10月24日・25日の2日間、奈良市100年記念会館で監査事務研修会が開催されました。
(100年記念会館内部)
初日は、国の会計検査制度や決算報告の解説を会計検査院審議官の寺沢氏が講演。5000億円越えと言われた平成23年度の事業の指摘等について審議官の明快な視点、論点を交えて解説がなされました。
2日目は、同志社大学大学院 教授の浜 矩子(のりこ)氏が、グローバル経済における視点をアベノミクスの批判を交えての講演でしたが、氏が最も伝えたかったことは、どうやら「シェアからシェアへ」と言う考え方だったようです。
シェアとは、まず製品等の占有率の事を言い、「奪い合い」を意味します。しかしながら、グローバル経済では、自社製品を作る段階で既に他社製品の助けが必要で、どこからどこまでが、日本製品でどこからどこまでが外国製品なのか。などを踏まえると製品に国境がなくなっている状況があります。
そこで、もうひとつのシェアとは「分かち合う」と言う意味があり、これこそが、今世界に求められるものではないか。一国だけが一人勝ちしてしまう世の中は、結果他国からも認められなくなっている。との論点でした。
そう言う意味からも「日本が世界をリードする」「世界の中心」と言う発言をしている安部首総の考えが、場合によっては、「一人勝ち」的な発想を持っているのではないかと懸念する材料だと言います。
「弱肉強食」と言われているジャングルにあっても共生の仕組みでなくてはならず、ライオンだけが君臨する世界はあり得ない時代であると言うものです。
グローバル経済は、互いが生きられる世界を模索しなければならない。一人が落馬すると連鎖反応を起こす世界になってしまっています。
(100年記念会館内部)
初日は、国の会計検査制度や決算報告の解説を会計検査院審議官の寺沢氏が講演。5000億円越えと言われた平成23年度の事業の指摘等について審議官の明快な視点、論点を交えて解説がなされました。
2日目は、同志社大学大学院 教授の浜 矩子(のりこ)氏が、グローバル経済における視点をアベノミクスの批判を交えての講演でしたが、氏が最も伝えたかったことは、どうやら「シェアからシェアへ」と言う考え方だったようです。
シェアとは、まず製品等の占有率の事を言い、「奪い合い」を意味します。しかしながら、グローバル経済では、自社製品を作る段階で既に他社製品の助けが必要で、どこからどこまでが、日本製品でどこからどこまでが外国製品なのか。などを踏まえると製品に国境がなくなっている状況があります。
そこで、もうひとつのシェアとは「分かち合う」と言う意味があり、これこそが、今世界に求められるものではないか。一国だけが一人勝ちしてしまう世の中は、結果他国からも認められなくなっている。との論点でした。
そう言う意味からも「日本が世界をリードする」「世界の中心」と言う発言をしている安部首総の考えが、場合によっては、「一人勝ち」的な発想を持っているのではないかと懸念する材料だと言います。
「弱肉強食」と言われているジャングルにあっても共生の仕組みでなくてはならず、ライオンだけが君臨する世界はあり得ない時代であると言うものです。
グローバル経済は、互いが生きられる世界を模索しなければならない。一人が落馬すると連鎖反応を起こす世界になってしまっています。
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