



夏の暑い盛りの間中ずっと、濃いピンクの花をふわふわにつけます
雨風が強く吹き荒んだ翌日には、木の下にピンクの絨毯をふんわりまあるく作り、
そしてまた何事もなかったようにピンクの花をふわふわに咲かせ続けていました

子供の頃は「サルスベリ」という滑稽な名前が面白くてすぐに覚えた百日紅
大人になってからはこの花の可憐さとたくましさが大好きになりました
この百日紅(サルスベリ)、冬〜芽吹き前の春はこんな姿で、これもまた風情があるなあ・・と、通るたびに見上げています


何かの花に似ているなあ・・と、すぐに思いついたのが「ワレモコウ(吾亦紅)」
家ではお盆も過ぎて晩夏の頃に、よく花瓶に活ける花です
ちょっと侘び寂びっぽく、夏の疲れに寄り添ってくれる大人しい風情の花
ご存知でない方はネットで検索してみて下さい
「ああ、これ・・」と、心惹かれた記憶がある花かと^^
*高浜虚子
「吾も亦(また) 紅(くれない)なりと ひそやかに」
この俳句

サルスベリ(百日紅)の咲く同じ季節に、「吾亦紅・・」と咲くワレモコウ
そして、サルスベリ(百日紅)にも「吾亦紅・・」と、ひそやかに寒さに耐える時期があることも趣深いです






























今日行ってみると、荏原神社の寒緋桜は満開
十数羽のメジロが花から花へと飛び交うたびに花びらが散り、コロナ禍を忘れる長閑なひとときでした









このあと寒緋桜は少しずつ風に散らされながら葉桜になっていきます
新緑の風に吹かれる葉陰のヱビスさまに会いに、また寄り道します(^^)/





























