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勝手気ままな日々。散らかり気味な趣味はインドア派。

文学賞の話し

2006年03月29日 | 小説と創作
ブログにも、もう何度か文学賞にチャレンジしているということを書いているが、応募したことのない人にはよくわからない話だと思うので、今日はそのことについて書いてみようと思う。

レコード大賞や直木賞はすでにデビューして、CDや本を出している人が対象になるが、わたしがいう文学賞とはいわゆる懸賞小説と呼ばれているもので、ほとんどはアマチュアが応募するような賞のこと。
懸賞小説を大きく2つに分けると、1つは地方の団体が文化事業として募集している賞で、作品集が出版されることもある。
もう1つは出版社が主催となって作家のたまごを探す賞で、受賞者は作家への道が開ける、タレントでいうならオーディションのようなもので、長編ならほとんどの場合、すぐに出版してもらえる。

出版不況のこのご時世なので、別の畑の会社ともタッグを組むこともしばしば。
江戸川乱歩賞は主催が日本推理作家協会、後援が講談社とフジテレビ。
日本ホラー大賞は主催が角川書店とフジテレビ。
新潮エンターテイメント大賞は第3回から新潮社とフジテレビが共同主催になった。

たいていの新人賞は「映像化の際の権利料は賞金に含む」とあるので、テレビ局もそれなりにお金を出しているのだろうなと思う。
なので、ホラー大賞の最終選考まで残った「バトル・ロワイアル」や「リング」は受賞しなかったから、2次使用の権利も著者が持っているので、儲かったんだろうなと、下世話なことを考えてしまう。

3月28日の読売新聞朝刊に「第1回ちよだ文学賞」の告知が出ていた。
主催は千代田区、供催は読売新聞、後援に小学館。
締め切りは11月で、テーマは「桜」ということだ。
選考をされるのは唯川恵さんと逢坂剛さん。
千代田区といえば神保町の古書店街。
靖国神社に皇居。
秋葉原の電気街もそうなのかな。

この街を書くとしたらどんな物語になるだろう。
ツンとお高くそまった丸の内OLと、風呂なしのアパートに住んでいるような青年の恋?
それとも、やもめ首相と、しがない主婦の不倫話し?
桜は?桜はどう使ったらいいんだ?
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (akatsuki)
2006-03-29 22:11:48
主人公の名前を「桜」にしてしまえば一発解決?
ってそんな浅い解釈は求められてないですよねぇ。
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Unknown (さちよ)
2006-03-30 21:03:34
それは直球ですね!
名前をソメイ・ヨシノっていう名前にしてみようかなぁ(笑)
「桜」という自分の名前のルーツをたどるとか、そんなのもおもしろそうな設定です。
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