今夜はN響が現代作品をやる「Music Tomorrow 2021」でオペラシティ。
プログラムは先ず尾高賞授賞の細川俊夫氏と委嘱作品作曲の西村朗氏によるプレトーク。少ししか聞けなかったが、プログラムに書いてある話のようだった。
演奏は
N響委嘱の西村朗《華開世界》世界初演
第19回尾高賞受賞作の間宮芳生《ピアノ協奏曲第2番》
第68回尾高賞受賞作の細川俊夫《渦》。
指揮は杉山洋一マエストロ、ピアノは吉川隆弘さん。
委嘱作品の華開世界は道元の言葉、というのはピンとこないが、聴いたこともない弦楽のハーモニー、5人の打楽器がすごい。緊張感に満ちたあっという間の17分。
間宮氏のピアノ協奏曲。古典派やロマン派とは全く異なる現代音楽のピアノ協。ピアノとオケが息を合わすのはとても難しく思えたが、杉山マエストロの指揮で乱れることもなく。吉川さんのピアノは素晴らしかった。特に後半のカデンツァには超コーフン。
授賞作の渦は、まさにオケによる音の渦が、海の波のように押し寄せてくる。
細川氏は“復活の新しいいのちの胎動”をイメージし、疲れ果てた自身の再生、回復の願いを込めたとのこと。
弦のハーモニー、打楽器の響き、鳥の声、水の音。聴いたこともない音の世界にひき込まれた。
現代音楽は面白い、素晴らしい。
何で1年に1回しかMusic Tomorrow をやらないのだろう。
運命、チャイコのピアノ協みたいな超定番はあきてるからね。こういう現代音楽の方がよっぽど聴きたい。
(追記)
今朝寝ぼけまなこでiPhoneとってフェイスブック見たら、昨夜FB ともだちの多くの方々はグリゴーロに行かれた模様。
ああ、そうか、昨日だったか。なーんでか気が乗らずに取らなかったんだよなぁ。
それでしばらくたって後悔して、10月公演のはとったんだけど.....
でもみんな、ものすごく感動した、って熱く語っとるなぁ。
グリゴーロといえども、たぶん歌う機会減ってて、歌いたくて歌いたくて、リキ入ってたんだろうな。
ってな具合で、朝からちょっとくやしいぃ今日このごろ笑笑笑