くすり箱,にこり箱,わはは箱

日常のちょっとした出来事のメモ.くすり,にこり,わははと笑えるネタを記録することで,明日の活力としよう.

カンスケ,ヨカッタネ~!

2007-10-22 13:55:29 | Weblog
我が家は,日曜夜8時は大河ドラマと決まっている.
夫は「その時歴史は動いた」と「大河ドラマ」だけは見逃さないのだ.
(以前はそれに「チャングムの誓い」も入っていた)

やまもとかんすけは,息子がはじめてはっきりと認識したドラマの登場人物だ.
多分風貌がわかりやすいのだろう.
あと,周囲の登場人物が,頻繁に,しかも重々しく,
「かんすけ」「かんすけ」と言うせいもあるかもしれない.

昨夜は,かんすけが,ゆうひめの墓前で泣きながら語りかけるシーンから始まった.
息子,すかさず,
「カンスケ,ナイテルヨー,ドーシタノー?」
人が亡くなる,ということも,人を慕う,ということも
よくわからない2才児に,説明するのはとても難しい...
(しかも複雑な大河の筋なんて,私ですら把握していないし...ほほほ)

終盤で,とりあえずかんすけが元気になっている様子を見て,
「カンスケ,ヨカッタネー!」
とのこと.

閑話休題.

昨夜は特に夜更かしだった.
そしたら,NHKアーカイブズで,昔の「できるかな」を放映していた.
この時の息子の食いつきっぷりったらなかった.
固まったまま,じっとテレビに見入っていた.
使っている素材も,技術も,今から見ると素朴で単純なのに,
ノッポさんの見事な演技,赤いクマの表情,
バックに流れる男性のコーラス,ゴンタくんのフガフガ言う声,
どれもドンピシャ彼のつぼにはまったようなのだ.
使うモノや素材は粗末だったり貧弱だったりするけれど,
全体として丁寧に作ってあるなぁ,という印象.
特にコーラス.多分,その場面場面にぴったり合った
(すなわち一回きりしか使わないであろう)男声4重唱が
ずーっとバックに流れているんですよ.
「かいじゅうやっつけろ~♪」「のっぽのきりん♪きりん♪」
みたいなのが.

こう言ってはなんだが,現在放映されている教育番組は,
技術や目新しさに走り過ぎてやしないか...?
目まぐるしく細切れ細切れに場面や設定が変わりすぎていないか?
集中力が持続しない小さい子供にはそっちの方がいいのだろうか?
でもだからと言って短いものばかりで本当にいいのか?

と,ちょっとだけ真面目に考えてしまいましたよ.