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●庇(廂、ひさし)●母屋(もや、おもや)

2012年08月19日 18時38分56秒 | 色んな情報
●庇(廂、ひさし)●母屋(もや、おもや)
★庇(廂、ひさし)http://p.tl/D27l
家屋の開口部(窓、出入り口)の上に取り付けられる日よけや雨よけ用の小型の屋根のこと。
日本建築では、主にろく庇と腕木庇の二つが造られている。
★鼻隠(はなかくし)http://p.tl/V5s1
軒先に取り付けられる横板。垂木(たるき:屋根板又は屋根下地を支えるために母屋から軒にかけられる材)の先端部(鼻)を隠すために取り付けられる。鼻隠(し)板・鼻搦め・風返しなどともいう。鼻隠は木製のものが多いが、金属製・プラスティック製などもある。モルタルや漆喰で塗籠めたり、板金などを張る場合もある。
★垂木(たるき)http://p.tl/4YNR
木造・鉄骨構造などの建築における小屋組構造材である。棰(木へんに垂)とも書かれる。
軒桁-母屋-棟木の上に等間隔に渡される。垂木の上に野地板や構造用合板などを張り、屋根下地とすることが多い。
★母屋(もや、おもや)http://p.tl/cBvK
日本建築で使われる空間名称または、小屋組の構造部材の一つ。
○母屋(空間名称)
・「もや」から「おもや」へ
「母屋」はもともと「もや」と読み「庇」・「孫庇」の対義語であったが、寝殿造の建物がつくられなくなると、読みと意味を変えている。
それには、平安時代後半から、屋根を支持する天井より上の構造と、屋内を形づくる天井より下の構造とを分離させた日本独自の建築技術が発達したことが大きくかかわっている。
これによって用途や機能に応じた部屋が屋内に自在に配置されるようになり、「母屋」の指し示す対象が大きく変化したと考えられている。
・もや
中世以前(主として古代以前)の日本建築で使われる空間名称。寝殿造などで家屋の主体になる部分。「庇」に対する語。「身舎」とも書く。身舎の外側を「入側」と呼ぶこともある。
建物の中心である母屋に対し、その周囲をとりまく空間は庇と呼び、庇は母屋より一段低い空間とされた。儀式の際には身分の上位者だけが母屋に座るなど、用途も区別されていた。これには、三角形の屋根をのせる古墳時代以来の古代建築のあり方に強く制約されていた。
・おもや
中世以降(主として近世以降)の日本建築で使われる空間名称。屋敷にある建物のうち家族がふだん住居として生活する空間で、「離れ」や「納屋(物置)」、「蔵(倉庫)」、「外便所」など附属屋に対する語。主屋(おもや)。本屋(ほんや)。
○母屋(建築部材)
母屋(もや)は木造建築・鉄骨構造の小屋組部材の名称。一般住宅のほとんどの場合約90ミリ四方の杉の角材であることが多く意匠の目的で丸材を用いることもある。在来工法では、小屋梁の上に約900ミリ間隔で小屋束を立てその上に上げられる。切妻や入母屋の妻側に突出させた母屋を鼻母屋といい、部材自体を化粧材としたり、漆喰やモルタルなどで塗籠めるかまたは破風板で隠したり木口に板金を被せるものもある。
★離れ(はなれ)http://p.tl/_BqZ
一定の広さをもった敷地内において、主たる建物である母屋(おもや)に対し従たる建物として母屋から離れた場所に存在する建物である。離れ座敷、離れ家ともいう。

★庇(廂、ひさし)
1.建物の窓・出入り口・縁側などの上部に張り出す片流れの小屋根。軒(のき)。
2.帽子の、額の上に突き出た部分。つば。
3.「庇髪(ひさしがみ)」の略。
4.寝殿造りで、母屋(もや)の外側に張り出して付加された部分。周囲に妻戸などをたて、外に縁を巡らす。庇の間(ま)。入り側(がわ)。
・庇を貸して母屋を取られる
1.一部を貸したために、やがて全部を奪われるようになる。
2.保護してやった相手に、恩をあだで返される。
・ひさしがみ【庇髪】
束髪の一。入れ毛を使って前髪と鬢(びん)とをふくらませ、庇のように前方へ突き出して結う髪形。明治30年代ごろ、女優川上貞奴(かわかみさだやっこ)が始めてから、大正の初めにかけて流行。また、女学生が多く用いたことから、女学生の異称ともなった。
・ひさしのくるま【庇の車】
⇒網代庇(あじろびさし)の車
『唐破風(からはふ)造りの屋根と庇をつけた網代車。親王・摂関・大臣・大将などの乗用。ひさしのくるま。』
・ひさしのごしょ【廂の御所】
鎌倉幕府で、将軍の御所の庇の間。廂番が宿直した所。
・ひさしのだいきょう【庇の大饗】
平安時代、大臣が初任の時、寝殿の庇の間で行った大饗宴。ひさしのたいきょう。→母屋(もや)の大饗
『もや‐の‐だいきょう〔‐ダイキヤウ〕【▽母屋の大×饗】
《寝殿の母屋で行われたところから》平安時代、毎年正月に行われた大臣の大饗。→庇(ひさし)の大饗』
・ひさしのふだ【廂の簡】
鎌倉幕府で、小侍所(こざむらいどころ)に属した番衆のうち、将軍に親しく近づくことを許された者の姓名を記して廂の御所に掛けておいたふだ。
・ひさしのま【庇の間】
「庇4」に同じ。
・ひさしばん【廂番】
鎌倉幕府の職名。廂の御所に交代で宿直して将軍を護衛する役。1番から6番まであり、それぞれ10名前後であたった。廂の衆。

★「庇」で始まる言葉 - 国語辞書の検索結果 全18件
・かばい【庇い】 かばうこと。
・かばい‐ぐち【庇い口】 人をかばうような言い方。また、その言葉。
・かばい‐だて【庇い立て】 [名](スル)しきりにかばうこと。何かにつけてかばうこと。「自分の子だけ―する」
・かばい‐て【庇い手】 相撲で、重なり合って倒れるとき、上になったほうが相手をかばうために先に手をつくこと。負けにならない。
・かば・う【庇う】 [動ワ五(ハ四)]
1 他から害を受けないように、助け守る。いたわり守る。「いじめられている子を―・ってやる」「傷を―・う」
2 大事にしまっておく。「古いのを着て、新しいのは―・っておきな」〈滑・浮世床・二〉
・たば・う【庇ふ/貯ふ】 [動ハ四]
1 害などから大切に守る。かばう。「与一殿討たれ給ひぬと聞きて後は誰ゆゑ身をば―・ふべき」〈盛衰記・二〇〉
2 大切にしまっておく。蓄える。「生(な)り物類なら何にても、―・うて虫は入れまいに」〈浄・八百屋〉
・ひ【庇】 [人名用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]かばう ひさし 1 上からおおうようにして守る。かばう。「庇蔭(ひいん)・庇護/高庇」 2 ひさし。「雪庇(せっぴ)」
・ひ‐いん【庇陰/庇蔭】 [名](スル)
1 ひさしのかげ。
2 かばうこと。また、おかげをこうむること。「罪人を―することは」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
・ひ‐けい【庇恵】
おかげ。恩恵。庇護。「貴殿の御―にて勅勘を赦(ゆる)さるるも」〈浄・反魂香〉
・ひ‐ご【庇護】 [名](スル)かばって守ること。「両親の―のもとに育つ」
・ひご‐けん【庇護権】
国家が、外国の犯罪人や政治的避難者で保護を求めてきた者を、自国領域内で庇護する国際法上の権利。自国の在外公館などでの庇護は原則として認められない。
・ひ‐さし【庇/廂】
1 建物の窓・出入り口・縁側などの上部に張り出す片流れの小屋根。軒(のき)。
2 帽子の、額の上に突き出た部分。つば。
3 「庇髪(ひさしがみ)」の略。
4 寝殿造りで、母屋(もや)の外側に張り...
・ひさし‐がみ【庇髪】
束髪の一。入れ毛を使って前髪と鬢(びん)とをふくらませ、庇のように前方へ突き出して結う髪形。明治30年代ごろ、女優川上貞奴(かわかみさだやっこ)が始めてから、大正の初めにかけて流行。また、女学生...
・ひさし‐の‐くるま【庇の車】 ⇒網代庇(あじろびさし)の車
ひさし‐の‐だいきょう【庇の大饗】
平安時代、大臣が初任の時、寝殿の庇の間で行った大饗宴。ひさしのたいきょう。→母屋(もや)の大饗
・ひさし‐の‐ま【庇の間】 「庇4」に同じ。
・庇(ひさし)を貸して母屋(おもや)を取られる
1 一部を貸したために、やがて全部を奪われるようになる。
2 保護してやった相手に、恩をあだで返される。
・ひ‐ほう【庇保】 [名](スル)
かばいまもること。庇護。ひほ。「家康を―弁護し」〈逍遥・小説神髄〉

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