サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

図書館

2006-11-17 13:14:29 | Weblog
先日、自宅に帰ったら電話に留守電が入ってました。
珍しい。自宅の番号は両親にも教えてないのに。上海の姉か?
再生を押すと、

「●●図書館でございます。お貸し出ししました本の返却日が過ぎております。予約が入っておりますので返却をお願いします」


図書館でした。
もうそろそろやばいなと思っていたら、やっぱりきたか。


仕事の資料として借りているのですが、延長するのが面倒。
1回は電話で延長できるが、それを過ぎると図書館まで行って延長手続きをしなくてはならない。
資料が必要な期間はだいたい3ヶ月間から5ヶ月間。
半年間貸し出しシステムを作って欲しい。



新人編集者:「初めて図書館から『本を返せ』と連絡が来ました」

隣の美女:「あらー、珍しい。新宿区の図書館は結構寛大なのに」

新人編集者:「ええ。なんか今借りてる本に予約が入ったみたいで……」

隣の美女:「あー、それで連絡がきちゃったのね」

新人編集者:「そうらしいです」

隣の美女:「ということは、私の借りてるのは予約が入るまでオッケーってことね」

新人編集者:「ええ。そういうことになります。返却期間どのくらい過ぎてます?」

隣の美女:「まだ一ヶ月たってないと思うから余裕よ♪」


すると隣のK女史が、

K女史:「いいわね、図書館から電話で。私なんて父から電話がかかってきたわよ」

隣の美女:「父?図書館の館長さんなんですか?」

K女史:「ううん。図書館のカードの連絡先が実家のまま変更してなくて、返却要請の電話が実家にいっちゃって」

新人編集者:「返せって?」

K女史:「“約束を守らないのは人間としてどうなんだ?エクスキューズは通用しないぞ。世の中にはルールがあってそれは守らなきゃいけないんだ。本を返さないために人が迷惑をしているんだぞ。仕事のために借りた?だから編集者なんてヤクザな商売に就くことを私は反対したんだ”って、延々説教されたのよ」

新人編集者:「すごい……。なんか重い罪を犯した人になった気分ですね。早く返却しに行こうっと」

K女史:「一ヶ月経ってないから余裕ねなんて。うちの父に叱ってもらわなきゃ」

隣の美女:「……すぐに返却します」



あれから約2週間。
私も隣の美女もまだ返却できていません。


……来週でいいですかね?