sachiclinic's blog

すこやかな毎日を迎える日のために

佐藤健二先生の脱保湿療法が、イギリスで話題になっています!

2022-06-30 14:29:08 | アトピー性皮膚炎
かぐや姫です

佐藤健二先生が、阪南中央病院で
患者さんに指導されている脱保湿療法。

実際に入院されて改善された亀田徳子さんが
SNSや講演会を通じて世界に発信。
その結果、
2021年にイギリスの皮膚科学会が
ステロイドの副作用を認め
ステロイドを塗らない治療も治療のひとつとして認めた
という、ステロイドの歴史が始まって以来の
画期的な動きにつながっています。

今日は、その一つの例をご紹介します。
イギリスの女性がつくられているサイトなので、
英語で書かれています。翻訳機能を使って、日本語にして読んでみてください。
https://balmonds.co.uk/blogs/blog/what-is-dr-sato-s-no-moisture-treatment
 (佐藤健二先生や徳子さんの発信内容が紹介されています。)

https://balmonds.co.uk/blogs/blog/tagged/topical-steroid-withdrawal

SNS上の情報だけで、こんなに学ばれて脱ステを実行されているとは
すごいと思います。
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サロンド・アトのご報告 6月25日

2022-06-25 22:32:04 | サロンド・アト
<今日の一言>
「自分の身体の感覚に聞いてみる」

今日は15人程の参加者がありました。
「皮膚が改善したあと、自分が好きなお風呂やサウナに行ったり、
アルコールを飲んだりするのはいつから、どの程度していいでしょうか?」
「お化粧はいつからどの程度していいのでしょうか?」
と質問がありました。

人それぞれだと思います。
アトピー体質の私達は、肌がきれいになった後も、
色々と心配なことがありますし、気をつけなければならない時もあります。
でも、自分にとって居心地の良い生活スタイルを取り入れることも大切です。
(お風呂に入ってリラックスする、友達と一緒にお酒を楽しむ、など)
自分がリラックスできたり、楽しむことができたら、
結果的に身体にも良いのではないかと思います。
自分の身体で少しずつ試してみて、身体がどんな反応をするか、観察してみて下さい。
それを続けていたら、自分にとっての「良い加減」がわかってくると思います。
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アトピー広場のご案内 7月9日

2022-06-23 17:27:22 | サロンド・アト
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アトピー広場のご報告 6月11日

2022-06-13 10:41:34 | アトピー性皮膚炎
6月のテーマは、
「アトピーと感染症」
藤澤皮膚科院長 藤澤重樹先生のお話でした。

アトピー性皮膚炎の診断基準の1つに
”とびひやヘルペスなどにかかりやすい
細胞性免疫の障害”
があります。

バリア機能障害があるため
・ブドウ球菌・溶連菌による
  毛包炎と伝染性膿痂疹(とびひ)
・ウイルスによるヘルペス
・尋常性疣贅(いぼ)
・伝染性軟属腫(みずいぼ)
といった皮膚感染症がアトピーに発生しやすい。

人体は60兆個の細胞と
数百~千兆個の常在細菌が共生する
集合的有機体です。
表皮のバリア機能を破壊しないことが大切。





2009年Cork博士が論文の中で、
表皮のバリアを破壊する物質として
1)石鹸や界面活性剤
2)黄色ブドウ球菌などが産出する
  タンパク質分解酵素
3)ステロイド外用剤
の3つを挙げている。



◎人に感染するヘルペスウイルス
100種におよぶ様々なヘルペスウイルスが
真菌、植物、動物に広く存在。
ヒトでは、8種類のヘルペスウイルスが宿主となり、
多くのヒトが何らかのヘルペスウイルスを無症候のまま
唾液などに排出している。

・口唇ヘルペス
 ①風邪
 ②疲れやストレス
 ③日に当たるたびに、くちびるの周りに水疱ができる

日本人の場合、10人に1人が口唇ヘルペスにかかると
 推計されている。
ヘルペスに対する抗体保有率は、
症状が出ていなくても
20~30歳代で半数、
年齢が高くなるにつれて直線状に上昇し、
60歳代以上ではほぼ全人口が
抗体価を持つようになる。

皮膚バリア機能低下のあるアトピー患者では、
浴場などで感染しやすい。




◎カポジ水痘様発疹症
アトピー患者に多い単純ヘルペス感染症。
・小さい水疱が拡大。
・びらん(水ぶくれがつぶれてただれた状態)
・丘疹(やや赤みを伴い隆起)
数日後に高熱およびリンパ節腫脹(腫れ)がおこる。

◎伝染性軟属腫(みずいぼ)の治療は、
 専門家の間でも意見が別れる

◎湿疹・皮膚炎とは、
非自己の異物に対する排除反応。
異物を排除しようとするために、
その周囲に湿疹を起こし
かゆくなり、搔かせることで
自身に不都合な病原を自分自身で治そうとするもの

バリア機能を破壊しない生活
(石鹼、界面活性剤、ステロイド外用剤を使わない生活)が
大切だと感じました。

 
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サロンド・アトのご報告 6月11日

2022-06-12 12:36:44 | サロンド・アト
<今日の一言>
「特別扱いしない」

親子で参加してくださったお父様が、
「子どもが、自分で治す意識を持つことが
 大切だとわかりました。では、親として
 やってあげられることはありますか?」
という質問をされました。

「特別扱いをしないであげてください。」
とお答えしました。

わたしのお伝えしたかった「特別扱い」とは、
”アトピーだから”という考えを
しないであげてほしいという意味です。

”アトピーだから”
これを食べなさい。食べてはいけません。
”アトピーだから”
これをしなさい。これはしてはいけません。
”アトピーだから”
これを使いなさい。これは使ってはいけません。

”アトピーだから”扱いをされるたびに、
お子さんはどんどん自分はアトピーだから
特別なんだ。人とは違うんだ。
これからも、ずっとアトピーなんだ。
という思いが無意識に積み重なっていきます。

私の場合、それが自分の中で変換されて
「自分は普通ではない。」
「人とは違う困った存在」
という自己否定感へとつながって苦しみました。
その苦しみが、さらにアトピーの悪化に
つながっていたと感じます。

なので、ご両親のご心配はわかりますが、
”アトピーだから”の特別扱いをするのではなく、
これを食べると元気になるよ!
これをすると楽しいよ!
などのアトピー関係なく前向きになる言葉がけを
していただきたいと思います。
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