カラトーゾフとフィリップ・グラス

2008-04-28 06:26:47 | 映画 Film
the red tent (1972)

DVDで、
"The cranes are flying"の、
Mikhail Kalatozov(ミハイル・カラトーゾフ)監督映画

加え、IFC Center(映画館)で観たのが、

GLASS: A PORTRAIT OF PHILIP IN TWELVE PARTS

フィリップグラスのドキュメンタリー。

彼を理解しようと思って観てた、とあとで気づいた。
それは無理だし、無駄なことだった。
人間として観察するのもそれなりに面白かったけど、
でも映画が進むにつれ、
そんなのは小さなことになって、
彼の音楽を純粋に味わいたいという気持ちが
大きくなった。

言葉でなく体で気持ちを表現する。

2008-04-21 03:20:56 | 映画 Film
Nikita Mikhalkov(ニキータ・ミハルコフ)監督の
At Home Among Strangers (1974年)

昨日のダンスクラスで円を作ってたら
ある人が、誕生日の人に向かって
コンガなどの生音に合わせて踊りながら
誕生日プレゼントを持って行った。
踊りながら少しずつ前へ進んで行く。
そうしながら体でおめでとうと祝福の気持ちを表現し、
受け取る側も踊りで向かっていってお礼の気持ちを伝える。

言葉でなく体を通して表現される気持ちに感動して、
ちょっと目が潤んでしまった。

そして夜に見た、私の大好き映画監督の3本指にはいる、
ニキータ・ミハルコフ監督映画。
そこでも昼間のダンスクラスのようなことがあった。

言葉を発せず体で気持ちを表す。

体いっぱいで表現するその人達の想いが
私の体にも伝わってくるようで、泣けてしまった。

その他、カメラの角度、光の量や質、ものや人の配置具合、
ロシア独特の雰囲気に、ウエスタン要素の混ざり方、
この監督はほんとすごいです。

3歳のお誕生日を一緒に祝える!

2008-04-11 02:04:19 | オレンジカウンティ OC
姉一家の住む南カリフォルニア、オレンジカウンティに来ています。
目的は、来加するPの大切な知人夫妻に会うこと、
それはPにとってはもちろん私にとっても
大事なことなのだが、
私には、姉一家に会えるとてもよい機会!
しかも姪は来週3歳になる。
一緒にお誕生日を祝えるのが素晴らしい。

美しい英語にどっぷり浸ろう。

2008-04-06 12:19:01 | 読書 Lire
ずっと忙しくて、
読書(とくに小説)どころじゃなかったんだけど、

今日ぶらぶら散歩してて、
St.Marks Bookstoreの外から見える陳列棚に
Death and the Idea of Mexico: Claudio Lomnitzが
置いてあって、Pにほら、と言い、面白そうだと応えたので、
中に入った。

入ってすぐで目に入った新刊、interview with Kazuo Ishiguro。

「ああ、この人の書く美しい言葉、描写にまた触れたい、、、」
と渇望、そのままkazuo ishiguroの本棚へまっすぐ歩く。

when we were orphans,
an artist of the floating world

は読んだので

それ以外の本は、、、

厚い本は読む時間が確保できるか分からないので、

そこにあった一番薄い本。

"A pale view of hills”

早速帰りに電車で読み始めました。


私に英語という言語の美しさを教えてくれたのは彼の本です。
7年くらい前でした。
英語にずっと触れてきてそんな風に感じたのは初めて、
英語ってなんて美しい言語んだろう、、、と心底感動しました。

この本で、久しぶりにどっぷり美しい英語に浸ろう。

Killing Zoeからフランスへの繋がり。

2008-04-05 11:49:57 | 映画 Film
久々に"Killing zoe"を観る。
私に影響を与えた映画の5本指に入る、
もしかしたら、
映画への一般的な評価は全く関係ない、
当時(23歳)の自分への影響度を考えると
1番大事だと思える映画かも。

この映画といい、
"Pedale douce"といい、
アルノー・デプレシャン映画といい、
思い返せば、私の人生の転換時、節目には
いつもフランス絡みの映画があって、
それらを観たときはフランス語は全く学んでなかったけど
自分はフランス語にフランスに行き着く流れになってたのかなー、
と思ったりします。

とくにおかしいくらいなのが、
フランスへの興味を一気に膨らませてくれたペダルドゥース。
自分が実際フランスに住んだとき、
同居人ゲイカップル、
うちに遊びに来るゲイ達(ほぼ100%の訪問者がそう)、
学校で出会って一番心を許せる友達になったのがゲイのマークという、
ペダルドゥースとひじょうに似た状況に自分はいた。
こんなとこまで自分の本物フランス体験と繋がっちゃって、もう:)
苦笑いがでますわ。

