」と苦言。
 果たしてこれが「いたずら」で済む問題なのか。経営者と株主にすれば死活問題。長谷川氏はゲンコツ3発と言っているが法治国家の日本に「私刑」を認める発言。皿磨き1週間くらいとも言っているが、この少年の磨いた皿は信用できない。この少年が本当に反省しているならば「一生負い目」を背負って歩くしかない。それが世の中だ。
 悪ふざけかいたずらか犯罪か「自分がやられたらどうか」をボーダーラインにすべき。
世の中を甘く見てはならない。長谷川氏も影響力のある人なのに「逆張り」発言は慎むことだ。素直に物事を考えたほうがいい。「うちはスシローファンですがこれからも普通に行きますというか少しでも空いたのならむしろ助かります」これも問題発言。「少しでも空いたのならむしろ助かります」はないだろう。何のために「空いた」のか考えないのだろうか。ジャーナリズムの「炎上狙い」は姑息でしかない。

 

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「十徳ナイフ」の所持は犯罪?

2023-02-01 19:43:53 | 私見偏在

 
 「十徳ナイフ」は缶を切ったり、はさみとして紙を切ったり、瓶のフタを開けたりするなどアウトドア用品や便利グッズとしておなじみの品。このナイフを携帯することが犯罪なのかが問われた裁判が行われている。
 この「十徳ナイフ」を携帯していたという理由で警察に摘発され、刑事裁判にまでなったケースが大阪であった。
 男性は赤信号の横断歩道を自転車で渡ったところを警察官に見つかり、職務質問を受けた。その際、カバンの中からこ十徳ナイフが見つかったということ。
 警察は軽犯罪法に違反している疑いがあると判断。大阪区検が略式起訴し罰金刑が命じられたが、男性が受け入れなかったため裁判で争われることになった。
 1月25日の判決で大阪簡裁は、「仕事でも4、5年は使っていないほか、カバンに防災グッズが他に入っていないなど、災害を近々想定して対策していたとはいえない」とし、「切れ味鋭い刃がついているのに安易に長年持ち歩いていた」として、男性に求刑通り科料9900円を言い渡した、という。
 「警察と検事が意地になっている」としか思えない。「赤信号の横断歩道を自転車で渡った」ことが原因。こんな奴は「叩けばほこりが出る」と「岡っ引き根性」や「沽券にかかわる」に火が付いた、というのが誰にでもわかる。
 日本には「官憲に逆らうものは悪」という考えが昔からある。どちらが「正々堂々」としているか、どちらが「姑息」か、国民は決着を見極める必要がある。ロシアやミャンマーのようにならないためにも……。

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