sachiclinic's blog

すこやかな毎日を迎える日のために

サロンド・アト 4月23日

2016-04-28 10:50:50 | サロンド・アト
お話してくださった実口さんからのご報告です。

始めに「私の物語」の紙芝居を見ました。
その後、質問や雑談の時間で出た質問などを紹介します。

Q.今の症状は落ち着いているのか?ストレスとのつきあい方は?
A.未だに悪化はするし波はあるが、年々波が小さくなってきているように感じる。
悪化した時の気持ちの持ち方に気を付けている。
ストレスがかからないようにするのはなかなか難しいので楽しいことを見つけ気分転換を!

Q.風呂に全く入っていない。調子が良くなったらどうすればよいか?
A.今は週に1回風呂に入っている。湯舟にも浸かっている。
状態を見ながらシャワーにしたり湯舟に浸かる時間を調節したりその都度身体と相談を!

Q.たんぱく質をたくさん摂るように言われたが、牛肉、豚肉を食べると痒くなる。先生には気にしないように言われたが痒い。
A.悪化している時に肉、魚のたんぱく質を多めに摂ると肌の回復が早い気がするので身体にとっては必要なものだと感じている。昼食から肉を多めに摂ったりしている。運動もして筋肉もつけた方がいいので、あまり気にせず身体と相談して食べてみては…。

Q.タールを全身に塗って回復するが、先生にはいずれタールを手放すように言われている。
A.以前、指先の切れたところにタールを塗っていたが今は塗っていない。ステロイドでなくても何かに依存するということはしたくなったので、塗らずに乗り切っている。
落ち着いたら手放す方向で…。

Q.豊富温泉は良かったか?
A.お湯も環境も良く短期間(8泊9日)でも良くなった。気持ちが落ちていた時だったので気分のリフレッシュにもなった。でも永住するわけにはいかないので、応急処置としては良いが豊富に依存するのは違うと考えている。戻ってきて自分の生活スタイルの中で状態を維持していく過ごし方を見つけることが大切。

最後に顔に湿疹が出て他の皮膚科でステロイドを処方され使用し、昨年顔がバリバリになり、それでも化粧をしてその上から薬を塗りなさいと言われ、調子が悪くなり内服、外用をやめたというととてもおこられた、と話してくださった方がいました。知り合いの紹介でさち皮膚科を受診し気持ちが救われ本当に良かったと話されていました。

私も色々なものを試して遠回りをしました。お金もたくさん使いました。でも結局たどり着いたところは何も塗らないというシンプルな方法でした。人間の本来持っている力を呼び覚ますこと。前向きな気持ちでいると良い方向に向かいます。これからも波はあると思いますが、この方法を信じて乗り越えようと思っています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走ろう会HIRO 「黄金山を歩く」

2016-04-28 10:43:42 | 日記
2016年4月17日(日)
クリニックの仲間で
広島市南区にある標高222mの黄金山(おうごんざん)に
遠足に行ってきました。

写真は広島市内が一望できる展望台で
景色に見とれる図、です。

参加者は当初15人でしたが、
1人は当日欠席、
もう1人は集合に遅れて、合流出来ませんでした。
残念、ごめんなさい。

2歳女子と小1男子とパパとママ、4人
小2男子とパパとママ、3人
小6女子1人
大人女子4人(さち先生含む)
大人男子1人
合計13人。

山頂では敷物を敷いて、
それぞれ持参のお弁当を食べました。

コーヒーを入れてくださったり
持ってきたお菓子を配ったり
ワイワイガヤガヤ、わっはっは、
その楽しいことといったらっ‼

大人になると
こんな機会でもなきゃ外で敷物ひいて
わざわざお弁当なんて食べませんもの。

前日から予報は大雨で
朝7時頃まで雨が降っていましたが
さちクリニック恒例の「奇跡のお天気」で
集合時間の10時にはお日様が輝いていました。

山頂の駐車場まで車で行くことも出来ますが
バギー持参の2歳児Sちゃん、
ここは敢えてみんなと一緒にバスと徒歩にチャレンジ。
バギーには自分が乗ったり、パパの荷物が乗ったり
眠くて色々だったけど、頑張りましたね。
山頂に着くと裸足でおおはしゃぎ、楽しかったね。

下山のルートは行きと違う道、
とことこ麓の半べえ庭園に向かい「半べえれすとらん」で
ケーキセットをみんなで食べて帰りましたとさ。

山頂で吹き抜ける潮騒のような春風と
数えきれないほどの木々の葉っぱの緑色が
みんなの笑顔とコラボした日曜。

たまにはこんな日曜、皆さんもいかがですか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「お湯のみあらい」でアトピーは治るⅡ

2016-04-27 08:42:01 | アトピー性皮膚炎
(朴訥な皮膚科医さんのネット投稿記事 2016.3)

