縄文人の反乱 日本を大事に

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●袋   ●ポチ袋   ●風呂敷

2012年05月12日 23時49分23秒 | 色んな情報
●袋   ●ポチ袋   ●風呂敷
★袋(ふくろ)
物を入れる容器の基本的な形状の一つである。
柔軟な素材で作られ内容物の無いときは折りたたむなどして小さくまとめることに向く。
英語のbag(バッグ)や sack(サック)で呼ばれることもある。
しかし袋が発達して以降では、同じサイズの袋を使うことで輸送の効率化が図られ、より大規模に農作物をやり取りすることも可能になっている。
★ポチ袋(ぽちぶくろ)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 ポチ袋とは、祝儀やお年玉などを入れる、小さなのし袋。ぽち袋。
【ポチ袋の語源・由来】
ポチ袋の「ポチ」は、関西の方言で芸妓や茶屋女などに与える祝儀のことであった。
祝儀を「ポチ」と呼び始めた由来は定かではないが、非常に少ないことを「これっぽっち」というように、「ポチ」には「小さな点」や「ほんの僅か」という意味がある。
祝儀を渡す相手が、芸妓や茶屋女などであったことから少額の祝儀と考えられ、「ほんの僅かな金額」という意味で「ポチ」と呼ばれたのであろう。
また、フランス語の「プチ」を語源とする説や、「ポーチ」を語源とする説もあるが、時代的に考えて不自然である。
★風呂敷(ふろしき)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 風呂敷とは、物を包んで持ち運ぶために用いられる四角い布。
【風呂敷の語源・由来】
風呂に敷くことからの名。
室町時代の風呂は蒸し風呂のようなもので、蒸気を拡散させるために「むしろ」「すのこ」「布」などが床に敷かれていたものが起源であるが、現在の風呂敷にあたるものは「平包(ひらづつみ)」と呼ばれていた。
足利義満が大湯殿を建てた際、大名達が他の人の衣服と間違えないよう家紋入りの絹布に脱いだ衣服を包み、湯上りにはこの絹布の上で身繕いをしたことという記録があり、これが「風呂敷」と「平包」の間に位置するものと考えられる。
江戸時代に入り、湯をはった銭湯が誕生し、衣類や入浴用具を四角い布に包まれるようになったのが、現在の風呂敷に最も近いもので、風呂に敷く布のようなもので包むことから「風呂敷包み」や「風呂敷」と呼ばれるようになった。
銭湯が発展したのに伴ない、江戸時代の元禄頃から「平包」に変わり「風呂敷」の呼称が一般に広まっていった。
★大風呂敷(おおぶろしき)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 大風呂敷とは、実現できそうにない話や計画。「大風呂敷を広げる」の形で使用される
【大風呂敷の語源・由来】
風呂敷は包む物が何もなくても、広げた時の寸法は大きい。
これが大風呂敷(大きな風呂敷)となれば、なおのこと外形だけは大きくなる。
そこから、特に内容が無いのに大それたものを「大風呂敷」といい、現実性に乏しい大げさな話をしたり計画したりすることを「大風呂敷を広げる」というようになった。
★大きい(おおきい)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 大きいとは、物の形・容積・面積・身長などが、他のものより上回っていること。
【大きいの語源・由来】
大きいと多いは、上代では区別されておらず、共に「オホシ(おおし)」で表されていた。
平安時代に入ると、「オホシ」の連体形「オホキ(おおき)」が「大きい」の意味を担うようになり、形容動詞の「オホキナリ(おおきなり)」が成立した。
室町時代以降、「オホキ」に形容詞語尾の「イ」が付いた「オホキイ(おおきい)」が口語の中で用いられるようになった。
★頭陀袋(ずだぶくろ)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 頭陀袋とは、いろいろな物が入るような、だぶだぶした大きな布製の袋。「ずた袋」は誤り。頭蛇袋。
【頭陀袋の語源・由来】
頭陀袋の「頭陀(ずだ)」は、「捨てる」「落とす」を意味する梵語「Dhuta」の音訳で、衣食住に関する欲望を払い、修行・行脚する意味の言葉である。
頭陀行を行う僧が経文や衣服などを入れ、首にかけて持ち歩く袋を「頭陀袋」という。
時代が下るにつれ、頭陀袋には仏具や行でもらった物が入れられるようになった。
そこから、雑多な品物を入れる袋のことを「ずだ袋」と呼ぶようになった。
