サンズ・トーク

民主主義の限界

われわれは、戦後以来、一応民主主義の世界にいて、それなりに納得して人生をやっている。
でも、その民主主義であっても、ネックというか制約というか、限界があることも感じているところなのだ。

民主主義のいいところ、それは、ひとりひとりの個人が尊重されるという建前があって、そこに自由性というか公平感というかが柱になっているのだ。

でも、個人の尊重は、必ずしも物事の処理に適当でないことがある。

最近の例では、1票の公平を確保できていないこと、それで、司法からは1票の格差が憲法違反と判断される。
これを誰が是正するかというと、国民だ。その国民の代表が国会議員。
議員は政党に属していて、選挙を視野にいれると、どうしても自分の所属政党に有利でなければ承認できない。
おれがおれがと、主張が対立して合理的な結論を得ることはなかなか難しいのが現実なのだ。
国会議員の合意で最後には決めるのだろうが、ベストの解決が得られるかどうかわからない。

第三者機関に憲法に背かない結論を委ねるといっても、その第三者機関の性格はどうあるべきか。

だからわれわれは、政治家が信頼できないといっても、それでは物事が解決しないではないか。

結局、国会議員が自らの良心に照らし、最良最善の結論を得るよう、期待する。お願いする、しかないのじゃあるまいか。

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