sachiclinic's blog

すこやかな毎日を迎える日のために

イギリス ジョナサン物語(藤澤先生 訳)

2019-11-11 14:06:05 | アトピー性皮膚炎
Man whose face was ravaged by eczema claims he has 'cured' his flaky skin by 'ditching steroid creams
and showering just once a WEEK'
 Jonathan Rowe, 32, first had a small amount of eczema at 18 years old
 By 24, he was covered head to toe and addicted to steroid medication  
 Immunosuppressants cleared his skin but the side effect risks put him off
 Mr Rowe believes he suffered with topical steroid withdrawal (TSW)
 He ditched them in April 2018 and now, his skin 'has never been better'

32歳のJonathan Roweは最初に18歳のときに少しの湿疹ができただけだったが、
24歳頃には頭からつま先までステロイド療法依存になっていた。
免疫抑制剤で皮膚はきれいになるが、副作用のリスクが先送りされるだけだった。
最終的に大阪阪南中央病院の皮膚科医佐藤健二医師の提唱する脱ステロイド・脱保湿・水分制限に出会い、
1日に1リットルの水分摂取制限をし、週に1回シャワーで脱保湿を行い、2018年4月から脱ステ・脱保湿・
水分制限をして、著しくアトピー性皮膚炎が改善した。
PUBLISHED: 11:53 GMT, 5 November 2019 | UPDATED: 15:36 GMT, 5 November 2019

湿疹で顔が荒れていた男性は脱ステロイドと週に1回シャワー浴で、フレーク状態の皮膚が軽快したと主張している。
ロンドン出身の32歳のJonathan Roweは、18歳の時には小さな斑状だった湿疹が24歳までに全身に発疹が拡大し、
「彼の人生を左右する」ことになってしまった。
銀行員であった彼は医師の診察を受けるたびに強力なステロイドクリームを処方され、免疫系を弱めるために
ステロイド錠や免疫抑制剤を処方されていた。
強い薬は症状を解消したが、副作用のリスクがあるためにいつまでも使用できず中止しようとすると悪化した。
Rowe氏は薬を永久にやめるためにサイトで調べて、脱保湿療法と呼ばれているモノに遭遇した。
彼は現在、1日に1リットルだけの水を飲み、週に1回シャワーを浴び、保湿剤を使用しないことで、
体の保湿レベルを調整するトリックを試みている。
そして彼が主張する抜本的なプログラムは、肌が今までよりも良い状態であることを意味している。




Eczema-stricken Jonathan Rowe, 32, has revealed shocking transformation pictures after ditching
steroid medication he was 'addicted' to for years
湿疹に苦しむジョナサン・Rowe氏は、32歳は、彼が長年ステロイド依存であった薬を止めた後に衝撃的な変化を
示す写真を明らかにした。
2018年初頭、ステロイド使用中止の方法を研究しているときに、Rowe氏はステロイド外用中止(TSW)について
議論する記事に出会った。
ステロイドを止めたときに悪化した湿疹を引き起こす状態が「真実」であるかどうかについて、医師の間で議論がある。
しかし、Rowe氏は最終的に脱ステして、水分制限をし始めたときに辛かったことは確かであった。
彼は、日本人の佐藤健二健治医師の研究に出会い、脱保湿療法を始めた。
Rowe氏は、それが働いているという逸話的な証拠しかなかったが「画期的」であると言い、「効果的である、
皮膚を完全に乾かすことで脱ステロイドを効果的に治療している」と説明している。
「1日に最大1リットルの水を飲み、脱保湿をして、シャワーを週に1回2分間、風呂断ちをし、
午後7時以降は水分摂取せず」、「肌に何も塗らない、ことに保湿剤は塗らない」



Rowe氏が最初に湿疹を発症したのは、18歳のリーズ大学にいたときで、顔に小さな発疹ができました。
医師は彼に症状は消えるが、やめたときに悪化するだろうと言いながら弱いステロイドクリームを処方した。
これは何年にもわたって悪化し、24歳のときに経口ステロイドのプレドニゾロンも投与され、湿疹の解消に役立った。
「しかし服用をやめたとき、湿疹はさらに悪化した」とロウ氏は語った。それまでに、湿疹は全身、顔、首、
背中、腕、脚にかかっていた」



