アルモドバル新作映画、見てきました。

2004-11-26 15:30:22 | 映画 Film
Pedro Almodovarアルモドバル監督作品、
La Mala Educación(Bad education)を見てきました。

ストーリーも誰がでるのかも全く知らずに映画館へ行って
映画そのものに対する先入観は持たずに鑑賞。
やっぱりというかかなり強烈映画でした。
ストーリー自体は他の彼の作品ほど重く心に感じなかった。
いつもながらの過去や現在を行ったりきたりのストーリーだったんだけど、
今回はちゃんとついていけなかった。だから完全に
映画に入り込めなかったと思う。残念。
もう1回見たらもっと感情移入もできて違う感想を抱くかもな。
ストーリーはそんな感想だけど、登場人物はいつもながら
色んな性格の人がいっぱいでてきて面白いし、楽しいし、ホッとするし、嬉しい。
前も書いた気がするけど、
ひね曲がって行動の心理の読めない人間がでてくるのって
見ていて気持ちいい。
人間って複雑なんだよ、って映画を通して監督が言ってるようで
「変なのは私だけじゃないのよねー」、って思えて嬉しい。安心する。
もちろん私の変の度合いなんてたいしたことないとも思うけどさ。
今日見た映画の話に戻ると、デザイン、音楽、カメラワークは
いつもに勝らず劣らず素晴らしかったあ!!
なんであんなに惹きつけるんだろう。
映画の頭っからぐぃっと引き込まれ、最初のタイトルクレジットを見ながらもう、
「ああ!!こういうデザイン、色使いをする人たちの住むスペインに住みたい!!
Pにスペインに住もうよ!って言おう!!」
と感情的になりまくり。私ってホントたんじゅん、たんさいぼー。
ま、Pには数ヶ月前スペインで仕事の話が来たので、
スペインに住むアイデアは非現実的な話でもないのだな。
さっきPにそう思わんかった?と聞いたら、
スペインに「また行きたい!!」とはすごく思ったそうだが
私のように「住みたい!」とまでは思わなかったそう。そうか、、残念、、、
でもチャンスはあるかもだし、私は狙っているぞ。
まじでスペイン、住んでみたい。

いつもうちでDVD鑑賞なので、映画館は夏以来。久しぶり。
椅子に座りながら、アルモドバルの世界が視界いっぱいに拡がってて幸せでした。