生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

ご当地みどり 東本願寺

2016-10-26 06:10:25 | ご当地みどり
【心地良いみどり 442】

いつもありがとうございます。
みどりある空間、時間が大好きなryu.gardenです。

大阪イベント後はお休みをいただき、
京都散策をしてきました。

昨年に続き青空が広がる、気持ち良い散策日和。
やはり、空の色はとても大事であり、私たちのココロにも
大きく影響していますね。




京都駅から歩いて10分程度にある東本願寺。
ここのみどりについてご紹介します。



京都のこうした寺社にはお堀やせせらぎあり、
水辺のある光景が街並みに調和しています。

サギなどの水鳥がこんな街中にもいました。

人の暮らすエリアと自然が共生していることが嬉しいですね。
外国人観光客が一生懸命撮っていたことが印象的でした。


大きな山門は潜ります。
下面が白く色付けされていることが京都の特徴ですね。



この山門のデザインが素晴らしい。

柱の木目の美しさ。

細かな彫刻が施されています。






ここにも「みどり」です。





暮らしに溶け込みながら
自然とつながるデザインですね。

本当に美しい光景です。








境内にはほとんどみどりはありませんが、
植物をデザインとした装飾が随所にあり、目を楽しませてくれます。

頭の中で楽しむ「みどり」の心地よさを体験できる、
素晴らしい場所です。

是非、オススメのみどりです。







ご当地みどり 万博記念公園 日本庭園

2016-10-25 06:20:25 | ご当地みどり
【心地良いみどり 441】

いつもありがとうございます。
みどりある空間、時間が大好きなryu.gardenです。

週末は大阪にてイベントのお仕事でした。
とても好評で早めに予定数が無くなってしまいました。
嬉しい悲鳴でしたね。

なんとご褒美の時間が生まれたので、
広い公園の散策タイムです。

万博記念公園の中にある池泉式回遊庭園を巡ります。







ここは大阪万博のために40年以上前に作庭された、
威信をかけた日本庭園です。

入場すると正面に展望台のような館があります。
そこからの景色は圧巻です。

正面全ての光景が「日本庭園」と なっています。

芝地の広がりある「間」がとても効いています。
視点をここで休めて、次につなげる役目となっています。
















散策ルートにそって前に進みます。
また別の池が出てきました。


みどりを越えると絵巻のように、別の絵のような新しいみどりが現れます。
贅沢な素晴らしい仕掛けですね。

万博の力は凄いな…と改めて思います。









更に進むと、また新しい光景が現れました。
たくさんのハスが植えられている水辺です。







池の中央にある展望デッキデザインもいいです。
ハスが咲くシーズンはさぞ美しい光景となるでしょうね。












お公家さんが遊んでいるような、流れのある光景や、
秋を彩る草花など、見るべき、楽しめる空間、時間が目白押しです。















でも、庭園を楽しむ人は少なく、
のんびりとした時間が流れています。

ここのみどりが難しいのでしょうか。



「わからない」から「また行こうね」という期待が
生まれないのでしょうか?



私の場合は「みどりの楽しみ方がわかる」から
楽しくてしょうがないのだと思います。








日本庭園を出たエリアには多くの親子連れが
蠢めいています………なぜ?


実は、レアポケモンがいる場所だそうです。

このコトは、親子連れは楽しみ方がわかる、

だから、
わざわざこのような場にも賑わいに なるようです。







「楽しみ方が見える、伝わる」

そのようなコンセプト、ルールつくりが
愛されるみどりを創るにも必要になるようです。







心地良いみどり 好きになるプロセス

2016-10-24 06:10:14 | 心地よいみどりとは
【心地良いみどり 440】

いつもありがとうございます。
みどりある空間、時間が大好きなryu.gardenです。

大阪出張2日目

万博記念公園にておおさか都市緑化フェアに
スタッフとして参加していました。

多くの親子連れにご参加いただき、
みどりに触れ合える時間を提供できました。

幸福感は周りにも感染るのですね。

皆さん、本当に喜んでいただき、
こちらも嬉しい時間となりました。





ここでの2日間、絶えず気になる存在がありました。

岡本太郎さんの「太陽の塔」です。



明らかにヘンテコな形です。


遠くからも圧倒的な存在感があります。



今の時代、新しくこのような像を建てようとしても、
いろいろと叩かれて建設はできないでしょうね。

46年前だから、万博というお祭りだったからできた
景観に全く調和していない建築物ですね。



現代の建物は直線のデザインや柔らかく、優しい形が多いです。

話題の二フレルの外観です。



でも、この太陽の塔………大人気なのです。


多くの人が前で記念写真を撮っています。
この像との出会いをとても喜んでいる様子です。


近くで見ると、赤いや青いラインは細かなタイルで装飾されていました。
エッジもハッキリしていてカッコいいです。





ヘンテコだな→わからない

でも、

現実に見る、体験する、いろいろとわかる
→おもしろい、嬉しい、好きになる



この2日間ですっかり、高さ40メートルの
太陽の塔のファンになりました。



こんなヘンテコですが、持続性ある愛される芸術品を
創り出した岡本太郎さんは凄いですね。

最初からなんとなくわかる、そっち系ね…と
考えてしまう、大きな大仏があまり好きになれないのは、
「わからないが、わかる」というプロセスが足りないからなのかもしれません。


