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今日はコンサート「神尾真由子 with Friends」で浜離宮朝日ホール。
神尾さんが桐朋学園の同期生たちと組んだ弦楽五重奏団で、プログラムはボッケリーニとシューベルト。
ボッケリーニは軽快で明るく、奏でる若者たちのように、瑞々しくピュアで心地よかった。
後半のシューベルトは一変。頭からこちらの心に何かを訴えるような叫びで始まった。ベームやルビーシュタインの葬儀で演奏された次の第2楽章が最も有名とのことだが。
ぼくには第3楽章のほうが心揺さぶられ、続く最終章と合わせて、シューベルトが己の人生を振り返り、様々な場面に思いをはせているように感じられた。
そしてポジティブな評価を自らに与えたエンディングに。
この作品を完成させた2カ月後に作曲家が亡くなったので、そんな聴き方になったのかもしれない。
弦楽のクィンテットというのは面白い。こんな名手がそろえば、どんなことでもも表現できそうだ。
先週聴いたN響室内楽団ともまたひと味違う。スリリングで、各楽器の音色がせまってくる。
とりわけ神尾さんと滝さん、2人のヴァイオリンの絡みがグッときた。
おととい神尾さんは自ら「高校時代の同級生遂に集結❗️クインテットのリハーサルをしました」とFBに投稿していた。
メンバーのプロフィールを見ると錚々たる方々で、そりゃ嬉しかったでしょう。
有名なボッケリーニのメヌエットをアンコールでもう一度やったのは、ぼくらのためでもあったろうが、彼ら自身が終わりたくなかった、ようにぼくには思えた。
素晴らしいコンサートだった。
今日も午後、炎天下テニスでヘロヘロになって疲れていたが、猛暑のなか浜離宮までやってきた甲斐があった。
開演前に小諸蕎麦に入ったのだが、この界隈だからか、店がとっても綺麗で蕎麦もうまかったし。
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