後世以降、修行の旅に出るという意味から、仏式で死者を葬るとき、首にかける袋も「頭陀袋」というようになった。
★カバン・鞄(かばん)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 かばんとは、革やズックなどで作った、物を入れる携帯用具。
【かばんの語源・由来】
かばんの語源は諸説あり、中国語で」「文挟み(ふみばさみ)」を意味する「夾板」を日本語読みした「キャバン」が転じたとする説。
同じく中国語で、「お櫃(おひつ)」を意味する「夾槾」を日本語読みした「キャバン・キャマン」が転じたとする説。
その他、オランダ語の「kabas(カバス)」が転じたとする説がある。
「夾板(キャバン)」が転じたとする説が有力とされているが、「かばん」に変化する過程の文献が見当たらないため、正確な語源は未詳である。
明治10年代頃までは、主に「胴乱(どうらん)」が「かばん」の意味で使われていた。
漢字の「鞄(ほう)」は本来、なめし皮、また、それを作る職人の意味で、「かばん」の漢字として「鞄」が当てられたのは、明治22年の国語辞書「言海」である。
それ以前は、「革手提」「革袋」「革包」が、「かばん」の当て字として使われていた。
★巾着(きんちゃく)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 巾着とは、布や革などで作った、中に小物や金銭を入れる小さな袋。口には紐が通してあり、口を紐でくくる。江戸時代の俗語で「私娼」。
【巾着の語源・由来】
「巾」は「頭巾」や「布巾」にも用いられる語で、「布切れ」の意味。
肌身に着けて携帯する布切れ(袋)なので、「巾着」と言うようになった。
火打ち道具を入れた火打ち袋が変化したものといわれ、古くは金銭のほか、お守りや薬、印章なども入れられていた。
江戸時代には専門の巾着師によって、革やラシャ、高級織物などの華美なものが作られたが、明治に入り、西洋の服が着られるようになったことや、がま口や財布が普及したことから廃れていった。
娼婦が稼いだ金をこれに貯めていたから、また巾着に入る程度の金しか稼げない娼婦の意味から、江戸時代の俗語で「私娼」をさす言葉としても使われた。
★財布(さいふ)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 財布とは、金銭を入れる布や革でつくった袋
【財布の語源・由来】
漢語の「財布(サイフ)」に由来する。
「財」は財宝や財産などの「財」、「布」は木綿や麻の織物を用いて作った袋のことで、財布は財産を入れるための布袋のことである。
明治時代の辞書『和訓栞』には、「さいふ 割符(わりふ)の義也といへり、今は其器(そのき)を称せり」とあり、「さいふ(割符)」の意味から、それを入れる入れ物を呼ぶようになったかのように書かれているが、単に「さいふ(割符)」と「さいふ(財布)」の音が同じであることから混同したものであろう。
★布(ぬの)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 布とは、織物の総称。
【布の語源・由来】
布の語源は、動詞「ぬう・ヌフ(縫う)」に、麻や苧で作った糸の「お・ヲ(麻)」が付いた「ぬうお(ヌフヲ)」の略と考えられる。
現在では織物の総称として用いられるが、古くは、絹に対して、麻や葛、からむしなどの植物繊維で織ったものをいった。
やがて、木綿を含めていうようになり、のちには絹も含めて織物の総称となった。
漢字の「布」は「巾(ぬの)」+「音符父」で、平らに伸ばして表面にぴたりつくぬのを表している。
★ヒモ・紐(ひも)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 ひもとは、物を縛ったり、括ったり、結んだりするのに用いる細長いもの。一般に、糸より太く、綱より細いものをいう。ひぼ。女性を働かせ金品を貢がせる情夫。
【ひもの語源・由来】
ひもは「ひきむすぶ(引き結ぶ)」や、「ゆひを(結緒)」の意味からとする説が妥当。
古くは、夫婦や恋人が別れる際、互いの紐を解いて結び合い、再び会う日までその紐を解かないと誓っていたことから、霊能の意味をもつ「ひめ(秘)」に「を(緒)」の「ひめを(秘緒)」が略されたとする説もある。
「ひぼ」は「ひも」の訛り。
漢字の「紐」は、「糸」と「ねじる」「曲げる」を意味する「丑」からなる会意兼形声文字。
女性を働かせて貢がせる情夫を「ヒモ」、そのような情夫がいる女性を「ヒモ付き」というのは、たぐっていくと男性がいるところからである。
