三田市議 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

武庫川に天然アユの復活を~フォーラム~に参加して

2009年01月19日 | 環境・都市計画
1月17日(土)阪急宝塚線の売布神社駅前にある「ピピアめふ」で開催されたフォーラムに参加しました。このフォーラムは、武庫川づくりと流域連携を進める会の主催によるものです。
話題提供者として、高橋勇夫氏(たかはし河川生物調査事務所長)、矢持進氏(大阪市大環境都市工学科教授)、福原修一氏(梅花中学高等学校教諭)、またパネラーとして、武庫川漁協の代表理事組合長である木嶋秀起氏、武庫流会 伊藤益義氏と法西浩氏が参加してのフォーラムでした。
さて、話しは、「昔、武庫川に多く見られた天然アユが何故少なくなったのか」「少なくなったアユを復活させる対策は」など。現状の武庫川や大阪湾の姿などが話題提供者の先生方やパネラーの皆さんの議論で明らかになりました。
アユは、秋に孵化して、海に戻り、春先に川へ遡上し成魚となり、秋に卵を生むと死んでしまう1年魚とのこと。
今の武庫川下流域に点在する堰堤や可動堰のいくつかが、これらの遡上や稚魚が海に下るのを阻害しているのが、そもそもアユの個体数を減らしているとの研究発表もありました。
また、水質も武庫川渓谷など自然景観がすばらしい場所で悪化しているなど、決してアユなど水生動物の住み易い環境ではないようです。
武庫川には、県が土木工事を手がける祭に魚道などを意識して作ってはいますが、まだまだこの魚道ひとつをとっても生き物たちへの思いやりが欠けていることも知りました。
武庫川のアユの復活は、大阪湾沿岸部や武庫川がトータル的に生育環境が良くならない限り望めそうもありませんが、人の命だけを守る川づくりからそこに生きている動植物に照準をあてた川づくりを考えなければならない時期になったのだと実感したフォーラムでした。
三田市内にも武庫川が流れており、「川を意識したまちづくりができるのでは」とも考えています。今後とも、このような機会に参加し、自己研鑽に励もうと思っています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゆりのきわくわくスクール | トップ | 三田市総合防災訓練に思う »
最新の画像もっと見る

環境・都市計画」カテゴリの最新記事