ながく使ってきて最近やっと気づいた . . . 本文を読む
治療を続けているあいだに、主治医の言葉を記事で読んだ。
治療は、諦めきれない気持ちのソフトランディングに手を貸すことでもあるという言葉だった。
それから時間がたって思った。
決してソフトランディングに手を貸してもらってはいないような気がする。
むしろ、上手に諦めて着地するより、どこまでも着地できずに墜落するまで低空飛行を続けとうとう傷だらけになって低空から墜落したという気分だ。
諦めると . . . 本文を読む
ベランダのプランターがほったらかしだった。
やっと生きているだけの時々の水。
天からの、時には過酷な、けれど恵みの光。
季節任せの夜と昼。
季節任せの寒さ熱さ。
冬は凍ってとけ落ち夏には干からびて、やっと命をつないできた植物たち。
どうしても寒さに弱いものは、室内に入れっぱなしの、弱い人工光。
きまりもなくだらだらと続いている昼。
それが、自分自身に一段落のプレッシャーと転機があり、ベラン . . . 本文を読む
先日ちょっとした引っ越しを手伝った。
そのとき、差し入れに
これできたて
と外郎を渡された。
評判の高いものだそうだ。
それが美味しくてついついいくつも食べた。
今日は自分が差し入れをするべきことがあり、その外郎を求めた。
白と黒とあり、
差し入れた先のひとは、よく知っていたらしい、迷わず白を選んで食べた。
最近はとんと御無沙汰だったけど、以前はよく食べていたらしい。
どちらも美味し . . . 本文を読む
昼間の電車は空いていて、坊やがシートで寝転がろうが、ちっとも迷惑などではなかった。母親の膝に頭をのっけて寝転がっていようと、起き上がって窓の外を眺めていようと、ちっとも迷惑などではなかった。かわいい坊やだったのだ。 . . . 本文を読む
子供のことを心配して届ける先は個人から直接学校しかないようだ。
お母さんたちは、そんなに遠くにいってないと思っても心配しすぎだと言われてもさっそく警察に届けた方がいいのだろう。 . . . 本文を読む
久しぶりにとらちゃんに会いました
お昼前にとことこ、こそこそでなく、やってきました。
ここはまだちゃんと彼女のなわばりであるようです。
あたしに会わなければチェックできない室内をぐるりさらりと回って、出て行きました。
先に約束したレトルトをご馳走し、久しぶりで真っ黒になっている耳の中を掃除して、ダニ除けをつけて、バイバイ。
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