Mr Rowe believes he suffered from topical steroid withdrawal, a condition which reportedly makes
eczema temporarily worse when people stop using medicated creams

Rowe氏は、患者さんが薬用クリームの使用をやめると一時的に湿疹を増悪させると報告されている状態である
脱ステロイド離脱に苦しんでいると信じている。
「それはかなり不快であり、多くの時間仕事ができなくなり、生活を真剣に制御していました。」
Rowe氏はその後、免疫系を弱める経口免疫抑制薬のシクロスポリンが投与されました。
通常、関節リウマチ(RA)および重度の乾癬に使用されます。
この薬には重篤な感染症、皮膚がん、腎臓病、肝障害のリスクが高まる可能性がある欠点があります。
Rowe氏は「シクロスポリンの副作用の可能性が心配で、肝臓と腎臓をチェックするために定期的な血液検査が
必要でした」と述べています。
「私は、24歳の人が肌をコントロールするためにこんなことをしていてはいけないと本当に思っていました。
私はそれらの治療にいつまでも続けられないと気づきました。





Rowe氏は、免疫系を弱め、皮膚が過度に落屑するのを抑えるシクロスポリンと呼ばれる薬を服用していました。
彼がクリームの使用を中止するたびに、湿疹が悪化するので、彼は離脱症状を突き破り、
完全に使用をやめることにしました。彼は今、肌がこれまで以上に良くなっていると言います。
「副作用の可能性があるため、服用するのが苦手だったので、私は脱落を強要しました。この薬から
がんになるリスクがあると言われました。
「私はこの期間中に完全に明確になることは決してありませんでしたが、それは数年間物事をより
管理しやすくしました。」
シクロスポリンで2年間過ごした後、ロウ氏は脱落し、炎症を起こした皮膚を癒す最後の手段である
プロトピックを試してみることにしました。
プロトピックは、シクロスポリンと同様の働きをし、皮膚の防御システムを弱め、それによってアレルゲンに
対する反応を減らします。
クリームはロウ氏の皮膚を12時間燃やしますが、湿疹の領域は少しの間きれいになります。
しかし、それは数日後に常に戻ってくるでしょう。
ロウ氏は、「湿疹の重症度は悪化し続けているのに気づきましたが、塗布したクリームの量に違いはなく、
肌はコントロールできませんでした。」
2018年初頭、プロトピックステロイドおよび局所ステロイドの使用を中止する方法を研究中に、Rowe氏は局所
ステロイド離脱(TSW)を議論する記事に出会いました。
TSWは、長期または不適切な投与期間の後にステロイドが突然中断されたときに発生すると考えられています。




Rowe氏の湿疹は彼の全身、顔、首、背中、腕、足にあり、
「それはかなり不快であり、多くの時間仕事ができなくなり、生活を真剣に制御していました。」と言いました。
ステロイドの使用をやめたため、腕の皮膚は赤くならず、炎症を起こしました(右)。



Rowe氏が使用したステロイドクリームは、12時間皮膚が熱くなるが、その後、湿疹は少しの間きれいになります。
(訳者注 この症状はプロトピックに見られるのでRowe氏の誤解?)
しかし、それは常に数日後に戻ってきます。(写真)



In January 2019, Mr Rowe (pictured recently with his wife Leslie) began 'no moisture therapy (NMT)'. Theidea of this is to dry out the skin and allow it to create its own moisture again

2019年1月、Rowe氏(最近妻のレスリーと一緒に撮影)は、「脱保湿療法(NMT)」を開始しました。
これのアイデアは、皮膚を乾燥させて、それが再び独自の水分を作り出すことを可能にすることです。
Rowe氏は次のように述べています。

