お昼に鍋をした出汁が残っていたので、猫が昼寝をしているのを確かめて残りのカニを煮はじめた。今度こそ雑炊まで楽しむつもりで始めたが、カニがふっくらとしてきてうきうきしはじめた時、お尻をぽんぽんと叩かれた。振り返ると鯖トラがいた。
(カニが減る・・・)
蓋をして取り皿を出して食卓に運んでいると、
「ごはーんごはーん」
の声が近付いてきた。
(カニがなくなる・・・)
鯖トラは傍らにちょこんと座ってじーっと私の手もとを見ている。
黒は私の手もとに鼻を突っ込みかねない興奮だ。
ほじっては猫の前に置く。ほじっては猫の前に置く。少しばかりのカニだ。私の口に入らないうちにどんどんなくなっていく。
カニの殻が積み上げられた皿に、鯖トラがすーっと頭を近付けたと思うと、皿にたまったスープを舐めた。
頭に浮かんだ情景;寿司屋のカウンター。
カニ
へい!
カニ
へい!
カニ カニ カニ ・・・
へい! へい! へい! ・・・
あ、赤出し(スープ)ちょうだい。カニでね。
へい! お待ち!
そして、すっかりカニがなくなった頃、猫たちはお愛想もなく立ち去っていく。
お客さん!お支払い忘れてまっせ。
残ったスープで私はゆっくりと野菜と雑炊(だけ!)を楽しんだ。
雉トラだけは、カニを食べない。一度ちらりと覗いたきり、廊下を通り過ぎていった。
(カニが減る・・・)
蓋をして取り皿を出して食卓に運んでいると、
「ごはーんごはーん」
の声が近付いてきた。
(カニがなくなる・・・)
鯖トラは傍らにちょこんと座ってじーっと私の手もとを見ている。
黒は私の手もとに鼻を突っ込みかねない興奮だ。
ほじっては猫の前に置く。ほじっては猫の前に置く。少しばかりのカニだ。私の口に入らないうちにどんどんなくなっていく。
カニの殻が積み上げられた皿に、鯖トラがすーっと頭を近付けたと思うと、皿にたまったスープを舐めた。
頭に浮かんだ情景;寿司屋のカウンター。
カニ
へい!
カニ
へい!
カニ カニ カニ ・・・
へい! へい! へい! ・・・
あ、赤出し(スープ)ちょうだい。カニでね。
へい! お待ち!
そして、すっかりカニがなくなった頃、猫たちはお愛想もなく立ち去っていく。
お客さん!お支払い忘れてまっせ。
残ったスープで私はゆっくりと野菜と雑炊(だけ!)を楽しんだ。
雉トラだけは、カニを食べない。一度ちらりと覗いたきり、廊下を通り過ぎていった。
家には十数匹の愚連隊化したネコ達が居るので 蟹なんか食卓に出た日にゃー、もー大変!!
勘定の払わない 食い逃げ犯ばかりです。
HPは鯖トラにまかせっきりですが、やりたいようにやってる様子。
こちらではその裏話や、私の側からのいいたい放題を書き散らしています。
こちら3匹でも手に余るのに10数匹とは。。。
いやはやにぎやかなことでしょうね。