生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

街ナカみどり 新梅田シティ 新・里山、希望の壁

2015-10-11 07:03:03 | 街ナカみどり
【心地よいみどり61】

おはようございます。
先日、有楽町駅前に次回の緑化フェアを行う
横浜市のキャラクターのガーデンベアが来ていました。

これからの活躍が楽しみです!

今回は大阪で見つけた素敵なみどりである、
新梅田シティの「新・里山」「希望の壁」をご紹介します。

大阪駅ビルから見える新梅田シティのスカイビルの
全景はこのような景観です。


手前の広大な空き地は大阪貨物線ターミナル跡地です。
これからここも、みどりの空間になるようですよ。
大阪がみどりに囲まれた美しい街のイメージとなりますね。
先にできたグランフロントの屋上庭園のみどりも引き立ちます。


ここはそのグランフロント界隈のみどりです。
このような、みどりのあり方が東西へとつながると
東京の丸の内仲通りのようになりますね。期待大です。


ここから長い地下道を通り抜けると新梅田シティに
着きました。ガラス張りの特徴あるスカイビルの下から見上げと
このような光景が見えました。


奥に進むとここにも、
大阪駅前とは思えない景色がありました。


田んぼですね…稲穂が実っていました。
「新・里山」のココロ和む景色が広がっていました。

高層ビル街と田んぼがつながっていました。
不思議な贅沢な光景ですね。
多くの人がベンチで、この光景を眺めながら寛いでいました。


関西近郊、宇治辺りの里山の暮らし、景色をここに
新しく造ったそうです。低い茶の木で囲まれた畑のデザインは
新鮮ですね。里芋の葉が秋らしさを漂わせていました。



田んぼの背面のみどりは、里山らしい雑木、
暮らしに役立つみどりがありました。
みどりに生かされている暮らしが当たり前だったのですね。


園路も散策が楽しめるデザインになっていました。
こうしたカーブな先に何があるのか、ワクワクしますね。


里山の園路を抜けると、大きなみどりの壁が
ありました。「希望の壁」です。


建築家の安藤忠雄さんがデザイン、プロデュースしたみどりの建築です。

建物、お店でもない、只のみどりの壁ですが、
3階建てに匹敵する高さ、見上る存在感は凄いです…


ここは高層ビルが立ち並ぶ都会のど真ん中で
宇治近郊の田園、里山の風景をゆったりと味わえる
貴重なみどりです。

また、他では体験できない、みどりを新しく創る建築も
目の前で堪能できます。是非、大阪に立ち寄る際は
訪問してみてください。




【心地よいみどりの方程式】

◾️駅前、近郊がみどり豊かな街はブランド力が増す。
大阪駅前の空き地がみどり豊かな空間となると、
イメージが大きく変わる!とても楽しみ!

◾️都会の中で、里山の景色を新しく創る試みが多い。
ココロを癒す効果が大きいから…すると地域のお宝である。
壊されている近郊の本物の里山景色を大切にしてほしい。

◾️希望の壁は、みどりを街ナカに新しく創る、装置であり、
新しい建築である。都会の街路樹の代わりとして採用されても良い
かもしれない。