実は記事のUPを急いでいます。
何故かと言うと、明日また東京へ行くからです
東京へ行くと言うのに、明日はまた天気が悪そう!
もう、昨日の記事に書いたような思いは、できたらしたくないので・・・。
もう一日だけ、記事と写真は関係ありません。
この写真は、携帯で撮ったものなのですが、普段は通らないようなところを通ったので
記念に一枚(笑)。
阪急伊丹線は複線なのですが、塚口駅の少し手前から単線になります。
やっぱ、単線っていいわ~
さて、東京行きの記事の続きです。
長々と引っ張ってスミマセン。
知り合いと合流を果たしました。
同じ目線、同じレベルでお喋りが進むというのは、なんて素敵なことでしょう!
飛行機を降りて気分が悪かったのも和らぎ、お食事は美味しく頂きました。
さて、本日の目的。
昼・夜二回公演の、「The Reading Show act1」。
いわゆる、朗読会です。
会場は秋葉原にあるんですが、ここの会場の座席の配置が、
前の人の頭が邪魔にならないよう、人と人の間に後ろの座席が設置されているのです。
キャパも200弱と、観客と演じ手が一体となれるところが気に入っています。
朗読と言えば、部活で3年間、携わった経験があります
今ならもうちょっと上手く読めるかもしれないのですが、
当時はNHK主催のコンテストでもアナウンス部門を選ぶほど、朗読は敬遠してました。
部活では、半田ごてと半田を持って、もっぱらマイクコード修理係でしたが・・・(笑)。
今回の演目は、上の写真を見て頂いたらわかると思いますし、
リンクも張っていますから、雰囲気はつかんで頂けるかもしれません。
「読み手」と言うよりは、「演じ手」と呼ぶのが相応しい、この「The Reading Show」。
演じ手、三者三様の世界を披露して下さいました。
千葉氏は、持ち前の演技力を余すとこなく発揮され、
絵本の読み聞かせと呼ぶには余りにもったいない朗読でした。
地の文は元より、犬に至るまで、登場人物の演じ分けは流石としか言いようがありません。
佐々木氏は「自分と重ね合わさる部分がある」と仰ってた通り、
穏やかな中に展開するモノローグの世界にどんどん引き込まれました。
そして、速水氏。
ギターのウエキ氏との絶妙な息の合った、
コラボとも言える「陰陽師」の朗読は、臨場感溢れるものでしたし、
にわか平安フリークと化している私には見事にツボなる作品でした。
そして、中原中也の詩を3篇。
ギターの流れる中、三様の世界が展開されました。
夜の部も同じ演目でしたが、詩の朗読の前にタイムリミットで中座する羽目になってしまい
とても残念な思いを引きずり、帰途につきました。
残念すぎて取った行動が、新幹線撮影だったわけですが(笑)。
そこでもまたドラマがありました。
大阪へ行く最終の新幹線ですから、言わずと知れた
恋人との別れを惜しむカップルの数々。
絵になってるなぁと思いつつ、そんなものにカメラは向けられません。
横浜から乗ってきて、私の隣に座った男性もそのようでした。
擬似的に別れのドラマを体験したような気分になり、
隣のこの男性が、どんな気持ちで彼女に手を振ったか、とか考えてみる。
車内は比較的空いており、静かでした。
帰ってきてからも、感動の余韻は冷めやらず。
でも、詩の朗読が聴けなかったのがあんまりにも残念なので、
「早春の風」を探し、朗読されていた様子を思い浮かべ、
一字一句、追いかけてみました。
「早春の風」 中原中也
きょう一日(ひとひ)また金の風
大きい風には銀の鈴
きょう一日また金の風
女王の冠さながらに
卓の前には腰を掛け
かびろき窓にむかいます
外吹く風は金の風
大きい風には銀の鈴
きょう一日また金の風
枯草の音のかなしくて
煙は空に身をすさび
日影たのしく身を嫋(なよ)ぶ
鳶色の土かおるれば
物干竿は空に往き
登る坂道なごめども
青き女の顎(あぎと)かと
岡に梢のとげとげし
今日一日また金の風……
なーんて、子どもの本読みを聞いてあげながら、思い出すのは
やはり、この会場が一体となった「言葉の空間」という朗読会の
感慨深い一日のことなのでした。
何故かと言うと、明日また東京へ行くからです
東京へ行くと言うのに、明日はまた天気が悪そう!
