あなた
雪が降るでもないのに
昏くて淋しい日です
庭の石楠花の葉っぱが
少し開いている
昨日よりは
ず~っと
暖かく
融けています
屋根からポツンポツンと
雫が落ちている
午後
まるで
弥生三月の様な…
幽けき一条の光が眩しく
仄かな温かさが
嬉しい…
このまま
春になるわけは
ないと
わかっていても…
一縷の望みが
胸の中で
蠢く……
みんなに
優しくしてもらっても
埋めようのない
淋しさ…
虚しさ…
あなたには
判らないでしょうね……
石楠花の葉っぱが
わたしの気持ちが
判るかのように
小さな手を
揺らして~~…る
その姿
愛おしい……
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