今日は,「五訂版 犯罪事実記載の実務 刑法犯」末永秀夫ほか(近代警察社・平成20年)。
派遣検察官の先生から薦められて読んだ。
「さすがにこんなにマニアックな本は試験に必要ないんじゃないか。」
というのが,第一印象。
たしかに,出版社からしてマニアックであるし,
内容は検察官が起訴状を書くときの記載例を集めたものである。
ところが,この本を読み進めて行くうち,これが単なるマニュアル本ではな . . . 本文を読む
来年の司法試験まではまだ時間があるので,ここいらで自分に影響を与えた本を紹介することにしよう。
もちろん,司法試験に関係のある本に限る。
初回は,「立憲主義と日本国憲法」高橋和之(有斐閣・平成17年)。
私は憲法に苦手意識を持っていた。
旧試験で「A」評価をもらっても,ちっとも憲法が分からない。
なぜ,人権の制約理由となる「公共の福祉」は,内在的制約に限られるのか。
なぜ,公益や国益を理由に . . . 本文を読む