もう、昨日の記事に書いたような思いは、できたらしたくないので・・・。
もう一日だけ、記事と写真は関係ありません。
この写真は、携帯で撮ったものなのですが、普段は通らないようなところを通ったので
記念に一枚(笑)。
阪急伊丹線は複線なのですが、塚口駅の少し手前から単線になります。
やっぱ、単線っていいわ~
さて、東京行きの記事の続きです。
長々と引っ張ってスミマセン。
知り合いと合流を果たしました。
同じ目線、同じレベルでお喋りが進むというのは、なんて素敵なことでしょう!
飛行機を降りて気分が悪かったのも和らぎ、お食事は美味しく頂きました。
さて、本日の目的。
昼・夜二回公演の、「The Reading Show act1」。
いわゆる、朗読会です。
会場は秋葉原にあるんですが、ここの会場の座席の配置が、
前の人の頭が邪魔にならないよう、人と人の間に後ろの座席が設置されているのです。
キャパも200弱と、観客と演じ手が一体となれるところが気に入っています。
朗読と言えば、部活で3年間、携わった経験があります
今ならもうちょっと上手く読めるかもしれないのですが、
当時はNHK主催のコンテストでもアナウンス部門を選ぶほど、朗読は敬遠してました。
部活では、半田ごてと半田を持って、もっぱらマイクコード修理係でしたが・・・(笑)。
今回の演目は、上の写真を見て頂いたらわかると思いますし、
リンクも張っていますから、雰囲気はつかんで頂けるかもしれません。
「読み手」と言うよりは、「演じ手」と呼ぶのが相応しい、この「The Reading Show」。
演じ手、三者三様の世界を披露して下さいました。
千葉氏は、持ち前の演技力を余すとこなく発揮され、
絵本の読み聞かせと呼ぶには余りにもったいない朗読でした。
地の文は元より、犬に至るまで、登場人物の演じ分けは流石としか言いようがありません。
佐々木氏は「自分と重ね合わさる部分がある」と仰ってた通り、
穏やかな中に展開するモノローグの世界にどんどん引き込まれました。
そして、速水氏。
ギターのウエキ氏との絶妙な息の合った、
コラボとも言える「陰陽師」の朗読は、臨場感溢れるものでしたし、
にわか平安フリークと化している私には見事にツボなる作品でした。
そして、中原中也の詩を3篇。
ギターの流れる中、三様の世界が展開されました。
夜の部も同じ演目でしたが、詩の朗読の前にタイムリミットで中座する羽目になってしまい
とても残念な思いを引きずり、帰途につきました。
残念すぎて取った行動が、新幹線撮影だったわけですが(笑)。
そこでもまたドラマがありました。
大阪へ行く最終の新幹線ですから、言わずと知れた
恋人との別れを惜しむカップルの数々。
絵になってるなぁと思いつつ、そんなものにカメラは向けられません。
横浜から乗ってきて、私の隣に座った男性もそのようでした。
擬似的に別れのドラマを体験したような気分になり、
隣のこの男性が、どんな気持ちで彼女に手を振ったか、とか考えてみる。
車内は比較的空いており、静かでした。
帰ってきてからも、感動の余韻は冷めやらず。
でも、詩の朗読が聴けなかったのがあんまりにも残念なので、
「早春の風」を探し、朗読されていた様子を思い浮かべ、
一字一句、追いかけてみました。
「早春の風」 中原中也
きょう一日(ひとひ)また金の風
大きい風には銀の鈴
きょう一日また金の風
女王の冠さながらに
卓の前には腰を掛け
かびろき窓にむかいます
外吹く風は金の風
大きい風には銀の鈴
きょう一日また金の風
枯草の音のかなしくて
煙は空に身をすさび
日影たのしく身を嫋(なよ)ぶ
鳶色の土かおるれば
物干竿は空に往き
登る坂道なごめども
青き女の顎(あぎと)かと
岡に梢のとげとげし
今日一日また金の風……
なーんて、子どもの本読みを聞いてあげながら、思い出すのは
やはり、この会場が一体となった「言葉の空間」という朗読会の
感慨深い一日のことなのでした。