流水の窓

芦田流水が歴史を通して見た、景色の紹介です。
(訪問をいただきありがとうございます。)

朗読劇「草魂の賦」上演のご案内

2017年01月08日 | お知らせと周知事項

 早くも梅の便りが聞こえてくる暖かく穏やかな新年を迎え、
皆さま方には御清栄のこととお慶び申し上げます。
 この度、私ども神辺ふるさと会では町おこし活動の
一環として、次のような催しを行いますので、
ご案内をさせていただきます。
 
江戸時代福山藩の歴史、地理、文化を網羅した初の地誌
「備陽六郡志」全46冊を著述しながらも、
不遇の生涯を送り、その後も長らく顧みられることのなかった
宮原直倁を描いた、藤井登美子著の歴史小説「草魂の賦」を
別紙のごとく朗読劇として上演いたします。


宮原直倁は幼少時より秀才の誉れ高く、
家督を継ぐと有能な農政方役人として活躍しました。
しかし、大飢饉で苦しむ農民たちに寄り添ったが故に、
藩の上層部からは嫌悪されて閑職へと追いやられ、
豊かな才能は閉ざされてしまいました。
そんな不遇の中でも彼は単独で「備後地誌」編纂に情熱を
燃やし、後半生のすべてをかけて大著を完成させたのです。


朗読劇「草魂の賦」は直倁の青春時代を福山市立大学演劇部の
学生さんたちが演じ、苛政に苦しむ農民たちと深い交わりを持つ
壮年時代を団塊世代が演じます。
まさに老若の妙を合わせた総勢50名に及ぶ市民劇です。


 照明、音響効果、撮影、吹き込み、衣装なども、
すべて初心者通しが手探りの状態で取り組んできました。


プロの劇団のように完璧ではありませんが、
ほぼ1年間、仕事や学業の合間を縫って練習して参りました。
ひとりでも多くの方々にご覧になって頂きたく、
どうぞ、ご来場下さいますよう心からお願い申し上げます。


         神辺ふるさと会会長    髙橋孝一
         朗読劇「草魂の賦」代表  藤井登美子

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