Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

ファン・ディエゴ・フローレス 東京公演

2019-12-14 23:20:00 | Concert
今夜、サントリーホールにつめかけたぼくら観客はフローレスをなかなか解放しなかった。いや、出来なかったのだ。

充実のプラグラムで開演から2時間が過ぎていたのに。
フローレスはアンコールにギターを持参してラティーノのスタンダードを3曲も歌ってくれたのに。
感激してスタンディングオベーションした観客の拍手喝采は止まず。
フローレスは戻って来てオケをバックにグラナダ、誰も寝てはならぬ。素晴らしい。
それでもホールは静まらず。フローレスはまたギター片手に戻ってラティーノを。
さすがにそれが最後になったけど。今夜のこの感動、感激を忘れることはないだろう。

プログラムはわりと静かにはじまった。
1曲目、さらばウィーンの人びとよ、がはじまったとき、繊細で美しく、精密な美術品のような声だという気がして。
MET・LVのインタヴューでいつだったか、無理をすれば声、喉は直ぐに壊れてしまうから、すごく気をつけててるって話をしてた。それを思い出していた。

でも曲が進むごとに、声量は増え、ハリのある高音が響き渡り。ぼくらの声援も大きくなり。
愛妙、ルチア、椿姫と続いてホールが湧き上がったところで休憩。

後半はレハールがらはじまって、マノン、ファウスト。素晴らしいアリアが続く。そして最後の、冷たい手をでもうホールは最高潮に。
そのあとのことは冒頭に書いたとおり。

ファン・ディエゴ・フローレス。生きてるうちに聴けて、観れて良かった。
今年はウィーンでドミンゴとグリゴーロを観て感激したけど、でもフローレスは格別だ。やっぱりオペラも観なくっちゃ....。
フローレスのチケットはすごい争奪戦って聞くけど、考えてみよう。
そんな思いを強くした夜でした。






































































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