ウィーンで研究留学!

以前はウィーンでの留学生活を綴っておりました。今後はクラッシック音楽を中心に細く長く続けていけたらと思っています。

ウィーン国立歌劇場の「セビリアの理髪師」

2007年01月05日 22時05分43秒 | 音楽(クラシック)
年始早々Staatsoperに行って来ました。
もちろん一ヶ月前から押さえていたチケットです。

お目当ては前回に引き続きElina Garanca。そして指揮がLuisiなのです。

Il barbiere di Siviglia

Dirigent    Fabio Luisi
Graf Almaviva Antonino Siragusa
Bartolo Alfred Sramek
Rosina Elina Garanca
Figaro Adrian Eröd
Basilio Janusz Monarcha

序曲は誰もが知っているあまりに有名な曲ですが、Luiseはやっぱり常に全力。前回と同様、いかにも鞭打ちになりそうな振りできりっとやります。先入観もあるかもしれませんが、Luisiにきちっと振られたオケはウィーンフィル的な響きをあまり感じさせることがなく、ぴしっと演奏していました。私の好みとしてはちょっとしっとりさに欠ける気がしないでもありません。Luisiの振りは一貫してそういった印象でした。

さて肝心のGarancaは、一幕の最大の見せ場では結構な声量ではりのある歌いっぷりを見せてくれましたが、全体的におとなしく、そして例によって舞台巧者ぶりは十分発揮、という感じでした。まだ調子が悪いのか、ハードスケジュールがたたっているのか。いつもこんなものならわざわざ狙い撃ちして行くほどのこともなさそうです。まだ二つあるのでもうちょっと期待して見て行きたいと思います。

他にはBartoloのAlfred Sramekは味のある演技で楽しませてくれましたし、FigaroのAdrian Erödは一番意気がよく、舞台を盛り上げていました。演技も楽しく、声量もありましたが、ちょっと艶に欠ける声でした。彼も調子が悪いのでしょうか?みんな疑ってしまいます。

まあしかしイタリアンオペラはやっぱり楽しいですね。これが日本でオペラを見ていたときのように一万以上払っていたら深刻に聴いてしまってよくないかもしれないですが。

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