虹を見たことのある人はたくさんいるよね。
いろいろな条件が整えば誰でも見ることができるんだ。
虹のむこうには大抵夢があることになっていて、虹の橋を渡ってその夢に
たどり着くっていうのが定番だね。だからね、私にも条件が整えば見ることのできる
虹はちゃんとあって、夢だって見つけることができるのかもしれない。
でも簡単ではないよなぁ。虹の橋を作るのだって七つの色が必要だし、
普段見ることができないものだから、今どんな色が目の前にあって何の色が
手元にないかはわからないもの。なにかのきっかけがあって色がみつかって、
なにかの拍子で虹の橋に昇れて、なにかの助けがあって夢が見えるようになるんだ。
運良く虹が見えたなら迷わずに渡ることにチャレンジするべきだ。
すぐに消えてしまうかもしれないからね。一度出遅れるとまた一から条件を
整えなければならないもん。
もしかしたら色ひとつを見つけるのに一年かかるのかもしれないよ。
そしたら七年先まで虹を待つんだ。逃した魚は大きいってことになってしまう。
人生を決めるのは生きている間に何度虹を渡ろうとするか、渡れるかってことなんだろうな。
私は今まで何度虹の橋を見過ごしてきてしまったのだろうか?それともいくつかは渡ったのかなぁ??