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九州大学、入試「女性枠」見直しへ

2011-05-18 | 世の中の出来事いろいろ
九州大学理学部数学科が来年度の後期入試で設ける「女性枠」が、見直されるようです。

●「九大入試「女性枠」見直し 「男子差別だ」苦情相次ぎ 来年度導入(毎日jp)

●「平成24年度入学者選抜方法について-予告-(PDFファイル)
●「理学部数学科における女性枠入学者選抜について(2010年3月29日、九州大プレスリリース、PDFファイル)

「女性枠」に対して、「男子差別だ」「法の下の平等に反する」などの苦情のメールや
電話が相次いで寄せられた、ということで、「女性枠」の中身を再検討することになったそうです。

九州大での女性教員が少ない(学内全体で8.7%)のが背景にあったとか。
中でも数理学研究院(数学科の教員が所属)の教員では、66人中、女性は2人(2009年5月)。

しかし、いくら「女性の研究者を増やしたい」といっても、「両性の平等」を
ないがしろにしてはなりません。
また、「男女共同参画社会」にも、逆行するものでしかありません。
この策が愚策であることぐらい、教育の素人でもわかりそうなものです。
性別に関係なく優秀な人材を確保する、ということが大切なのであって、
性別が問題なのではありません。

九州大は、「「女性枠」の中身を再検討する」とは言っていますが、
「「女性枠」を廃止する」とは言っていないようです。

女性の割合の少なさを問題にするのなら、先日書いた記事
「男性は助産師にはなれない」ということの方が、はるかに問題でしょう。
何せ、男性助産師の割合は0%ですから。
助産師の資格を取れなければ、助産師を養成する指導者の立場(先生)にもなれないのです。
コメント
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