乳児のアトピーの原因の一つの要素として、
乳児・小児の体の急激な成長に、 肌分裂増殖が間に合わず、
未熟な肌機能のため、 乳児湿疹やアトピーが発症するのではないかと思われます。
お湯のみ洗い。
それでも湿疹や乾燥のひどい場合は 風呂やシャワーも回数を減らします。
(3日に1度、週に一度、月に一度・・・)
そして、保湿剤は塗りません。

湿疹のために肌から漏れているたんぱく質を補うため、
母乳より濃いめのミルクを与え、 生後4か月からの早期の離乳食で、
しっかり食べさせ、 順調な成長をサポートすると、
1歳半~3歳頃までに、勝手に治っていきます。
たしかに、卵や牛乳や小麦を中止すると よくなるケースがありますが、
今後の食物アレルギー発症を考慮すると 中断するリスクの方が高いため、
少量でも食べさせ続け、免疫寛容を待ちます。

ステロイドの発売される60年前までは、 顔のジュクジュク乳児は、 当たり前だったと伺います。
あまりにも、ステロイドに頼りすぎる歴史が長いため、
顔ジュクジュクにおびえて、ひるんでしまう 医師や大人がほとんどだと思います。

ステロイド外用が絶対必要な 乳児アトピーはありません。

ただ、時間がかかるので、 その間の 両親の不安を解消してあげるのが 治療のポイントになります。
不安がつのると、 いろんな民間商品にとびつきがちで、 そうしたケースは治らず
悪化し、 低タンパク血症から、 低成長 免疫の低下による ウイルス感染、細菌感染、
場合によっては敗血症をきたし、命にかかわることもあります。
そこまで、こじらせてしまった場合は、 一時的なステロイド外用もいたしかたないと思います。

ピーナツオイルを乳児期に塗布していたことで、 一生ピーナッツアレルギーで、
誤食のリスクにおびえている人たちがいます。
そんな過敏な皮膚に 生体からすると、 異常に高濃度のステロイドホルモン剤は、
塗布しても 問題ないのでしょうか?
乳児アトピーや乳児湿疹にステロイドを塗ると
半年~1年以上塗りつづけることになる場合が多いですが、
自分の顔に 同じ量のステロイドを 同じ期間塗り続けて、
「副作用がないから安全だ。ほら、私も同じ期間塗っているのだよ」
とお伝えできますか?

地球上で生きる上で、必要な機能が育つ 乳児期の大事な時期に ステロイド外用をすると、
ステロイド分泌機能の低下した未熟な肌に 一生させてしまわないともかぎりません。

石鹸・シャンプーで肌バリアはこわれます。
さらに保湿剤で肌バリアはこわれます。
その上、ステロイドの外用も肌バリアがこわれます。
「保湿剤で肌バリアが強くなる」ことはなく、 低下します。

ためしに、毎日、化粧水や乳液で顔に保湿をしている方に
「もう、保湿はいっぱいしたのだから、 肌バリアが強くなっているよ。 もう、保湿は今日からやめてみたまえ」
とお伝えください。
保湿剤に依存しないと生きていけない肌 ・・・
機能不全で、しっかりとしたバリアがないため、
自力で水分が保持できなくなっています。
「肌からの抗原感作を防御するため、 石鹸で洗いましょう。 保湿を毎日しましょう。 ステロイドで湿疹を治しましょう。」
・・・それ、肌バリアがもっと壊れ、抗原感作させてますから。

ちなみに、乾燥して保湿がやめられない方の 唯一の改善方法は、
お湯のみあらいで、 合成界面活性剤の含有した保湿剤の中止。
バリアが戻るまでは、白色ワセリン極少量塗り。 で、数週~数か月で治ります。
白色ワセリンも保湿になるので徐々に止めていきます。
肌は、重要な免疫機関であり、バリア機関であり、 外界と体内との砦です。
小麦アレルギーを発症させた石鹸事件では、 石鹸でのミクロの肌バリア破壊にきづかず、
多くの女性が知らずに使い続けてしまいました。

1~3歳の生理的に肌バリアの弱い時期に、 外の環境に順応できるような肌機能が発達するまで、
乳児湿疹やアトピーがでても、 それは自然現象・・・いわゆる生理現象のひとつと思われます。
腸のTreg細胞が免疫寛容に導くまでの間、
初めて入ってくる食物に反応して湿疹がでても、
それも生理現象と思います。
体の成長とともに、肌機能も腸機能も発達するので、 じっくり待つ、という姿勢が大事です。
そして、皮膚の材料となるたんぱく質が大量に必要です。
免疫寛容に導くためにも、いろいろなたんぱく質を1歳までに食べることが大事です。
しっかり食べさせて、 湿疹を気にせず育てる、 と、成長と共に治ります。

そのようにして治った重症乳児アトピー性皮膚炎 が沢山存在します。
その事実を知らないので、 ステロイド外用や食事制限をしないと治らない、
と思い込んでいる医師がほとんどだと思います。
そのため、その自然現象に、 必要以上にあわてまくり、 母親を不安にさせ、
ステロイドで一時的に炎症をおさえつづけて、
結果的に大量に塗ることになり、
ステロイド分泌不能の機能不全の皮膚に導いてアトピーを完成させ、
免疫寛容の大事な時期に、
不必要な食事制限をして食物アレルギーを作っているのではないでしょうか?

