四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

イタリア鉄道旅行②パリからヴェネツィアへ

2016-07-21 | 旅行(*海外)

深夜帰国した翌朝、ベランダの植物たちの様子を見てみると、留守中も夫がちゃんと水やりしてくれていたみたいで元気でしたfutabafutaba

でも.. 誰もハーブを摘んで食べていなかったみたいで、旅行前にジェノベーゼソースを作るためにつんつんに短く散髪したバジルはまたふさふさに繁り、ミントは雑草のようなワイルドな繁みになっていて花まで咲かせていました・・

「イタリア料理はいつ再現して作ってくれるの?」と夫

イタリアではリゾットも食べていたからか?今回は帰国後も白米に執着は感じていませんが・・味噌や納豆、海苔、ネギ・生姜・茗荷のような薬味を身体が欲しているみたいで、むしゃむしゃ食べています(^^)/
再現料理を作りたくなるのは1週間後くらいからだと思います(^o^)

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さて、旅話に戻ります!

エミレーツ航空(羽田発ドバイ経由)は定刻の13:30、パリCDG空港に到着

イタリア鉄道旅行なのに往路をイタリア行きのチケットにしなかったのは、パリリヨン駅発の夜行寝台列車「thello」で終点のベネツィアまで行き着きたかったから(^o^)

この夜行寝台列車の名前・・少し物騒ですよね?
世界中で何が起こってもおかしくないような情勢の昨今
旅行中、そういう面には油断しないようにしていたことは言うまでもありません

空港からはダイレクトにリヨン駅を経由してくれる空港リムジンバスを利用
2013年に利用した時は「エールフランスバス」という名称でしたが、「LE-BUS DIRECT」という名称に変わっており、空港でバス乗り場の目印を探すのに少しだけ戸惑いました

使い勝手は同じなので、難しいことはありません
少し渋滞していましたが、45分位乗車するとパリリヨン駅が見えてきました
懐かしく美しいパリリヨン駅です


夜行寝台列車thelloの発車予定時刻は、19:11

まずは荷物を駅のコインロッカーに入れて、パリの街歩きをすることにします
コインロッカーの位置は予めネットで調べていましたが、情報通り少しわかりづらい位置にあったので、1回駅職員に聞きました
Hall3側の通路を進みスロープを下り、さらに進むとピクトグラムが見えてきます



まずXレイに、コインロッカー室内に持ち込む荷物の全てをスキャンします(テロ対策)
ロッカー室は22時に閉まるので夜間利用は要注意

大きなスーツケース2個とサブバッグ2個が全部一緒に入る特大サイズのロッカーの利用料金は、9.5€でした
投入口にはコインしか入りませんが、両替機もあるので大丈夫です
ロックした後、バーコードの付いたレシートが開ける時のキーになるので失くさないように☆

やれやれ、身軽になりました♪
2時間位は街歩きできそうです\(^o^)/
一つ、お目当てが☆
パッサージュモリエールに、小さなアクセサリーのお店があるのです
2年前にここで20€位で買ったペンダントは、私の一番のお気に入りsymbol4


今年はもう一つ、違うデザインのを買い足そうと決めていました(^^)
地下鉄A線と④を乗り継いで、お店の最寄り駅 Etienne Marcelへmetro

ところが、なんとその駅には停車しないではありませんか~~@@
なんで?なんで?... 慌てて次の駅で降りるとこんな表示が…


なんでも、その駅は工事中のようで3日間閉鎖 ..
下車した駅からひと駅歩くことにしますrunrun

やっと着いたパッサージュモリエール~!

・・が、、パッサージュ内はカフェが1軒開いていただけで、他のお店は全部閉まっていました..orz
土曜日なので定休日ではないはずなのに.. もしかしてもうサマーバーケーションなの??
真相はわかりませんが、とても楽しみにしていたので.. ガックリ.. 凹 みました

気を取り直して(・・と言っても息子にとってはペンダントなんてどうでもいいことでして、凹んでいるのは私だけ。。)セーヌ川の方へ歩いてみることにrunrun

ん?静かなセーヌ川の風景を想像していたのに、なんだか様子が違います・・
物々しい警官隊の警備と荷物チェックの関所があちこちにあり、その先にはカラフルなパレードが踊りながら行進中

 どうやら、同性愛の自由をスローガンにしたイベントのようです
帰国してからネットで調べてみたらこのようなページを見つけました
    righthttp://www.fanafrance.com/diary-detail/61

ゲイの人もそうでない人も、同じようにこのイベントを楽しんでいるようで、これもまたフランスらしい気風を感じた風景flag8
ちょうどこの日が7/2、しかもパレードの時間だったのです(^^)

延々と長く続くパレードを横切るには、私達も踊りに混じって音楽にノリノリに、くねくね踊り歩きしながらさりげなく向こうに抜けなくてはなりませんでした~ ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ チョットタノシカッタ..♪


シテ島の方へ向かいますrunrun


ここがシテ島の先端☆


少し休憩した後パリリヨン駅までセーヌ川沿いを歩いて戻ることにrunrun

いつ、どこから見ても美しい駅だと惚れ惚れとします
2年前の9月に何度も乗降した懐かしい駅です!

 

 

 

 


コインロッカーから荷物を出してきて一息つきながら、電光掲示板をチェックすると・・
thello / Venezia S.Lucia 行き:30分遅れの表示が出ています..


そしてその表示は、その時間になる毎に・・1h遅れ・・1h30遅れ・・と更新され、ついには2h遅れの表示に。。
嫌な予感がします.......
駅構内では、ヴェネツィア行きthello の遅れをお詫びするアナウンスだけが仏語と英語で何度も繰り返されます。。

この日の夕食は、今では稀有な存在となった「夜行寝台列車に食堂車を連結しているthello」で食べることを楽しみにしていました~~

1時間半遅れの時点で、売店でサンドイッチを一つだけ買って息子と半分こずつ食べて飢え(=空腹)を凌ぎます
食堂車fork dinner への期待は捨て切れていません。。

 


そしてやっと.. 2h遅れでthelloが入線してきました
運休にならなかっただけでもよかった ...
ホールに溢れていた人たちが、どっとホームに流れていきます
これだけの人がみんな待っていたのです

お願いっ.. thello .. 私をベネツィアまで連れていって~!

 

 

 


乗車してほっとするも・・実はここからこそが本格的な混乱の幕開けでした hihekomi

2時間遅れで到着したこともあり、セットされているべき寝台がまるでセットされていない~
しかも、、なぜか部屋割りがめちゃくちゃになっていて、、あちこちで見知らぬ男女が同室にアサインされている~@@!

車両内は、大混乱と混沌、そしてスーツケースを転がしながら狭い通路内を行ったり来たり右往左往の大移動が始まっていました

車掌を捕まえようとしますが、あちこちで捕まり寝台車両内はクレームの嵐になっている様子。。

誰もアサインされていない部屋をなんとか見つけて勝手にそこに荷物を入れた後・・やっとのことで車掌を捕まえることが出来ました

チケットを見せながら「部屋割りが玉突き状態で大変なことになっている、居場所がないのでこの部屋を使わせてもらいます!」と拙い英語 but きっぱり宣言!( ̄^ ̄)凸ドスッ

 

 

 


こうほして部屋確保の承諾をとりつけたものの、寝台はセットされておらず・・かすかな望みを繋いで食堂車へ行ってみることに・・


当然のことと言えばそうなのですが... 食堂車はあるものの、この日は営業をする気配は全くなく。。食堂車の係員に英語で質問してみるも、反応は.. ʅ( ~⊖◝)ʃ

orz..

長時間フライトの疲れもここでどっと出てきて.. 失意のどん底のような気分に。。
駅でサンドイッチを2/1個でも食べていて良かった。。。

部屋に戻り、ドアを開けたままにしておき、通路を車掌が通る度に寝台をセットして欲しいとしつこく頼みました

2段ベッドをセットしにきてくれたのは、やっと23時過ぎ・・
今夜はこのまま座席に体を丸めて、息子と二人互い違いになってぎゅうぎゅうに寝るしかないのかも。。と諦めていた頃でした


着の身着のまま死んだように眠り続け... 気がつくと朝の気配.. sun

起きてみると昨夜は鉛のように重く感じていた体がすっきりとしていて、体を伸ばして眠れただけですっかり回復した健康な体に心から感謝(✿◡人◡ฺ)

息子を叩き起こして(:`θ´)/;o;) 食堂車に行ってみます(^^)/
私たちのカテゴリ(個室寝台)の乗車券には、簡単な朝食がついていたのです

 


朝食でリフレッシュされて、元気も出てきました
列車はもうミラノを過ぎています
時計と時刻表を確認 .. どうやら夜の間に速度を上げて遅れの2hを取り戻していた様子
ベネツィアには定刻09:35に到着しそう(^-^

 

 


到着!

 

 

 


駅に降り立つと、目の前に大運河(Canal Grande)が広がっています\(^o^)/

  ♪Santa~Lucia~~
     Santa~~~Luci~a~~~~~♫


大声はりあげて歌いたくなりましたが、我慢(*^o^* ) ←おとな

・・と、ここまでそれなりに大変な思いもして、ベネツィアに念願のthelloで到着しました

あのときのこのときの「orz..」も、振り返ってみるとなんだか漫画みたいに可笑しくて楽しい思い出になるから不思議ですねsymbol7

まあ、こんな風に私たちの旅は始まったのでした!
えっ..?導入が長すぎる? .. ゴメンナチャイ.. (^。^)

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ベネツィアに着きましたが、実はこの日は野外オペラ鑑賞でヴェローナ泊の予定

ベネツィアのホテルには「thelloで到着した後、この日はヴェローナに宿泊するので、チェックイン前日からスーツケース類を預かって欲しい」と予めメールでお願いしてありました

ホテルは今回の旅行中唯一の四つ星ホテル、駅近、しかも大運河沿いに立地する「プリンチペ」
私が間違って、早期にキャンセル不可の料金で予約したためにまぐれのような予算内の格安で2泊を予約できたホテルです(^^)v

ホテルに荷物を預けて、一泊分の身軽さで街歩きにヾ(✿❛◡❛‷)ノ

ヴェネツィア→ヴェローナの切符は、TRENITALIAのサイトから予めスーパーエコノミー料金で 13:20発 のFrecciabianca の切符をとっていました(一人9€)
これだと当日普通列車で行く運賃と同じな上に、普通列車で行くより45分程度早く、ヴェローナまでの所要時間は1時間半程度になります

乗車まで3時間位あったので、サンタルチア駅の窓口が、この時意外なほどすいていたこともあり、鉄道パスのヴァリデーション手続きをしたり(パス使用開始はまだ先の7/8の予定)北イタリア滞在中に発券しておきたかった乗車券を購入したりしました
予め、購入メモを作成しておくと間違いも無くスムーズです

駅前の店でピザを食べてforkエネルギーを補給した後、本島内の市場→リアルト橋(現在工事中)までをぶらぶら2時間くらい歩き回りましたrunrun

 

 

 

 

 




ヴェローナ1泊後に戻って来るヴェネツィアには2泊する予定なので、とりあえずヴェネツィアの写真はこれくらいにしておき、また後日改めて宿泊時の記事でまとめてご紹介したいと思います(^^)/


■『イタリア鉄道旅行③ヴェローナ』に続きます animal2flag7

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