一見、独り身と思われる女性に恋人や夫がいることを「紐が付いている」といい、元々は「貢がせる」といった意味は含まれていなかった。
そこから、飲み屋などで女性が前面に立って働いているため、付き合っている男性がいないと思っていたところ、実は恋人や夫がいることから「ヒモ付き」といい、更に女性に働かせ貢がせる情夫を「ヒモ」と呼ぶようになった。
糸や綱、縄などでないのは、物をしばったりする「紐」の語源で解説のとおり、古くから男女関係における象徴的なものであったことに通じる。
ヒモの語源説には、海女さんが海の中に潜り、息が続かなく限界になると腰に付けた紐を引いて船の上の男に合図し、男性はその合図で紐をたぐり寄せる。
その間、男性は船の上で待っているだけなので、「ヒモ」というようになったとする説もあるが、上記のとおり、最初から「ヒモ」に「貢がせる」といった意味は含まれていない。
仮に「貢がせる」の意味があったとしても、船の上にいる男性は船の操縦や釣りの仕事があり、ただ待っているだけではないので当てはまらない。
★綱(つな)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 綱とは、植物の繊維や針金などを長くより合わせたもの。一般に、縄や紐より太いものをいう。ロープ。
【綱の語源・由来】
綱を作るのに蔓を用いたことから、古く、蔓状の植物をいった「つな(葛)」からと考えられ、「つな(葛)」は「つた(蔦)」と同根の語である。
「つなぐ(繋ぐ)」とする説もあるが、「つなぐ」の語源が「綱」と考えるべきである。
その他、「つよなわ(強縄)」「つぐなわ(続縄)」の意味など諸説あるが、「つな(葛)」の説が妥当である。
★縄(なわ)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 縄とは、麻や藁などの植物繊維や茎、化学繊維をより合わせて作ったもの。一般に、綱より細く、紐より太いものをいう。
【縄の語源・由来】
糸や紐などをより合わせる意味の動詞「なう(綯う)」からか、藁をより合わせた「なひわら(綯藁)」の略からであろう。
漢字の「縄」は、「糸」と「黽」からなる会意文字。
本来、「黽」は大きなカエルを表した字だが、ここではトカゲを表し、「縄」はトカゲのように長いなわを意味する。
★縄張り(なわばり)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 縄張りとは、博徒や暴力団などの勢力範囲。ある者の勢力範囲や専門領域。動物の個体・集団が、生活の場を確保するため、他の個体や集団の侵入を許さない占有領域。テリトリー。
【縄張りの語源・由来】
縄張りは文字通り、縄を張り巡らせることが原義。
縄を張って、土地などの境界線を定めたり、他の場所と区別する特別区域であることを示したことから、境界線や領域の意味を持つようになった。
戦国時代以降には、城のくるわや堀・石垣などの配置を定めるため、縄を張ることを意味する建築用語としても「縄張り」が用いられるようになった。
さらに近世以降には、ある者の勢力範囲を「縄張り」というようにったことから、ある者の専門領域や、動物が生活するために他を侵入させない領域も「縄張り」というようになった。
★真田紐(さなだひも)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 真田紐とは、太い木綿糸で平たく厚く織った紐。真田打ち。
【真田紐の語源・由来】
真田紐は、真田昌幸(幸村の父)が刀の柄(つか)に、この紐を巻いたことからというのが通説となっている。
また、幅の狭い織紐を「さのはた(狭織)」と呼んでいたことから、「さのはた」が転じて「さなだ」になったともいわれる。
このほか真田紐の語源には、チベット周辺の言語で「紐」を意味する「サナール」が転じたとする説もある。
真田紐は組紐の一種に分類されることも多いが、織って作ることから織物の一種とした方がよい。
★紙縒り(こより)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 こよりとは、細長く切った紙をひねり、紐状にしたもの。紙を綴じ合わせる紐や、髪を束ねる元結、細工の材料とする。
【こよりの語源・由来】
「かみ(紙)」と「縒り(より)」からなる「かみより」が変化した語。
「かみより」が「かうより(こうより)」となり、さらに変化して「こより」となった。

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