夏のいつだかの写真 『ボクとちゃちゅ』
9月25日の話です
その前日、学校の帰りクロネコがいたと、娘が話してきました
「目やにで片目見えてないみたいやねん」
「よう見る猫?」
「この前は自転車置き場にいたのを見たぐらいかな~」
そんなやりとりをして、その場は終わりました
次の日、私が帰宅するなり「あのクロネコ○○君達に殺されるかもしらん」
なにやら穏やかでない様子
「なんでやの?」
「またおるわ、気持ち悪いネコ。って言うてたもん、だから見てくる」
「ちょっと待ちーや、行ってくるって、もう違う所行ってるかもしれんやん」
「行ってないよ、だって動かへんもん」
「はー??」
ちょっとどういう事?動かへん?そんな弱ってるん?
「で、触れるん?」
「触れるよ」
「じゃあ連れて帰っといで、病院連れて行こうか」と私が言ったのを聞き終わる前に出て行く
子供達が、また野良猫を見つけて騒いでるだけかと思っていたけど・・・
私もダンボールとペットシーツを持ち、言ってた場所へ向かった
そこで見たのは、息絶え絶えで横たわるネコと、おしっこの臭いと群がるハエ
想像していたものとは、はるかに違った
手でハエを払い、涙をぬぐいながらそっとダンボールに移し連れて帰る
午後6時からの診察まであと1時間半ある
「かわいそうに、がんばれー、しんどいなー、大丈夫やで、もう少しやからな・・・」
色んな言葉をかけながらも、いっこうに時間は進まない
もうあかんな、病院行っても何してもらえるんやろ
どうする事もできへんって言われるだけかな?
いや、今こんな状態やけど、治療したら劇的に回復するかもしらん
そうかもしれんのに、このままほっとくのはやっぱりあかん
けど、もうあかんやろな・・・
頭の中は同じことの繰り返し
息がもっと苦しそうになってきて、痙攣か、手足が震えだす
大丈夫やで、大丈夫やでと撫でてあげる事しかできない
止まったかと思ったが、また息をしだす
「もういいよーがんばらんでいいから、もうがんばらんでいいよ」
フーッと息を吐いたあと、クロネコの力が抜けた
ようがんばったなぁ、もうがんばらんでいいからな、ラクなったなー
うちへ連れて来て、たった20分の出来事でした
きれいに体を拭いて、お花を飾りました
娘の話によると、前日は座ってご飯を食べていた、ニャーと鳴いていたそうです
その前の日は、全く違う所にいてニャーと鳴いていたと
こんな急に容態が悪くなるなんて
ネコは死ぬ時は、人目のつかないところへ自ら行きますよね
こんな、人の家の裏で、、、
いやな想像が頭をよぎりますが、何も分からないままでしょう
野良猫の最期って切ないですね
このクロネコちゃんの姿、がんばった最期、一生忘れません
9月25日の話です
その前日、学校の帰りクロネコがいたと、娘が話してきました
「目やにで片目見えてないみたいやねん」
「よう見る猫?」
「この前は自転車置き場にいたのを見たぐらいかな~」
そんなやりとりをして、その場は終わりました
次の日、私が帰宅するなり「あのクロネコ○○君達に殺されるかもしらん」
なにやら穏やかでない様子
「なんでやの?」
「またおるわ、気持ち悪いネコ。って言うてたもん、だから見てくる」
「ちょっと待ちーや、行ってくるって、もう違う所行ってるかもしれんやん」
「行ってないよ、だって動かへんもん」
「はー??」
ちょっとどういう事?動かへん?そんな弱ってるん?
「で、触れるん?」
「触れるよ」
「じゃあ連れて帰っといで、病院連れて行こうか」と私が言ったのを聞き終わる前に出て行く
子供達が、また野良猫を見つけて騒いでるだけかと思っていたけど・・・
私もダンボールとペットシーツを持ち、言ってた場所へ向かった
そこで見たのは、息絶え絶えで横たわるネコと、おしっこの臭いと群がるハエ
想像していたものとは、はるかに違った
手でハエを払い、涙をぬぐいながらそっとダンボールに移し連れて帰る
午後6時からの診察まであと1時間半ある
「かわいそうに、がんばれー、しんどいなー、大丈夫やで、もう少しやからな・・・」
色んな言葉をかけながらも、いっこうに時間は進まない
もうあかんな、病院行っても何してもらえるんやろ
どうする事もできへんって言われるだけかな?
