四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

獅子に牡丹@歌舞伎座

2022-02-24 | 着物コーディネート

夕方は、来月の卒業式にお嬢さんが着用される袴の着付けの打ち合わせをしました
節目の春ですね sakura
時間を見つけて練習し、手を慣らしておこうと思います(^^)/

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今日は朝からささっと支度して「二月大歌舞伎」を一人で鑑賞してきました


■第一部
  一、元禄忠臣蔵
    〜 御浜御殿綱豊卿
  二、石橋

元禄忠臣蔵の舞台は、徳川綱豊の別邸・御浜御殿(現在の浜離宮)
浜離宮から一気にタイムスリップ、赤穂浪士の時代にあったに違いないやり取りを見てきたような余韻が残りました

石橋は、有名な演目
チベットのヤクの毛で作られている獅子頭の毛が、ふっさふっさと振り回される様は、何度見ても圧巻・・
頭だけ振っているのではなく、上半身全体を使って振るからこそ、あのダイナミックな動きになるそうです
今日、白頭の獅子の精は、中村錦之助さんでした

獅子の精が牡丹の花と戯れる姿には、なんとも不思議で夢の中のような幽玄な美しさを感じます


歌舞伎座の舞台の緞帳、
一月は『朝光富士(ちょうこうふじ)』だったかと思います
二月は『水辺の四季(みずべのしき)』になっていました
これほど見事な綴織は贅を極める美術工芸です

一幕・二幕の休憩時間は30分あり、一人だったこともありまして、歌舞伎座内に飾られている日本画をゆっくり鑑賞して過ごしました
歌舞伎座全体が美術館のようですね

一階から二階に上がる階段の踊り場に飾ってある、川端龍子画伯の「青獅子」
今日の演目「石橋」にも通じる大好きな絵です


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寒かったので、綿薩摩を着ていきました
絹糸と同じ細さの綿糸で織られているので、綿といえども綿薩摩はとてもしなやかで、着心地もいいのです

あまり考えず、桶絞りの「椿」の帯を合わせました
歌舞伎座に着いてから、、、
「あっ .. 牡丹の染帯にすればよかったあ〜!」と後悔

せっかく獅子物の「石橋」を観るのなら、やっぱり「牡丹」でしたね 。。


自撮りですみません(^^;)
帰宅してから、鏡に写して撮ってみました
う〜〜〜ん、やっぱり牡丹にすればよかったあ〜( ; ; )


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