生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

街ナカみどり あべのキューズモール

2015-10-27 06:09:16 | 街ナカみどり
【心地よいみどり78】

おはようございます。
昨日まで京都にいました。

お天気が良かったので、
日に焼けたような感じがします。



今回はあべのハルカスの前にある、
あべのキューズモールのみどりを紹介しますね。


ここは路面電車の駅がある、真ん前の商業施設です。





道路面のテラスにはみどりがしっかりと植えられていました。

多くの人たちが、おしゃべりをしたり、お弁当を食べたり、
みどりの周りで思い思いの過ごし方をしていました。


でも、植えられているだけ…いう感もあり、
佇む人たちとのつながりが見えません。

木の形が同じなのも違和感があります………





3階にある、ガーデンコートと呼ばれるみどりがありました。


水が流れ落ちる造形物のある池や
ガーデンテーブル、ベンチと盛りだくさんです。





でも何か、心地よく感じることができない、
違和感があります………

ごちゃごちゃ、広がりが無い、角、段差が立って危ない、
デザインが窮屈に感じます。

施設側の「揃えるものは用意した」という
主張ばかりで、利用者の気持ちを大切にしようとして
いないからでしょうか………



たくさんのお客様がいるのに、ここだけ置いてけぼりの
ようです、もったい無いですね。




でも、人がいない分、ゆっくりと休めるみどりですので
存在を知っていると役に立つはずですよ。
あべのハルカスと共に体験をしてみてください。





【心地よいみどりの方程式】

◾️建物自体の外観を、「いいな」と受けとめて貰えるように、
みどりをたくさん植え込む施設は多い。作り手側の発想。

◾️みどりは、人のココロに安心、安全のシグナルを送っている。
そのため、みどりの周りには人が集まる。

◾️ごちゃごちゃ、見通せない、子供にとって危ないと感じると
みどりの魅力が相殺されてしまう。利用者目線のデザインが大事。