セカンドスクールでは、子どもたちが7~8人の班に分かれ、
民宿で生活します。
僕ら指導員はそれに1人ずつ付き添って生活をともにします。
ですが、今年度のセカンドでは、
自分は子どもと離れて先生方と裏方(本部)をやっていました。
なので深く子どもと関わる機会が少なく、
セカンド中はかなり悶々としました。
ところが、今回、
この立場も時と場合によっては悪くないと気づきました。
というのは、セカンド後に学校に行く時は、
本部のほうが楽なのです。
班付きをやっていると、
1週間寝食をともにするため、
班の子どもとの間に強い連帯感が芽生えます。
セカンド後に学校に行く時も、
班の子どもとじっくり話がしたいなと思って行きます。
しかし、現実には子どもが怒涛のように押し寄せてくるわけで、
ゆっくり話す暇なんてありません。
叩いてくる子の相手をしているだけで精一杯です。
そこで、自分は毎年、セカンド後に学校に行くたびに、
「あーこんなつもりじゃなかったんだけどなぁ」と
ギャップに悩まされていたのでした。
ところが本部指導員をやった今回は、
子どもと適度に距離を保って付き合えたのです。
距離をとれば多くの子どもとも関われます。
なるほど、班というしがらみがなければ
大勢の子どもたちとわりとうまく付き合えるんだぁ、
と思いました。
ただ、これは、逆から見れば、
子どもとの関係性が薄いから
テキトーに付き合うというだけの話で、
やや釈然としない気持ちも残りました。
班の指導員と会えない子にとっては
こういう指導員がいたほうがいいものの、
自分がやりたいことはそれではないんだな、
と感じたんです。
本部指導員として大勢の子どもを「適当にあしらい」ながらも、
子どもとの関係をじっくり育むという理想は
常に頭に留めておかなきゃな、と改めて思いました。
少し話を広げたいと思います。
班付きの指導員と子どもの関係は、
モデル化すると、1対個の関係という性質が強く、
その点で親子や友達の関係に似ています
(家族や友達に「はい、皆さん、手を止めて聞いてください…」
なんて話すことはないですよね)。
一方で、本部指導員と子どもの関係は
1対多の関係で、
教師-生徒関係に似ています。
慣れというのは恐ろしいもので、
ルーチンとして何かをやっていると、
それが本当に正しいのかなんて疑わなくなります。
ルーチンとして1対多の関係を持ちながらも、
常に頭のどこかで1対個の関係を志向して
日々リフレクトする、そんな先生がいてくれたらいいな、
と思いました。
民宿で生活します。
僕ら指導員はそれに1人ずつ付き添って生活をともにします。
ですが、今年度のセカンドでは、
自分は子どもと離れて先生方と裏方(本部)をやっていました。
なので深く子どもと関わる機会が少なく、
セカンド中はかなり悶々としました。
ところが、今回、
この立場も時と場合によっては悪くないと気づきました。
というのは、セカンド後に学校に行く時は、
本部のほうが楽なのです。
班付きをやっていると、
1週間寝食をともにするため、
班の子どもとの間に強い連帯感が芽生えます。
セカンド後に学校に行く時も、
班の子どもとじっくり話がしたいなと思って行きます。
しかし、現実には子どもが怒涛のように押し寄せてくるわけで、
ゆっくり話す暇なんてありません。
叩いてくる子の相手をしているだけで精一杯です。
そこで、自分は毎年、セカンド後に学校に行くたびに、
「あーこんなつもりじゃなかったんだけどなぁ」と
ギャップに悩まされていたのでした。
ところが本部指導員をやった今回は、
子どもと適度に距離を保って付き合えたのです。
距離をとれば多くの子どもとも関われます。
なるほど、班というしがらみがなければ
大勢の子どもたちとわりとうまく付き合えるんだぁ、
と思いました。
ただ、これは、逆から見れば、
子どもとの関係性が薄いから
テキトーに付き合うというだけの話で、
やや釈然としない気持ちも残りました。
班の指導員と会えない子にとっては
こういう指導員がいたほうがいいものの、
自分がやりたいことはそれではないんだな、
と感じたんです。
本部指導員として大勢の子どもを「適当にあしらい」ながらも、
子どもとの関係をじっくり育むという理想は
常に頭に留めておかなきゃな、と改めて思いました。
少し話を広げたいと思います。
班付きの指導員と子どもの関係は、
モデル化すると、1対個の関係という性質が強く、
その点で親子や友達の関係に似ています
(家族や友達に「はい、皆さん、手を止めて聞いてください…」
なんて話すことはないですよね)。
一方で、本部指導員と子どもの関係は
1対多の関係で、
教師-生徒関係に似ています。
慣れというのは恐ろしいもので、
ルーチンとして何かをやっていると、
それが本当に正しいのかなんて疑わなくなります。
ルーチンとして1対多の関係を持ちながらも、
常に頭のどこかで1対個の関係を志向して
日々リフレクトする、そんな先生がいてくれたらいいな、
と思いました。