音楽のもたらす不快感。

2008-04-02 01:20:24 | 音楽 Musique
昨日、10時から6時まで、
ずーーーーーーーーーーーーーーっと、
イージーリスニングなメイジャーポップスを
聴かされていたら、
ちょ~~~不機嫌になってきて、
6時過ぎてもずーーーっと不機嫌で、

自分でもそれは分かってたのだが

床に入ったら、

寝れない。

寝れない。

不快感が身体中,心中に広がり、

寝付けない。

これって、不眠症?

またさあ、輪をかけて不快だったのだが、

その音楽をかけてる人の、

自分がかけてる音楽はステキで、みんなも気に入って喜んでくれるはず!

という誇らしげな態度。


いるんだよね~、こういう、分かってない人、、、

音楽の好みは人それぞれで、

自分の好きな音楽を他人が必ず喜ぶとは限らない、という

なぜその事実に気づいていないんだよっ!!

ほんとに心底音楽が好きなのか、こういうタイプは?

これ聴いてみる?と勧めるのはありだよ、もちろん、

けど、8時間も自分のiPodだけをかけ続けるって、絶対ありえない、、、

数人いる周りのiPod携帯者に、

次は○○ちゃんのiPodをかけて、

という言葉が、ひっとこともでないんだから信じられんわ。

しかもそれが、センスのない(失礼、とも言いたくない)、

メイジャーポップス、、、

ボサっぽいのも知ってます~みたいで誇らし気に選曲しかけてるのだが、

それだって流行もの、、、、


頭の中で火山が噴火。

あぁ、もうマジで苦しい、、、

それが8時間続くんですよ。

そして、

寝れない。

参ったよ、そしてビックリしたよ。ここまで影響しているのかと。

この不快感のまま寝てたまるかと、
ヤツにやられたまま
自分の時間を無駄にしてたまるかと、

この寝れない時間を生産性のある有意義な時間にしてやる!

と起き上がって勉強をして、あ~スッキリ。


あれって、はっきりいって、

拷問みたいなもんだよ。

警察の取り調べか何かで、

あんなのをずーーーっと聴かされてたら、

ぜったい心がおかしくなって、

警察に都合のいいような自白をしてしまうな、

なんてことをふと思いましたね全く。

今までは、私の好きな曲はみんなが好きとは限らないからと

iPod提供を遠慮してた私だが、

次は、今日はちょっとの間、私のiPodをかけますね、と言おう。

2時間くらいでもいいから。

じゃないと、自分がおかしくなっちゃうわ。

まあ一番嫌だったのは、

音楽そのものよりその態度だろうな。

自分のかける曲はステキな曲、だからもちろんみんなも喜んでくれる、

みんなもかっこいいと思ってくれる、

という、あの勘違い態度。8時間連続なんて、遠慮のかけらもない。

あーはらたつ~~~。むかつく~~~、

こういう人間ちょ~~~ふかいだ~~~。

ただ、他の人は私みたいに過度に気にしていないようだった。

私は人間ができてないしね。これは受け入れがたいです。

それぞれが好きな曲を、適当に混ぜ合わせてかけましょうよ、ねぇえ!!

まあ、良かったり悪かったり、

自分の音楽へのこだわりを実感させられた事件でした。

鹿児島より春の便り

2008-04-01 10:24:04 | Kagoshima 鹿児島
毎春恒例になったなあ、
実家の母が携帯で撮ったつくしん坊。

「春みつけたよ。あちこちに春到来をつげてます」
「すごいね、つくしんぼう、いっぱいだね!かわいいね!」(母)

小学校のころ、
春のポカポカ陽気を体いっぱいに浴びながら、
つくしやレンゲを摘みながら、
家路についたものでした。

今も思い出せる、
あの、辺りいっぱいに広がる、
春のポカポカ感。

楽しい思い出がいっぱい詰まったつくしを見ると
心があったかくなります。

そんな気持ちにさせてくれる春って、ほんっといいよなあ。

鹿児島はすっかり春だね!

一方のこちらはまだまだ寒い日もありますが、
手袋やマフラーはしなくても大丈夫になってきました。

NYの桜祭りは(こちらもすっかり恒例だね、今度で参加5回目か?)、
5月最初の週末です。あと1ヶ月!