今回のみどりのイベントで
様々なわからない葉っぱに触れ、自分で選び、
ラミネートフィルムに葉っぱを挟み、自分でデザインした
自分だけの「葉っぱの栞つくり」を体験してくれた、

350人ほどの皆さんが
みどりを好き、関心を持ってくれたら嬉しいですね。






心地良いみどり 生物多様性?

2016-10-23 07:30:47 | 心地よいみどりとは
【心地良いみどり 439】

いつもありがとうございます。
みどりある空間、時間が大好きなryu.gardenです。

大阪出張1日目
万博記念公園でみどりのイベントに
スタッフとして参加しています。






気になることの一つです。

「生物多様性」?…という言葉が
街のみどりに、くっついているコトがよくあります。


「多様性」という言葉を見ると、

「多くの種類の生き物」が生育できる、暮らしている
森のような場所のこと………かなぁと思います。

でも山や自然な状態は
その場所に一番適した生き物が占領してしまうので、
種類はかえって少なくなるように感じます。


例えばササが覆い尽くすような光景ですね。



だから、種類の多さに注目すると、
実は都会のみどりの方が面積当たりの種類の多様性は
多いのではないかと思っています。




多くの種類の樹々や草花があるから、
それを利用している生き物の種類も多くなる。

絶滅種、危惧種と
多くの生き物が大変なことになっていますよ…

不安を煽る記事も見ますが、


人間の開発による環境の大変化に調和する、
新しく仲間が出てきます。

だから、そもそも生き物の種類は減っていない。





今まで、その場所にいた生き物が住めなくなることを防止しましょう!
闇雲な、いらない開発は辞めましょう…

みどりを増やしましょう。




その標語として「生物多様性」という言葉が
利用されているように感じています。




根本の解決は

やり過ぎな、その土地、風土、自然環境の破壊です。

でもこれを止めることは
すぐには出来ないので、先ず皆がある気持ちを育てることが大切です。


それは、

生き物に関心を持ち、愛しむココロを持つこと
その場所、土地に関心を持つこと


様々な草花






生き物たちの暮らし






生き物たちが育まれている空間を意識できる人が増えると、
環境問題解決に協力、関心を持つ人も多くなるでしょうね。


難しい言葉による定義も必要ですが、
先ず、好きになることから始めたい…と思っています。











街ナカみどり 夜のオアシス2

2016-10-22 06:20:39 | 街ナカみどり 東京
【街ナカみどり 438】

いつもありがとうございます。
みどりある空間、時間が大好きなryu.gardenです。

今日はこれから大阪出張。
万博記念公園で「葉っぱの栞」つくりのワークショップをお手伝い。

たくさんの人が来てくれれば…と願っています。






先日、伺った誰もいない、
東京スクエアガーデン京橋の丘の光景は衝撃でした。

樹々が豊か、ライトアップ、ベンチ、
コンビニだって完備されているのに誰も居ません………

何故なんでしょうね。










今回は夜のオアシスについて。
人が集う夜のオアシス、緑地の利用されている様子を探ります。

東急プラザ表参道の「おもはらの森」です。
間接照明の柔らかい光が空間を包みます。

階段状のベンチがあり、気軽に佇むことができます。
ベンチ木質系デッキ素材、階段は背もたれになる、足は前に伸ばせる
など座り心地がいいですね。









渋谷方面のビル郡や表参道の賑わいも夜景として楽しめます。









西武百貨店池袋本店の屋上にある
食と緑の空中庭園です。

ここは軽食が楽しめる施設が充実していますので、
夜でも食べながら、飲みながら、ゆっくりと時間を過ごしている
人が多いですね。

ここもガーデンテーブル、座り心地良い椅子、
複数人でも、1人でも、立ってでも、
様々なスタイルでこの空間、時間を楽しめます。











マルイ新宿の屋上です。
ここは人をダメにする2人掛けの高級ガーデンチェアがあります。

中央の噴水のせせらぎを聞きながら、
ゆっくりと過ごすことができます。



ここも様々なスタイルの過ごし方がありました。







夜に人が集うガーデンは
ゆっくりとくつろげ、座る場所がある、
居心地良い場所がある緑地ですね。

コンクリートのベンチ、背もたれ無し、
パーソナルに分かれているベンチばかりでは、
人が夜には集まらない…と

寛ぐ人、楽しんでいる人の姿が
また、新たな人を招きます。

人が集うガーデンに変わってほしいですね。