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今日はバッハコレギウムジャパン定演「バッハ結婚300年〜ケーテンの愛」でオペラシティ。
昨年5月の延期公演で、アンナ・マグダレーナとの結婚から300年、ブランデンブルク協奏曲の成立から300年を祝うプログラム。
こういうミックスプログラムは初めてと鈴木マエストロ自ら言われた通りの、スペシャルな内容でした。
前半は指揮者としてだけでなく、MC、音楽史家、バッハ研究者として、今日のプログラムの意図、個々の曲の解説、バッハのケーテン時代、等々を語りつつの演奏で。
管弦楽組曲、アンナ・マグダレーナ・バッハ音楽帳、ブランデンブルク5番。
音楽帳を歌ったのは松井さん、櫻田さんら4人のソリスト。松井さんが最高に美しく、素晴らしい。
休憩後、オケに歌手15人が登場し、カンタータ120番を始めた途端、興奮して全身が震えた。おおBCJ、おおバッハ。
やがてロ短調になる一節もあり、BCJサウンドに身を委ねているうちに、あっというまにエンディング。オケ、ソロ、合唱、何もかも最高だ。
ところがそれで終わらなかった。
マエストロはマイクを手にこれがロ短調ミサになっていくことを解説してくださり、そのロ短調ミサのスピリットを歌って、今日のコンサートを終えたい、と。
そしてその部分を最後に演奏。
なんというコンサートだ。すごい!
2021年は1月にエリアス、2月にヨハネ、4月にマタイを聴いて、今日。
BCJを聴くというのは、何ものにも代え難い、特別なことだと改めて思った。
そして、自分もまたバッハを歌いたいとも。
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