Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

台風接近のなか歌舞伎座・八月納涼歌舞伎。

2024-08-16 22:27:00 | 歌舞伎・能楽
台風接近のなか歌舞伎座・八月納涼歌舞伎へ。今回は第二部。演目はふたつ。一、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)。二、艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか) メインの梅雨小袖昔八丈は名作者・河竹黙阿弥の代表作で2時間10分の大作。悪党の髪結い・新三が主人公。髪結の仕事から一転、悪の本性を現してみせる新三の凄味、威勢の良い啖呵を切る勘九郎がすごい。そして弥太五郎源七の幸四郎、長屋家主の彌 . . . 本文を読む

今日は歌舞伎座「星合世十三團」市川團十郎すごい、素晴らしい❗️

2024-07-04 17:25:00 | 歌舞伎・能楽
今日は歌舞伎座。七月大歌舞伎は市川團十郎が13役を早替りする「星合世十三團」があるから当然昼の部。なにしろ團十郎5月の「極付幡随長兵衛」は素晴らしかったから。この演目は市川海老蔵時代(2019年)に初演。今回5年ぶり、改装後の歌舞伎座では初の再演。いやすごかった。11時開演で15時30分終演。ワーグナーオペラなみの4時間半の壮大な物語。オペラほどには歌舞伎を観ていないわたしが語るのはおこがまし . . . 本文を読む

歌舞伎座「六月大歌舞伎・夜の部」は襲名披露公演。

2024-06-06 22:40:00 | 歌舞伎・能楽
今夜は歌舞伎座「六月大歌舞伎・夜の部」。今月は長く務めた時蔵を息子に継がせ自らは萬壽を襲名した披露公演。併せて新時蔵の襲名披露と梅枝を襲名した梅枝初舞台。更には獅童の息子たち陽喜、夏幹の初舞台というメモリアルな公演だった。一、南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)“運命に導かれた八犬士の出会い”江戸時代に大流行した曲亭(滝沢)馬琴の小説で、八犬士たちが、里見家の再興を図るハナシ。扮装も趣 . . . 本文を読む

歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」團十郎が素晴らしい。最高だ!

2024-05-09 16:30:00 | 歌舞伎・能楽
今日は歌舞伎座。團菊祭五月大歌舞伎は團十郎がでる演目は昼も夜も良さそうで迷ったが、幡随長兵衛が九代團十郎に当てて書かれた“傑作”だとあり。また團十郎本人が語ったこのエピソードを読んで昼の部に。「父から教わった最後の役.....ほとんど褒めることのない人でしたが、珍しく、私が演じた長兵衛を『悪くないんじゃないのか』と話してくれた」昼の部の演目は3つ。一、鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)松 . . . 本文を読む

今夜は歌舞伎座「四月大歌舞伎」。玉三郎と仁左衛門が素晴らしい。

2024-04-25 20:52:00 | 歌舞伎・能楽
今夜は歌舞伎座「四月大歌舞伎」。玉三郎と仁左衛門のコンビ2演目を観たくて四月は夜の部にしたが、素晴らしかった。一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)お染久松の心中を描いた人気作。玉三郎は悪事を働く「悪婆」のお六。毒と色気がすごい。仁左衛門が強悪な夫の喜兵衛。2人が百両を騙し取ろうと企むハナシは実に面白い。見せどころたっぷり。2人のコンビはこれから始まったという。まさに当たり演目と . . . 本文を読む

今日は歌舞伎座「三月大歌舞伎」歌舞伎って芝居なんだなぁ。

2024-03-07 19:10:00 | 歌舞伎・能楽
“ あれ “以来、気分が晴れないので、今日は歌舞伎座に来てみた。座れたけど9時台の田園都市線は通勤客でいっぱい。そうなんだ。世の中は。歌舞伎座に着いたらお客さんはコンサートなんかよりずっと年輩だ。女性が多いんだ。って、これだけのことで気分変わってる。このところ単調な生活を繰り返してた。それってよくない、って思ったんだ。「三月大歌舞伎」昼の部は演目三つ。一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてなら . . . 本文を読む

今日は歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」十分楽しめた、それが嬉しかった。

2024-01-11 19:58:00 | 歌舞伎・能楽
今日は歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」の昼の部。2日に放映されたNHK 「待ってました!歌舞伎生中継」を観たら実演を観たくなってチケット買った。建て替え前の歌舞伎座には、ときどき1幕見のチケットを並んで買って見ていた。今の歌舞伎座のオープンは2013年だから10年も前のこと。外観はすごく変わったけれど、今日中に入ったらほとんど変わってないように感じた。3階席も以前と同じように狭くて。昼の部の演目は . . . 本文を読む

今日は「武田宗典の謡サロン」で武田修能館。

2023-08-19 23:11:00 | 歌舞伎・能楽
今日は「武田宗典の謡サロン」で中野坂上の武田修能館。昨年10月、武田さんが森谷真理さん、篠崎史紀さんらと共演した「ADACHIGAHARA  銀座の闇に鬼が棲む」を観た。能楽については何も知らなかったが、舞と謡の美しさ、躍動感、スリリングな芝居にぐっときて次に鑑賞する機会をうかがっていて。銀座でご一緒だった中里エリカさんが教えてくださりやっと今日。前半は、神・男・女・狂・鬼の能の代表 . . . 本文を読む