「ステロイドとプロトピックに依存していることに気づきました。クリームの使用をやめると、
肌が制御不能になり赤くなります。
 脱ステロイドの症状は、皮膚の落屑、皮膚からの液体の滲出、水疱、腫れ、目の炎症、脱毛、睡眠障害、
食欲の変化です。」
Rowe氏は、彼が気づいたことについてコンサルタントの皮膚科医に会いに行き、自然に自分の肌を癒す方法を
話し合うことを望んでいました。
「医師は、局所ステロイド依存症は真実ではないと言ったので、ステロイドを続けなければならない」と言った。
「私は彼に脱ステロイドを研究していると言いましたが彼に同意しなかったので、私は彼の治療勧告に従わないことにした。
「彼がすごく心を閉ざしていて、そのこと(脱ステロイドや脱保湿)の可能性さえ理解できでいなかったので
失望感をいだきました。
「他にも何千人もの人がいる可能性がありますが、皮膚科医はそれが真実のことだとは考えていません。
私はクリームなしでも良くなるということを彼に見せようと考えていました。」




脱保湿療法の3か月半後、Rowe氏は肌の透明度に顕著な違いを見出しました(左)。
彼は現在、皮膚科医は局所ステロイドの離脱が現実であると信じたがらず、
その結果「数千人の人々」が薬剤に封じ込められている可能性があると言います。

To see more, visit Mr Rowe's Instagram. 
Rowe氏が依存していたクリームの使用を止めたとき、8か月間ほとんど改善されなかった。
英国アレルギー財団によると、英国では最大1500万人が湿疹になっていると推定されています。
Rowe氏は次のように述べています。「50年代にステロイドが作られる以前は、湿疹を患っていた成人は
ほとんどいませんでしたが、今では数百万人が湿疹を患っています。
「人々が湿疹のある医者に行くとき、ステロイドを処方されるのではなく、食事、ストレス、環境などの原因を
理解しようとするべきです。
 私の肌は今より良くなることはありませんでしたし、普段の生活に影響することもありません。」
詳細については、Rowe氏のInstagramをご覧ください。

IS TOPICAL STEROID WITHDRAWAL REAL? 
脱ステロイドは本当ですか?

多くの人が脱ステロイドを一時的な流行と呼んでいますが、2013年以来、国立湿疹協会によって
認識されています。
赤い皮膚症候群としても知られるこの障害には、その頻度を示す統計があまりありません。
2003年の日本でのある研究では、皮膚炎の治療のためにステロイドを使用していた成人の12%が
赤い皮膚症候群を発症したことがわかりました。
 昨年、medical journal Dermatitis(医学雑誌)は、脱ステロイドを呈したオーストラリアの
患者を対象とした3年間の研究結果を発表し、脱ステといろはしばしばステロイドの過剰使用、
またはステロイド忌避症の結果として却下されていることを認めました。
英国皮膚科医協会は、医師がまだこの状態を認識していないことを受け入れています。
英国皮膚科医協会のスポークスマンのAnton Alexandroff医師は次のように述べています。
「まれな状況では、強力なステロイドを使いすぎると皮膚が薄くなることがあります。
この過剰使用は湿疹を悪化させることはありませんが、特に顔にニキビのような問題を引き起こす
可能性があり、ステロイドが停止すると炎症が悪化します。
「一部の人々はこれをステロイド離脱またはステロイド依存と呼んでいますが、
これは皮膚科医によって正式に認識されているものではありません。
違う意見は、この皮膚反応がステロイド治療の中止によって引き起こされたのか、
それとも治療が突然中止されたために根底にある疾患の再燃によって引き起こされたのか
によるものといいます。皮膚科医は後者だと信じています。」
脱ステロイドの症状は次のとおりです。
•発赤、特に顔面、生殖器、ステロイドが塗布された領域
•厚くなった肌
•腫れと腫れ
•火傷または刺すような痛み
•乾燥とひび割れ肌
•過度のしわ
•肌の敏感さと保湿剤に対する不耐性
•頻繁な皮膚感染
過度の発汗とかゆみは回復の兆候です。また多くの患者は不眠症になります。
治療は、不安のサポート、睡眠補助、かゆみの管理、感染予防、免疫抑制剤に焦点を当てています。
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