いや、今こんな状態やけど、治療したら劇的に回復するかもしらん
そうかもしれんのに、このままほっとくのはやっぱりあかん
けど、もうあかんやろな・・・
頭の中は同じことの繰り返し
息がもっと苦しそうになってきて、痙攣か、手足が震えだす
大丈夫やで、大丈夫やでと撫でてあげる事しかできない
止まったかと思ったが、また息をしだす
「もういいよーがんばらんでいいから、もうがんばらんでいいよ」
フーッと息を吐いたあと、クロネコの力が抜けた
ようがんばったなぁ、もうがんばらんでいいからな、ラクなったなー
うちへ連れて来て、たった20分の出来事でした
きれいに体を拭いて、お花を飾りました
娘の話によると、前日は座ってご飯を食べていた、ニャーと鳴いていたそうです
その前の日は、全く違う所にいてニャーと鳴いていたと
こんな急に容態が悪くなるなんて
ネコは死ぬ時は、人目のつかないところへ自ら行きますよね
こんな、人の家の裏で、、、
いやな想像が頭をよぎりますが、何も分からないままでしょう
野良猫の最期って切ないですね
このクロネコちゃんの姿、がんばった最期、一生忘れません
怒りと、悲しみと・・・
お嬢ちゃん、優しい子ですね。
東雲さん、ありがとうございます。
最期に東雲さんファミリ-の温かさに見守られて
虹の橋へ行けましたね・・。
事実は何もわからないままなんですけどね
ただただ悲しかったです
今でも思い出すと涙が出てくるんですけどね
天国で「泣かないで」って、きっと思ってると思うんでこらえます
>晴美さん
色々続いてた、生活の中の嫌な事(仕事の事とか)
この子の命に比べたら、とてもちっぽけな事だな~
そんなしょうもないことでくよくよしてたらあかん!ってね^^
黒猫さん、最後に人の優しさに触れて旅立つ事が出来て本当に良かった。東雲さんのお子さんは心の優しい良い子ですね。
クロネコさん、きっとありがとうって。
最後にいい人に会えて、よかったって思ったはず。
ありがとう、東雲さん。
お嬢ちゃんの心にも残ったでしょう。
優しい人間になりますね、きっと。
色んな思いが交差したことと思います。
外ネコちゃんは、厳しい環境化にあること
東雲さんのブログを読んで改めて感じました。
黒猫さん、最後に東雲さんに出会えてほんと良かったと思います。
優しい娘さん、気持ちは落ち着いたかな?
東雲さんもお気持ちを落とされませんように。
コメント&訪問有難うございます!
クロ猫ちゃん最後に少しでも人間の暖かさみたいな物を感じてくれたでしょうか・・
お嬢さんほんとに優しい気持ちの持ってる方ですね。
なんだか嬉しく思いました。
ハエのたかる猫ちゃんを救いたいと思う優しい心、きっと黒猫ちゃんにも届いたはずですよね・・
また、遊びにきます!
優しいお嬢さんとちゃちゅちゃんに逢いに
本当にそう思います
命の尊さを、学校でももっと教えて欲しいです
家庭で全く伝えられずに育つ子供が非常に多いから
そういう子が大人になって、平気でペットを捨てたりするようになる
>トラネコさん
そうだと嬉しいです
人だって、一人ぼっちで苦しんで死ぬのは寂しいですから
夜裏の神社に家族で埋めに行ったんですが
最後のお別れでも、チビたちも号泣してました
ひとつ心に宝物ができたかもしれません
>おうすけさん
そうですね、外ネコちゃんの生活は厳しい事が多いですよね
かわいい外ネコさんの写真を見てると
自由気ままで、のんびり過ごせてる!とだけ思ってしまいがちですが
実際は、人間・車・食料・環境・外敵・・・
人の無力さ、野良の厳しさを、クロネコさんの死をもって
改めて、家族で痛感しました
お気遣いありがとうございますね
>オカンさん
こんばんは、いらっしゃいませO┓ペコッ
私から娘へ、娘から友達へ・・・と、
一人でも多く『小さな何か』でも伝われば嬉しいですね
のんびり更新ですが、また遊びに来てください!