☆三等星☆

~小ネタと妄想と切ない気持ち~


ごゆるりとしていってください。

司法試験を彩る人々

2007年02月13日 21時24分57秒 | 小ネタ
さやさんのコメントで思い出したんですが、

司法試験受験生の中には、

ちょっと変わった人が少なからずいます。

必死で勉強をするせいでしょうか。


そんな中でも、指折りのエピソードを2つ。


大学4年の夏、俺は論文試験会場にいました。

司法試験は休憩時間が長く、

その間教室を追い出された受験生は、

思い思いに時間をつぶすのですが、

中には 廊下でガン寝 する猛者もいます。

ダンボールすら敷いていない あたり、

ホームレスよりひどい 生活です。

そんなのがゴロゴロ転がっているので、かなり壮観です。

これで包帯でも巻いていれば、

この光景は、まさに 戦地の病院

国境なき医師団が飛んできそうです。


ですが、そんなのは序の口。

廊下で楽しそうにおしゃべりをしている男の子を見た時、

俺は凍りました。

彼、

おしゃべりに夢中です。

楽しそうです。

笑顔がこぼれています。

ですが、

彼がしゃべっている相手は、



ただの


1人で にこやかに 壁と話す彼


 ・・・

俺は「ここまでの境地に達するには、まだまだ修行が足りないな」

と悟ったのでした。



もう一つのエピソードは、

択一試験会場でのできごと。


試験前の緊張した空気が流れる中、

おもむろに立ち上がる1人のオッサン

そして、教室中に響き渡る大声

今から法務省に爆弾を投げ込んでやる!


そして、当然のようにつまみ出されるオッサン。

そして、当然のように始まる試験…。


テロを起こしたいなら、

試験会場で宣言していないで、さっさと法務省に行くべきなのに、

まちがって試験会場に来ちゃったあたり、

残念なオッサンです。

それに、

テロ声明を出すなら、

試験後に「落ちた」と分かってからにすればよかったのに、

早まっちゃったあたりも、

残念なオッサンです。


なんか、いろんな意味で残念なオッサンでした。


さて、明日のロースクールの試験で単位が来ないと

卒業できない俺。

今年の新司法試験を受けられるんでしょうか・・・