かつての私も、 同じようなことをしていたので、 わかります。
しかし、他の選択肢の治療法が、 確かにあり、
多くの乳児が、ステロイドや食事制限なしに、きれいな肌になり、
アトピーや食物アレルギーにならずにすんでいる事実を 知ることも大事だと思います。
ステロイド治療を知った上での発言です。
「お湯のみ洗いでアトピーが治る」は、極論ですが 激減することは確かです。
それでも治らないアトピーはどうしたらよいか・・・
いち早くそのことに気付いた先輩方から 学ぶことだと思います。
ぜひとも、 これ以上、アトピーを増やさないために、 私が参考にしている書籍を ご一読ください。

9割の医者がしらない正しいアトピーの治し方  藤澤重樹
患者に学んだ成人型アトピー治療  佐藤健二
赤ちゃん子供のアトピー治療    佐藤健二 佐藤美津子
アトピッ子の素肌をつくる     隅田 さちえ
シャンプーをやめると髪が増える  宇津木 龍一
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乳児アトピーはステロイドを使用せずに治せる: 朴訥な皮膚科医2

2016-04-20 11:14:20 | アトピー性皮膚炎
一度もステロイドを外用していない乳児は、
たとえ
乳児湿疹でも、
アトピー性皮膚炎でも、
重症アトピー性皮膚炎でも、
きれいに治っていきます。

「重症アトピーだ!」と小児科で言われて、
母が泣きながら連れてきた乳児は、
顔全体が、ジュクジュクと浸出液が分泌するびらん性湿疹で、
正常皮膚がみあたらないほどでしたが、
たんぱく質摂取・お湯洗い・風呂減らす・保湿をしない・
体重増加確認・細菌感染のチェックなど
気を付けてあげると、
ステロイドを使用しないで、
どんどんよくなり、
つるつるピカピカの肌になっていきます!

ステロイド外用をした乳児は、
中止しても治りが遅く、長くだらだら続きます。
でも、乳児のうちなら、必ず治ります。
3歳をすぎるまでステロイドの外用をしつづけたアトピーは、
ステロイド依存性皮膚症に移行してしまっており
一般的には「重症アトピー」と呼ばれ、
ステロイドをやめると
激しいリバウンドがおこるため、
なかなかステロイドの薬害から抜けることが難しくなります。

①ステロイドの外用をしていても、いつのまにか、
ツルピカ肌になり、ステロイド外用がいらなくなる乳児もいますが、
②延々とステロイドを塗り続け、乳児→幼児→小児→成人
と重症アトピー(=ステロイド依存症)になる人もいます。
③また、ステロイドで乳児の時に一度治っても、
高校や成人になってから、
アトピーが再燃する人もいます。
これは、ステロイド外用による遅発性リバウンドと考えられます。

どの乳児アトピーがどれに移行するかは、
後になってみないとわかりません。 私が、乳児アトピーだったら、
ぜひとも、ステロイド外用を使用せずに、
適切に指導してくださる医師に出会って、
治療サポートしてほしいですね!!!
乳児の時にうけた外部環境は、一生ひびきます。

活動汗腺の数が決まるのも、
食物に対する免疫寛容がおこるのも、
表皮や腸に存在する細菌の種類が決まるのも、
乳児の時です。
乳児の時のステロイド外用剤使用経験は、
まるでみえない入れ墨(瘢痕)のように皮膚に記憶される、
と表現される研究者もいます。
そういう視点で、診療していると、難治性アトピーは、
なんと、ほぼ全例が「ステロイド依存性皮膚症」でした!!
・・・愕然としました。 「ステロイド使用しなくても
乳児アトピーが治る」
ということを2年前まで知らなかった私は、
これまでしてきた「ステロイドを使用する標準治療」により、
多くのステロイド依存症の患者さんを作ってしまい、
大変申し訳なく、懺悔の思いで日々診療しております。

このことは、「標準治療=正義の治療」と信じきっている
親方日の丸体質の医師(=公務員体質)には、理解できないことでしょう。
学者体質の医師は、疑問や疑念が生じたら、
とことん納得するまで探究します。

公務員体質と学者体質の医師では、
同じ現象をみても、それぞれ
自分がみたいものしか見えなくなり、
うけとる世界が違うものとなります。
それぞれに利点と欠点があるのは、もちろんです。

ライフスタイル自体が違うので、
意見が相反するのはやむをえないと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アトピー患者 温泉地移住 (新聞記事)

2016-04-15 10:48:33 | アトピー性皮膚炎
画面が大きすぎるかもしれませんが、スライドして読んでください
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする