「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆昔の価値観の良さ◆   3939

2018-03-05 16:20:57 | 日記

あ翁さん、昨日は温とかったが、また寒さがぶり返すようだ。何かとご苦労があるようで、お察しをするが真似は出来ないな。買い物をしながら、クリニックに奧さんを迎えにだな』、『こんちわ、三郎さん、先日マーケットで奧さんに会って、お茶をしようと思ったが時間がなくて、ファハハハ。早々とジャガイモを蒔き始めたね、大分日差しも強くなってきて、遅霜の心配もなさそうだろう、ハハハハ』

二さんの田圃の耕地では、用水路の掃除をして水田の準備だな、県産の「彩のきずな」が特A米になったそうで、要するに新潟産のコシヒカリより旨いと言うことだな。この頃は北海道のユメピカリ、山形のつや姫が寿司や料亭に人気だそうで』、『米は~はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな~、稲架け米を竈で薪で焚けばそれほど銘柄に差がない気もするが、ファハハハ』

ャガイモの品種も豊富になったが、「適地適作」この地域の土壌に適した芋が何かが分からないから、いつもの男爵を蒔き始めて。自家消費なら良いが、売るような産地野菜は出来ないよ、ハハハハ』、『いや、近隣のJA農産物直売所には、その自家消費野菜を持ち込んで並べマーケット並みの価格だからな、ハハハハ。しかし相変わらずに冬物野菜が高いわ、春先の低温に雨不足で春物も違いだろう』

うだ、昨日挽いた蕎麦粉を貰って、今夜は婆さんが蕎麦を打つそうだから、奧さんを寝かしたら6時頃に出て来ないかね。スーパーで買ってきた物だが春の山菜の天ぷらも作るそうだよ、ハハハハ』、『いやあ、それは嬉しいな、ご馳走人るよ、久しく手打ちは食べていないからな。昨日は、伸二さんと和食の話をしたが、慣れ親しんできた和食、特にうどん、蕎麦は好物だからな、ハハハハ』
                        
                       
=========

あとがき==この頃の団塊の世代や若者の食の価値観が理解を出来ないわ、世代間格差以前の問題だよ、ガハハハ==放念の翁