夢幻飛行

写真撮影の試行錯誤日記が中心
基板交換と言われつつ何年も騙しだまし使いつつ、ようやくPENTAX KFに買い替え奮闘中

藤城清治 光と影の世界 展

2009年09月23日 | 写真雑記
京都 文化博物館で行われている、
藤城清治 光と影の世界 展 に行ってきました。

藤城清治さんの影絵は、私が小さいころからすごく好きでした。
もしかしなくても、私のグラデーション好きの原点が
ここだったのかな、と・・・。
母が愛読していた「暮らしの手帳」に載っていた作品。
そんな頃から、私は藤城清治氏の作品が好きでした。


今回、齢85歳の ご本人がいらして
サインまでして下さる機会に恵まれるということで、
行ってきました。
京都文化博物館は、去年、何回も通った(笑)博物館です。

サイン会があるからでしょうか、すごい人出で、
全ての作品をゆっくり見ることができませんでしたが、
それでも最近のカラーの大きな作品は、しっかり観てきました。

で、今回、作品を間近で見て驚いたのは、
影絵におけるグラデーションの出し方とボカシです。
どういう風に表現しているのか、すごく興味があったのですが
「目からウロコ」と言うか、
カルチャーショックという類のショックを受けました。

グラデーションは、
何枚もセロハンを重ねていることが多かったです。
ボカシに関しては、
ハッキリ影を出すところは、一番手前のスクリーンにきっちり貼られ、
ボカすところは、なんと、浮かして貼ってあったんです。
影絵ながら、
遠近感を出すことによって、ボカしてたんですね。
この手法には驚きました。


会場では物販もあったのですが、
今回の分の図録は完売。
仕方がないので、別の会場の図録を買いました。

この図録にご本人のサインをして頂けるということでしたが、
私は額装された一番小さいのを買い、
それの裏面の板にサインしてもらいました。

サイン会整理券には、ご本人へのコメントを書く欄があり、
それは、サインする時に、ご本人に読み上げて伝えて頂ける
というものでした。
私は、作品のあまりの緻密さに感嘆したことと、
このウン十年、藤城清治氏の作品に
憧れの気持ちを抱いていることを書きました。

それをご本人に伝えて頂いてのサインですからね、
感慨もひとしおです。


握手もして頂きました(会場でアルコール消毒を受けましたが)


他にもクリアファイルなども買いました。
これって、使えるかなぁ・・・。
使わないとね

ホントに、丸一日かかっちゃいました。
平安神宮ぐらい、行けるかなと思っていたのですが・・・。


にほんブログ村 写真ブログ 女性カメラマンへ



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 飛行機みたい? | トップ | 彼岸花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

写真雑記」カテゴリの最新記事